キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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キネオラマならぬジオラマ

2005年11月30日 | アート
うわー、これすっごく観たかった!

私、こういうジオラマ系のもの大好きなんですよね。

もっと大々的に告知してくれてたら良かったのに。
いや、してたのかもしれないけど。
昨日気付いた。
夏からずーっとやってたのに・・・。


似てる!

2005年11月30日 | 雑感
◆安田大サーカスの団長と、フジテレビのアミーゴ伊藤アナは似てる。
 ルックスばかりか声まで似てる。

◆キーラ・ナイトレイとウィノナ・ライダーは似てる。
 ラックスのシャンプーのCM観たときはウィノナかと思った。
 いつも映画雑誌でキーラの写真見てウィノナと間違える私(←学べ)。

マンション耐震強度偽装事件

2005年11月28日 | ニュース
週末、ヒューザーの小嶋社長と犬山専務(←この名前がまた…)がテレビに出たおしていた。
かえって逆効果じゃないのか?

誰もヒューザー社長のインチキ臭い弁明を聞いて、「ヒューザーも被害者か」なんて思わないと思うけど。
「私がそんなことをする男に見えますか?」
という小嶋の問いかけに
「見える!」
とテレビに向かって答えたのは私だけじゃないはずだ。

どう考えたって、木村建設やヒューザーも姉歯建築士とグルだろう。
だって耐震強度が100なきゃダメなところ、30しかないんだよ?
地震が来なくても、自重で倒壊の危険性があるってどんなマンションだよ?
日テレの「バンキシャ!」によると、柱に12本鉄骨入れなきゃなんないところ、4本しか入れてなかったんだってよ。
そんなん、どんなバカでも気付くでしょ?
「おい、やけに鉄骨少なくないか?」みたいな感じで。
これが耐震強度90とか85みたいに、絶妙に減らしてあったっていうなら別だけどさ。

イーホームズはもしかしたら、姉歯、木村建設、ヒューザーとは結託してなかったのかもしれないけど、
だったら尚のこと責任が重いと思う。

だって超テキトーな仕事してたってことでしょ?
そんなん計算ソフトに数値入れるだけなら、バイトやパートの人にも出来る仕事じゃん。
東京三菱銀行の10億円横領事件、敷島製パンの健康保険組合費横領事件もそうだけど
監査役/検査役は何してたって話だよね。

個人株主にお侘びのメール出す暇があったら、自分の判断で計算に誤りがあったことを世間に公表すればいいじゃん。
イーホームズのバカ社長も株主原理主義者か?
お詫びしなくちゃならないのは、そんな欠陥マンションに今住んでいる居住者だろうよ、まず。

個人的にはイーホームズの「うちは騙されただけ」って態度がすごくむかつきますね。
で、実際騙されてたんだから、バカじゃなかろうか、ホント。

それからマンション購入者にも責任の一端はあると思う。
他社より1000万円以上安い物件って、おかしいよ、絶対。
しかも他社より広くて内装も豪華って・・・・・・。
「ヒューザーはキッズルーム、サロンをマンションに作らない。モデルルームも建てないのが安さの秘密です」って言われてたらしいけど。

仮にひとつのマンションに40戸入居するとして
1000万円×40=4億円
だよ?
(40戸以上だったらさらに金額は増える)
どう考えても、キッズルームやなんかにそんな金かかんないでしょ。
モデルルームなんてプレハブなんだし。

安易に「公的資金導入も視野に」って言う関係者とかコメンテーターが多いけど、阪神大震災やこないだの新潟中越地震の被害者にも国から金なんか出なかったのに、なんだか不公平な気がする。

強運な男

2005年11月27日 | 雑感
自民党結党50周年の誓いの言葉を宣言したのは、なんとあの杉村太蔵議員(26)。

♪運がいいとか悪いとか 人は時々口にするけど
 そういうことって確かにあると あなたを見てて そう思う
                          byさだまさし


しっかし、強運な男だね、タイゾー君。


ティム・バートンのコープス・ブライド

2005年11月26日 | 映画
森の中で結婚式の誓いの言葉を練習していた青年ビクターが、枯れ木と間違えて死体の指に指輪を嵌めてしまったから、さぁ大変。
結婚の夢半ばで死んだコープス・ブライド(死体の花嫁)が土の中から蘇ってしまう・・・。

