キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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小選挙区比例連立制

2005年09月30日 | ニュース
今朝の「スーパーモーニング」で、小泉がもともと小選挙区比例連立制に反対だったことを、さも鬼の首でも取ったみたいに放送していました。

確かに、小泉は小選挙区制に最後まで反対で守旧派と呼ばれましたよ。
それが何か?

出来てしまった制度を逆手にとって自分の利とするあたり、すごいなぁと私なんかは思ってしまいますがね。

テレ朝には小選挙区制について詳しい方が居られないようなので、不肖、この偏屈めが取って置きの裏話をお教えいたしましょう。

小選挙区制をゴリ押しで推し進めたのは、小沢一郎と羽田孜です。

小沢と羽田の属する民主党が小選挙区比例連立制ゆえに惨敗を喫し、最後まで反対だった小泉がその小選挙区比例連立制で未曾有の大勝利を遂げる。

神もなかなか粋な計らいをするじゃありませんか?

生協の白石さん

2005年09月30日 | ニュース
先日、「特ダネ!」で観た生協の白石さんの話。

白石さんは東京農工大の生協の職員なんだが、お客さんの要望カードに書かれた白石さんの返信が非常に知的でウイットに富んだものなのだ。
そしてまた、字が超キレイ!

こんな素敵な人と、会話を楽しめる農工大の学生は幸せ者だ。
ただ白石さんへの質問がちょっと幼稚すぎ。

ところで白石さんてディープ・パープルのファンなんだね。
謎の多い白石さんだけど、好きなアーティストの話は何より雄弁にその人を物語る気がする。

狂気こそが・・・

2005年09月28日 | 
孔子は最も狂者を愛した人である。「狂者は進みて取る」ものであり、「直」なるものである。邪悪なるものと闘うためには、一種の異常さを必要とするので、狂気こそが変革の原動力でありうる。 白川静 「孔子伝」

小泉の郵政解散はまさにこれに当てはまると思う。
正直、小泉は嫌いだった。
2001年の衆院選のときはむしろ苦々しく思っていたくらいだ。
その後も、彼の言うところの構造改革はさっぱり進歩しているようには見えなかった。

初めて小泉支持に回ったのは、彼が解散権を行使したときである。
「気違い沙汰だ!」
と思ったが、同時にこいつは本気でやる気だと言うことが解った。

民主党もこれくらいの改革に対するやる気を見せて欲しいものだ。

生の芸術 アール・ブリュット展

2005年09月27日 | アート
ギュスターヴ・モロー展より先に見たい展覧会を発見。
生の芸術 アール・ブリュット展
なんとか会期中に行けるといいんだけど・・・。

それにしても以前行った時に思ったのだが「HOUSE OF SHISEIDO」は観に来てる人が物凄くお洒落だ。
明らかにモデル風の美女とか、明らかにモデル上がりのカメラマンの青年とか。

やはり場所柄(銀座)か?
それとも観に行ったのがマン・レイ展だったから?
上野にジャン=ポール・ゴルチェ展を観に行ったときも、お洒落な人で一杯だったが・・・。

予習せねば・・・

2005年09月26日 | 雑感
来月、親戚のマイコーが来日。
彼はアメリカ人のくせに忠臣蔵オタク。
下手な日本人より赤穂浪士について詳しそうだ。
日本での案内役を仰せつかったので、ビデオを観て予習せねば。

しかしフランス語なんかやってないで、もっと英語のブラッシュ・アップをすべきじゃないのか>自分。

つれあいが映画の字幕が嫌いなので、自宅で観るビデオ、DVDは基本的に9割以上が吹き替え。
せめてこれからは全部字幕の方で観させて欲しい、とお願いする。

「24」シーズンⅣは久々に字幕で観た。
「プリービャスリー・オン・トェニーフォー」(前回までの「24」)とキーファーが喋るのを久しぶりに聞く。
いい声してるよね、キーファー。
ところで「長官」て英語では「secretary」になるんだね。なるほど。
知らないと、「秘書官」と誤訳しそうだ。

こないだ小泉が国連で英語でスピーチしてたのによると、
「(国連)常任理事国」は「permanent member」
これもなるほど~と感心する。

「チャーリーとチョコレート工場」

2005年09月26日 | 映画
サンキュー、ティム。
完璧だ。
これ以上のものはきっと望めない。

Everything's eventual !!
何もかもが究極的!!

この先何人の人がロアルド・ダールの原作を映画化しようとも、これ以上のものはきっと作れないよ。

大体あの5人の子役たち、本の挿絵にそっくりだ。
ジョーじいちゃんや、チャーリーのお父さんも。
よく見つけ出したね。

この映画は原作の細かいところまでほんとに忠実に再現していて感動した。
あのリスたち、それからあのエレベーター。

原作以上だったものもある。
それはウンパ・ルンパ(笑)。
本ではもっとプリミティブなイメージだったけど、映画のサイバーな感じのウンパ・ルンパも最高だね。
ダニー・エルフマンの音楽もすごく良かった。

そしてあの夢のような色彩。
雪の降る陰鬱な街中と、ウォンカの工場内の極彩色の風景とのあの対比!

