キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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「レッドクリフ」 キャストの素晴らしさ

2008年11月10日 | 映画
「レッドクリフ」はキャストが素晴らしい。
以下はwikiの「レッドクリフ」の項目から拝借。
Part1では、周瑜:梁朝偉(トニー・レオン)が主役のような扱いでした。

【呉】
孫権:張震(チャン・チェン)
周瑜:梁朝偉(トニー・レオン)
魯粛:侯勇(ホウ・ヨン)
黄蓋:張山(チャン・シャン)
甘興(甘寧をモデルにした架空の人物):中村獅童
孫尚香:趙薇(ヴィッキー・チャオ)
小喬:林志玲(リン・チーリン)
孫叔才(架空の人物):佟大為(トン・ダーウェイ)
老漁夫:馬精武(マー・チンウー)

【蜀】
劉備:尤勇(ヨウ・ヨン)
張飛:臧金生(ザン・ジンシェン)
関羽:巴森扎布(バーサンジャブ、別名・巴森 = バー・セン)
諸葛亮(孔明):金城武
趙雲:胡軍(フー・ジュン)
糜夫人:何音(フー・イン)

【魏】
曹操:張豊毅(チャン・フォンイー)
孔融:王慶祥(ワン・チンシアン)
華陀:謝鋼(シェ・ガン)
夏侯雋(夏侯淵をモデルにした架空の人物):胡暁光(フー・シャオグワン)
驪姫(架空の人物):宋佳(ソン・ジア)

【その他】
献帝:王寧(ワン・ニン)




物語の要、蜀チーム(笑)は本当にイメージ通り。
特に白馬にまたがりダイナミックな殺陣を披露する、趙雲:胡軍(フー・ジュン) がカッコよかったです!

ほかに印象的だったのは、まこと「傾城(けいせい)の美女」と呼ぶにふさわしい、小喬:林志玲(リン・チーリン)の美しさ。

甘興(甘寧をモデルにした架空の人物):中村獅童もバッチリはまってて、同じ日本人として誇らしく感じました。

「レッドクリフ」 Part Ⅰ

2008年11月10日 | 映画
「レッドクリフ」 オフィシャルサイト
音量注意!


素晴らしかった!
劇場で観てよかった。
体調がイマイチだったから合戦ものは厳しいかと思ったけど、あまりの面白さに観終わったら気分も良くなった(笑)。

「男たちの挽歌」以来のジョン・ウー・ファンとしてみれば、あの「三国志」の赤壁の戦いをジョン・ウーが映画化と聞けば、そりゃぁ、観ずにはいられまいて。

どこから褒めたらいいのか・・・。
総論やキャストやアクションの魅力は後ほど詳しく述べるとして、特筆すべきは美術・衣装デザイン:ティム・イップの素晴らしさ。
古典的でありながら非常にモダン。
モダンでありながら古典的。
個人的にワダエミよりも好きかも。
(最高の褒め言葉)

この映画を一つの動く芸術品としているのは彼の功績によるところが大きい。
あの水墨画の中の人物のような、流れるような細身のラインの着物ばかりでなく、女性の付ける耳飾であったり、男性が刀を腰からつるす緒(お)であったり。
鎧兜や、盾、槍、刀などの武具、幟(のぼり)、諸葛孔明が一種の軍配として持っている羽の扇にいたるまで・・・。
それはもう、透徹された美意識の塊。

まさか三国志の映画を観て、真っ先に美術を褒めることになろうとは思わなかった。
それくらい素晴らしい。

ベルトルッチの「ラスト・エンペラー」にだって、一歩も引けをとらない、と思う。