キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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商売と芸術は違う

2005年02月25日 | ニュース
セレクト・ショップってありますよね。
「SHIPS」とか「ユナイテッド・アローズ」とか。
そういうとこの服がどんなにお洒落でも、そこのバイヤーとカール・ラガーフェルドやJ・P・ゴルチェやヨージ・ヤマモトを同列に語れませんよね。
だって文字通り「セレクト」しただけなんだから。

「カフェ・アプレミディ」ってオムニバス盤のシリーズがありますよね。
選者の橋本徹って、たしかに音楽には詳しいと思いますよ。
古いJAZZやらボサノバやらフレンチ・ポップスやらよく知ってる。
だけど、たとえばピチカート・ファイヴの小西康陽と同列には語れませんよね。
だって「セレクト」しただけなんだから。

まあ、何を言いたいかっていうとですね、ものを創り出すってことは簡単なことじゃないってことです。

ホリエモンがやたら、TVとネットの融合とか言ってますが、大事なのはハードじゃなくてソフトでしょ?
小はドリーム・キャストから大はタイム・ワーナーまで、ハードだけ先行して、ソフトが充実してないと結局は失敗するんじゃねーの?

ホリエモンは金を出すだけでクリエイターじゃないから、っていう人がいるかもしれないけど、ホリエモンにSHIPSのバイヤーや橋本徹程度の選別眼があるかもはっきりいって疑わしいです。

自分のブログでもどこのレストランで飯を喰ったとか、どのTV番組に出たとか、ジル・サンダーでジャケット買ったとかそんな話ばっかり。
なんか底が浅そうっていうか・・・。
どんな映画や本や音楽が好きなのかさっぱり判らず。

それで急に、「株主だから番組制作一緒にやろうよ」って言われても、現場は嫌だと思う。
ビートたけしも「堀江にダメ出しなんかされたらたまらねえっつーの」って東スポで言ってました。

もちろん、彼がインターネットというものにいち早く目を付けた先見性は高く評価します。
株やM&Aの知識だってきっと凄いんでしょうね、あの若さでここまで登りつめたんだから。

だけどプリンスもいってる通り、「商売と芸術は違う」と思う。

※追加※
現在TVがホリエモンの公開吊るし上げみたいになっちゃってるのはどうなのかな?とは思います。

セレクト・ショップでオリジナル・ブランドを立ち上げたり、ダブル・ネームで商品作ったりするのは私も知ってるけど、それを文章に入れると話がややこしくなるので省いてます。念のため。

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補足です。
なんか舌ッ足らずな文章だったんで。

えーと、ホリエモンもね、ただ「セレクト」してるだけなんですよ。
ビル・ゲイツや東大の坂村教授(OS「トロン」の開発者)とは明らかに違いますよね。
なんかを創り出したわけじゃない。
アメリカにすでにあったインターネットというシステムに目を付けた。
で、HP作成の会社を作った。
ただそれだけ。
まあ、それだって大変なことですけども。

ホリエモンが言うようにフジを支配してそんなに面白いことが出来るんなら、ライブドアのコンテンツが今の時点でもっと面白くなきゃ嘘だと思うんだけど。
現実はといえば、ライブドアのトップページなんかヤフーの丸パクリ。

ヤフーはヤフオクやジオシティーズやフリーメール、楽天だったら楽天フリマにネット・ショッピングってウリがあるわけだけど、ライブドアのウリって何?
アダルト系のブログ?

それで、「既存のメディアを殺す」とか、「ニッポン放送は何もしてこなかった」とか「おいおい、何様やねん!兄ちゃん」って感じなんだよなぁ。

大体「テレビとネットの融合によってシナジー効果がうんたらかんたら・・・」なんていっても、ワードとエクセルの区別も付かないようなおっさんなら騙せるかもしれないけど、そんなもん、何も変わりませんよ。
せいぜい、「小泉政権YESかNOか」といったアンケートをリアルタイムで送ってTVディベートやるとか、過去のドラマをネット配信するとか、まあ、そんなもんでしょ?
具体的に何をやりたいのか見えてこない。

どう考えたって今現在の時点でライブドアよりフジTVの方が世間に対して影響力があるし、「価値の定まったもんを金にモノを言わせて買う」って思い切り成金のやり口じゃん、それ。