たくさんの映画や音楽のパロディー。
ダハッ!と声を出して笑ってしまうシーンが色々あったよ。

そして何よりも原作以上に深みを持たせたウォンカのトラウマとその克服の物語。

最初はジョニー・デップじゃウォンカさんにしては若すぎるし、二枚目すぎるって心配してたけど、そんな心配は杞憂だった。

子供の頃「チョコレート工場の秘密」が大好きだった人にこそ
観てもらいたい一級の娯楽作品。


ああ、それにしてもミスタ・ダール、日本はチャーリー以外の4人みたいなスポイルされた子供で一杯です。
どうしたらいいんでしょうか?

「チャーリーとチョコレート工場」公式HP

*おまけ*
ヴァイオレットのお母さんがあややのモノマネをする前健に見えた人、手ぇ挙げて~!

備忘録

2005年09月25日 | 雑感
【最近観た映画】
「帝都物語」
 つれあいのリクエスト。
 私は劇場で観てるんだけど、久しぶりに。
 やはり面白い。何から何までツボ。
 泉鏡花が良い。
 

【最近観たドラマ】
 「24」シーズンⅣ 5巻
 もう出てこないのかと思ってたあのひとが登場!
 喰われちゃってるぞ、ジャックってば(笑)。

【最近読んだ漫画】
 サル通のヲサルさんも彼女に勧められてハマったという
 「NANA」1~13巻
 
 東京の一人暮らしはこんな甘かねぇぞ!等と突っ込みながらも全巻読んでるし(笑)。
 私が好きなキャラはヤス。
 他のキャラにはあんま感情移入できん。
 あと上原美里(偽名)、ちょっと可愛いかも(笑)。

 ところで、「偏屈王日記」の読者様にヴィヴィアン・ウェストウッド好きの女子(男子でもいいけどw)っていますか?
 いや、ちょっと気になったもんで(笑)。
 高ぇよな、ヴィヴィアン(笑)。
 あと、歩き難そうだよね、あの木靴(笑)。

ファッションとスペインの文化

2005年09月23日 | アート
埼玉県立近代美術館で「300%スパニッシュ・デザイン」「ファッションとスペインの文化」を観てきました。
いずれの展覧会も「愛・地球博」のスペイン・パビリオンが企画したもの。
800円にしては見応えありました。


感想を取り急ぎ。

1.ジョアン・ミロとピカソはやはり凄い

2.ジョン・ガリアーノとジャン=ポール・ゴルチェもやはり凄い

3.そしてなんといってもダリは凄い ・・・・・・以上。

詳しい感想はまた後で。

愚劣な民放テレビ局

2005年09月22日 | ニュース
もうさ、いい加減、杉村タイゾー君(26)の追っかけはやめようよ(笑)。

やれタイゾーのことを、軽薄だの頭が悪いだの言ってるけど、そのタイゾーをずーっと追っかけ回してるあんたらテレビ屋は、タイゾー以下ですから、残念!

タイゾーはあんたらテレビ屋に、自民党が差し向けた刺客だってことに早く気付や!
(え、そうなの?)

もっと他に報道することないのかね?
例えば「元気、やる気、イワキ!」の人とか。
(おっと、こちらもどうでもいいかw)

なんか、尼崎列車脱線事故で、「職員のボーリング大会」を執拗に報道してたの思い出すよなぁ。

自民党が今回の衆院選で圧勝したのは、「小泉劇場に踊らされた若年層」(暗にバカと言ってる)が投票したせいだと、偉そうに解説してるテレビ屋さん達ですが、

ちげ~(違う)よ、ばーーーか!

郵政解散という思い切ったカードを切った小泉の胆力、及びその後の所信表明演説を見て、この人ならマジで改革をやれそうだ、って国民は思っただけじゃん。

プラス、民主党の首尾一貫のなさっぷりね(笑)。
郵政民営化反対といったり、いや実は賛成だと言ってみたり・・・(苦笑)。

大体さ~、「日本をあきらめない」なんてショッカーみたいなキャッチ・フレーズには驚いたよ。
「大事なことは他にある」っていうフレーズも候補に上がってたらしいのに、なんでこっちが選ばれたのか・・・。
はっきりいって「そうはイカンザキ!」より酷い。

小泉政治のことをシングル・イシュー(一つの政策)だと批難してたけど、民主党はシングル・イシューすらなかったじゃん。
「政権交代」って政策を実現する為の「手段」でしょ?
「政策」ではなくて。

刺客作戦だの何だの騒いでたのはあんたらテレビ屋だけだって。
やれ片山さつきがスニーカー三足買ったとか、ホリエモンが尾道ラーメン食べたとか、どうでもいいことばっか放映しやがって。
あー、くだんない。

歳月すら追い越せない「メトロポリス」

2005年09月21日 | 映画
ダーリンさんちでフリッツ・ラングの「メトロポリス」(1926)の話をしてたから、私も便乗してしまおう。

私が観たのは、ジョルジオ・モロダーがロック風のサントラを被せ、着色して90分に編集した1984年公開の映画。

これF・ラング・ファンにはエラく不評なんだよね(笑)。
芸術への冒涜だといって。

でもとても面白いと思ったけどな。
F・ラングの映像はそんな簡単に「冒涜」されるようなヤワなもんじゃないよ。
もっとずっと懐が深い。
ヒトラーも感激したという、素晴らしい完成度の高さ。


21世紀の今観ても全然古くない。
いや、むしろ圧倒される。


スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」と一緒で、
歳月すらこの作品を追い越すことは出来ない。


ジョルジオ・モロダーのサントラは不評で、当時ワースト音楽賞を貰ったらしいけど、私は大好き。
多分ただ単にロックっていうのが気に入らなかったんだと思うけどさ。
めちゃカッコイイじゃん。
昔、エンドレス・リピートで聴いたよ。


そして今この文章を打ちながら、「メトロポリス」のサントラを掛けてるんだけど、相変わらずカッコイイ。
あんまり何度も聴いたからダビングしたテープが伸びてしまってるけど(笑)。
1曲目はフレディー・マーキュリーの「LOVE KILLS」(愛は命取り)
ジョルジオ・モロダーの作曲した「MACHIENS」もすごくクールだ。

「僕は結婚しない」石原慎太郎

2005年09月21日 | 
「僕は結婚しない」 石原慎太郎 文藝春秋社

へぇ~、びっくりしたな。
石原の小説を読むのは初めてなんだけど、こんな瑞々しい小説を書くなんてね、思ってもみなかったな。
2001年9月に発行だから、書いてるのはお年よりな訳だけど、ちっともそんな感じはしないや。
60年代の青春小説、例えば「ライ麦畑の捕まえ役」とか「赤頭巾ちゃん気をつけて」とか、あんな感じがする。

35歳の建築設計技師の男性が、いろんな女性と関係を持ちながら、結婚について考えるというオハナシ。

タイトルが「僕は結婚しない」なのに注目して欲しい。
「結婚できない」ではなく「結婚しない」

まあ、独りってのも気楽でいいんじゃないか?
私も一生結婚しないと思ってたくらいだし。


サルでもわかる郵政

2005年09月20日 | ニュース
なんちゅーか、「郵政はあんまり私たちには関係ないわけですし」などと、街頭インタビューに答えてる主婦を見ると深い深い絶望に駆られるわけだが、とりあえず何故郵政民営化が改革の本丸なのか、できるだけ解りやすく(←久米宏風に読んでね)。


1)郵政三事業の民営化←今ココ

2)財政投融資の見直し
  (つまりもう好き勝手な融資は出来ない)

3)特殊法人、公庫、公団を整理統廃合
  (当然天下りも排除)

4)全省庁の再編

5)多すぎる公務員・官僚・天下りは一掃
  税金の歳出が大いに削減される


んでもって、勿論郵政の後は、道路特定財源の見直し、年金福祉事業団の解体を小泉は目論んでいる訳だす。

あのね、郵政民営化を有言実行で首相になって4年でやり遂げるなんて、もうイッツ・ア・ミラクルなんすよ。

<付記>
私は勿論、個々の公務員の方を批難するものではありません。
優秀で激務に耐えている公務員の方も知っていますしね。
ただ今の日本は余りにも公務員の数が多すぎるのです。
これはシステムの問題です。

*私信*
ジャッジさんお元気ですか?

「ギター男」キター!劇団ひとり主演“番外編”制作決定!

2005年09月20日 | ドラマ
「ギター男」キター!劇団ひとり主演“番外編”制作決定! (サンケイスポーツ) - goo ニュース

すごい存在感だったもんね、松永氏(笑)。
「電車男」本編では、エルメスの先輩、裕子さんと恋の成就も叶いそうな予感。

「ギター男」にはAA職人やぬくみー(温水洋一)も出るのか・・・楽しみ!

備忘録

2005年09月20日 | 雑感
◆最近観た映画
「セルラー」
 凄くよく出来てる。劇場で観てもよかった。

◆最近観たドラマ
「24」シーズン4 4巻

◆最近読んだ本
「正義と嫉妬の経済学」竹内靖夫