あとね、私、以前からやたら「コンピューター業界マンセー」みたいな考えって胡散臭いなーと思ってるんですよ。
またそのことについて書くと長くなるから(笑)、本を1冊紹介します。

「IT革命?そんなものはない」柳沢賢一郎、東谷暁
 洋泉社 新書y
5年前に買ったんだけど、私の言いたいことがもうすべて書いてある(笑)。

コンピューターなんてあくまで道具なんで、それで過剰に何かがどうにかなるって考えはちゃんちゃらおかしいと思うけどな。

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クリンゴン星と北朝鮮

2005年02月24日 | 雑感
火曜の夜、ケーブルTV で「スタートレック」の新シリーズを観た。
今までの人生で観たスタートレックで一番面白い回だったよ。
というのも、クリンゴン星人を大フィーチャーしてたからなんだけどさ。

それにしてもクリンゴン星人て北朝鮮にそっくりだな。

<クリンゴン星人の特徴>

1.他人の話は聞かない
 (話し合いには応じない)

2.クリンゴン艦の射程圏内に入ったらいきなり砲撃
 (予告無し)

3.好きな言葉は「皆殺し」

4.でも権威には弱い

1.は、拉致被害者返せっていっても言う事聞かないし、

2.は、いきなりテポドンとかノドン撃ってくるし、

3.は、すーぐ核攻撃も辞さないって言ってくるし、

4、でも権威(アメリカ)は怖いみたいだし・・・・・・

しかもとんでもない奴だけど、付き合っていかなきゃしょうがないとこも、なんだかエンタープライズ号(日本)とクリンゴン艦(北朝鮮)の関係に似てるよな(苦笑)。

※どうでもいいオマケ※

バルカン星人の副艦長トゥポルを演じてる女優が物凄い美人だ。
ブラックだかラティーナだかわからないが、浅黒い肌に間の離れた大きな目をしたクールで知的な美人で、凄く印象的。

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殿下に脱帽

2005年02月23日 | 音楽
ブックオフに古本を売りました。
文庫本を十冊あまり。
360円の収入。

その金でプリンスの「Rave 2000」(2000年カウントダウン・ライヴ)のDVDを借りました。
やっぱ、マイケル・ジャクソンの次はプリンスかなって(笑)。
まあ、いろいろ書きたいことはありますが・・・

殿下ってば、シンセも滅茶苦茶上手いんですね!

偏屈、ぶったまげました!

ショルダーストラップで肩から下げたシンセをあんなトリッキーに弾く人初めて見ましたよ。

ちなみに殿下の場合、ギターもベースも滅茶苦茶上手いんですけどね(溜息)。
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死ぬ前に観たい映画 「フォレスト・ガンプ 一期一会」

2005年02月21日 | 映画
死刑囚って死ぬ前に何でも好きなものが食べられるんだって。
寿司でもカツ丼でもカレーでも。

もし、死ぬ前に好きな映画が観れるとしたら「フォレスト・ガンプ」を観たいな。

「一番好きな映画は?」と訊かれても、答えられない。
だって好きな映画はいっぱいあるし。
でもね、「死ぬ前に観たい映画は」?って訊かれたら、絶対に「フォレスト・ガンプ」だ。

TVで「フォレスト・ガンプ」をやってて、やはりまた全部観てしまった。
ババやダン中尉が出てくるだけで、旧い友達に会ったみたいに、涙が出てくる。
まだ全然哀しいシーンなんかじゃないのに。

本当に宝石のように完璧で美しい映画。
生きることの滑稽さと哀しさと。
出会いの不思議さと。

素晴らしい台詞の数々。
「人生はチョコレートの箱よ。食べてみるまではわからない」
「僕は利口じゃないけど、愛が何かは知ってるよ」
「あんまりにも綺麗な夕焼けで、何処までが天国で何処からこの地上が始まるのかわからなかった」

この映画を観ると、生きることも死ぬこともそれほど恐れることはない気がする。
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洗練の極みのホラー「アザーズ」

2005年02月21日 | 映画
「アザーズ」を観た頃はまだウェブ上で日記を付けてなかったから、改めて感想を書いておこうっと。
(日曜日にTVでやってたんだよね)

「アザーズ」は本当に洗練の極みのようなホラー。
だって血を一滴も流さずに、これほど観客を震え上がらせるんだからね。
デカい音で脅かすのも無し。
ナイフも斧もチェーンソー(笑)も無し。
雰囲気抜群の美術と丹念な演出と、素晴らしい脚本の力だけで、心底怖い映像を作り出している。

あのさ、突然だけどポーノグラフィーとホラーはね、出しちゃ駄目なんだ。
いかに肝心なモノを出さずに、観客を焦らして焦らして焦らしまくるかの勝負なんだよね。
このことをよく分かってない監督とか脚本家が多すぎる。
あの宇宙を舞台にした超エクセレントなホラー映画「エイリアン」だって、ちらっ・・・て視界の隅を何かが横切るのが怖いんだよね。
「リング」もそう。
なんか視界の隅に白いワンピースを着て髪の長い少女が立ってるのが怖いんだ。

勿論最後の「シックス・センス」もびっくりの大どんでん返しも凄いよ。
だけど、この映画の本当に凄いのは、「何かが出そうな気配」をフィルムの上に確かに現出させてるとこなんだよね。

そして特筆したいのが美術の素晴らしさ。
あの美しい古い洋館。
あの流れるように包み込む霧。

女優の美しさ。
ニコール・キッドマンてほんとにオートマタ(自動人形)みたいに綺麗だ。
あんまりにも綺麗で非現実的な感じがする。

脇役の達者さ。
あの使用人たちのたたずまい!

とにかく隅から隅まで気配りの行き届いた一級品のホラー。
このフィルムの原作のスペイン映画を観て、リメイク権を取得したトム・クルーズとニコール・キッドマン(元)夫妻は、本当にクレバーで映画を見る目がある。
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死ぬ前に観たい映画

2005年02月21日 | 映画
死刑囚って死ぬ前に何でも好きなものが食べられるんだって。
寿司でもカツ丼でもカレーでも。

もし、死ぬ前に好きな映画が観れるとしたら「フォレスト・ガンプ」を観たいな。

「一番好きな映画は?」と訊かれても、答えられない。
だって好きな映画はいっぱいあるし。
でもね、「死ぬ前に観たい映画は」?って訊かれたら、絶対に「フォレスト・ガンプ」だ。

TVで「フォレスト・ガンプ」をやってて、やはりまた全部観てしまった。
ババやダン中尉が出てくるだけで、旧い友達に会ったみたいに、涙が出てくる。
まだ全然哀しいシーンなんかじゃないのに。

本当に宝石のように完璧で美しい映画。
生きることの滑稽さと哀しさと。
出会いの不思議さと。

素晴らしい台詞の数々。
「人生はチョコレートの箱よ。食べてみるまではわからない」
「僕は利口じゃないけど、愛が何かは知ってるよ」
「あんまりにも綺麗な夕焼けで、何処までが天国で何処からこの地上が始まるのかわからなかった」

この映画を観ると、生きることも死ぬこともそれほど恐れることはない気がする。
コメント

黒澤と光琳

2005年02月18日 | アート
もしあなたが絵や写真を勉強中だったら、黒澤の映画を観ればいい。
映画の何処でも好きな場所でポーズ・ボタンを押してみよう。
あ~ら不思議。
何処でストップしても構図がビシーッと決まってる。
甘い構図の絵なんて1秒たりともない。
映画全編を通して・・・(溜息)。
神ならぬ生身の人間にどうしてこんなことが出来るのか分からないが、あえて言えば天才だからだろうね、やっぱり(溜息)。

黒澤の映像を観ると(特に「蜘蛛巣城」とかね)尾形光琳の絵を思い出す。
「紅白梅図屏風」や「風神雷神図屏風」のあのビシーッと緊迫した構図。
余白さえも緊迫感を醸し出すのに一役かっている、あの感じに。
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「隠し砦の三悪人」

2005年02月17日 | 映画
これは一月に観たんだけど、あんまりにも好きで、あんまりにも褒めるところが多すぎてレビューが書けなかった。

私が黒澤の作品で最も好きなのは「天国と地獄」だったんだけど、この作品を観た後はこの作品が一位になった。

あー、面白かった!
そうだった、黒澤の映画って芸術映画であると同時に、一級の娯楽作品であるんだよね。
ハリウッド・メイドのアクション巨編に引けを取らない面白さだと思う。
そうそう、ハリウッド・メイドといえば、太平と又八がC-3POとR2-D2のモデルなのは有名な話。

時は戦国。
山名と秋月、二国間の戦は秋月の負けに終わる。
秋月の嫡子、雪姫(上原美佐)を擁した敗軍の将、真壁六郎太(三船敏郎)は百姓の若者太平(千秋実)と又八(藤原釜足)二人を騙して道連れとし、軍用金二百貫を持って敵国の山名を通り、盟友、早川の領土への脱出を試みるが・・・。

なんといってもいいのは雪姫のキャラクター。
一見、高慢で権高(けんだか)に見えるけど、実は世の不条理に涙し、難儀を受けてるものを放っておけない熱いハートの持ち主。
まだ十六歳の小娘ながら、敵軍の将田所兵衛をして「将の将たる器」と言わしめる器量のでかさ・・・うーん、シビレました。

これは「HERO~英雄~」と一緒でノブレッス・オブリージの話です、私の好きな、ね。

今年観た一番の傑作映画になるかもしれません。

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洒落た引用句がたくさん

2005年02月15日 | 
「ほんとの自分にもどる115のヒント」
デイヴィッド・クンツ
畔上司=訳
(主婦の友社)

まあ、タイトルは思いっきりの自己啓発本なんですけど、洒落た引用句がぎっしり。
だから読みました。

いくつか挙げときます。

◆人は毎日少なくとも短い歌を一曲聴き、よい詩を一編読み、素晴らしい絵を一枚見なければならない。
そしてもし可能なら、気の利いた短い言葉を語ってみることだ。
(ゲーテ)

◆多くの人は、自分の音楽を心に秘めながら死んでいく・・・・
(オリヴァー・ウェンデル・ホームズ アメリカの作家、医師、詩人)

◆本当の失敗は一回失敗することではなく、失敗したままの状態でいることだ。
(メアリー・ピックフォード アメリカの女優)

◆何をしているかによってあなたかどうかが決まるなら、何もしていないときにはあなたではないことになる。
(ウィリアム・バイロン=イエズス会士=が引用した言葉)

◆そこにあるものを演奏しないで、そこにないものを演奏するんだ。
(マイルス・デイヴィス)

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「蜘蛛巣城」

2005年02月15日 | 映画
強い酒を飲んだときのように酩酊している。
黒澤の「蜘蛛巣城」をついに観た。

人間の業の深さよ。
鷲津の妻の浅茅が一番怖かった。
山田五十鈴の神懸りの演技に背筋が寒くなる。
エデンの園で「知恵の木の実を食べろ」とイヴを唆した蛇さながらである。
蜘蛛手の森にいた老婆よりも、浅茅の方が余程「化生(けしょう)のもの」だと感じた。

いや彼女はユング心理学で言えば鷲津のシャドウ(影)―――彼の不安や疑心暗鬼そのものなのか。

もし鷲津が浅茅の言葉に篭絡されなければ、もっと幸福な意味での予言の成就が叶ったかもしれない。

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新しいバレンタイン・ソング希望!

2005年02月09日 | 雑感
それにしてもなんでバレンタイン・ソングって国生さゆりの「バレンタインデー・キス」しかないんだ?
もういい加減飽きた・・・つーかヤなんですけど(笑)。

クリスマス・ソングは毎年毎年腐るほど新曲を作るくせに、なんでみんな新しいバレンタイン・ソングを作ろうとしないんだろう?
ミーシャやケミストリーやゴスペラーズがロマンティックに歌い上げるバレンタイン・ソングがあったらみんな買うだろうに。
松浦亜弥や大塚愛が歌うポップで可愛らしい感じの曲だってきっと売れると思う。

もう国生の歌以外だったら、ソールドアウトやオレンジレンジのラップでもいいよ、この際(笑)。
個人的にはdoubleとかクリスタル・ケイなんかのR&B系女性シンガーのバレンタイン・ソングを希望。
あ、あと以前m-floにいたLisa!

「街はバレンタインデー、一色です」とかなんとかいうニュース映像(デパートのチョコレート売り場なんかが映し出される)のときに流されるだけでも相当な印税が入ってくるんじゃないの?
今まではその印税が秋元康に払われ続けてきたんだろうな、やれやれ(笑)。
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