ティムらしいブラック・ユーモアもたっぷりだけど、やはりこの映画も「チャリチョコ」と一緒で愛の物語です。
感動的なラストには涙が流れました。
(正直、「コープス・ブライド」で泣くとは思ってなかったw)

映像もとても美しい。
特にエミリーが土の中から蘇るシーンは怖いけど美しかった。
エミリーが月光を浴びて踊る姿はセクシーとすら感じました。
(半分腐っていて骨なのに)


音楽はバートン映画にはお馴染みダニー・エルフマン。
“ホネホネ・ミュージカル”のハジケっぷりすごく楽しかったです。
「チャリチョコ」のウンパ・ルンパよりもっと悪ノリし放題(笑)。

ストップモーション・アニメもここまで来たか!とびっくりの佳作です。

※オマケ※
骨犬スクラップが可愛かった。
骨だけだけど、子犬の可愛らしさが良く出てました。

「毛があればもっと可愛いけど」byビクター

「リアル」5巻

2005年11月26日 | 漫画
「リアル」5巻を読みました。
今回は非常に重い内容です。

あんなにも強くて毅然としてたヤマが、病みやつれて人間の弱く醜い面をさらけ出すシーンでは胸苦しくなりました。
井上雄彦は、ほんと現実の神ぐらい残酷だなぁ・・・と衝撃を受けました。
普通の作家ならここまで描かずにもっと奇麗事でいったと思う。
(たとえノン・フィクションの闘病記でも、です)
でもだからこそ、清春のメールには本当に救われました。
ヤマだけじゃなく、私たち読者も。
「これだけは言っておくぞ、お前は俺のヒーローだ」
と打った後、
「今もだ」
と続けるメール文には涙が止まりませんでした。

もう一点。
正論で人を追い詰めてはいけないということを学びました。
高橋のお母さん、担任の若い女の先生、リハビリ専門病院の熱血先生、全員高橋の為を思って言った正論が、逆に高橋を追い詰めて苦しくしてしまっている。

あのタモリ似のカウンセラーの先生と、山から下りてきた陶芸家の父親が、高橋の救いとなりますように。
6巻はまた来年か・・・嗚呼。

何とかしてくれ

2005年11月26日 | 雑感
実は24日にドラマ『相棒』の感想を書いてUPしたんだけど、その記事にエロTBされちゃってTBを削除しようとしたら、記事本文も削除してしまいました(T-T)

くっそ~、エロTBめ~。
なんとかならんもんか。

記事本文をもう一度書き直す気力、あんま無しです。

山崎方代の歌

2005年11月24日 | 
谷川俊太郎が紹介していた歌人。
山梨の人で1985年没。

彼の歌を一首。

「このように怠けていても人生に最も近く詩を書いている」

この人は生涯定職に就かず、妻帯もせず、掘立小屋のようなところに住んで歌を作っていたという。

「背水の陣」 赤瀬川原平

2005年11月22日 | 
いつもながらこの人の発想には驚かされる。

例えば都市に人口が集中したり、金持ちに金が集まったり、飛行機の墜落事故は何故か続けて起きることを、赤瀬川は「皺(しわ)が寄る」と表現。
う~む。すごい。

そういえば11月号の美術手帳で赤瀬川の友人の篠原有司男の特集を組んでたんだけど、この人もめちゃ面白い人だ。
鎌倉の神奈川県立近代美術館(カマキン)でやってた個展観たかった!
本読んだときは終了したあとで残念。
鎌倉行く度に思うんだけど、カマキンはほんと展覧会のセンスがいいよね。

似てる!

2005年11月22日 | 雑感
「24」のトニー・アルメイダとサッカーのジーコ監督は似てる。

特にサッカーの試合の結果がイマイチなときインタビューを受けてるジーコと、ジャックに無理難題を言われてるときのトニーが、かぶってしょうがない(笑)。

困り顔+顔の傾き具合がそっくり(笑)。

「LOST」

2005年11月21日 | ドラマ
ABC製作のドラマ。
もう面白いの何の。
実は1話と2話は見逃しちゃって、昨日初めて3話を観たんだけど。

「24」や「ザ・ホワイトハウス」を抑えて、2005年度エミー賞の作品賞を受賞。(その他5部門でも受賞!)

無人島に墜落した飛行機。
48名の乗客が助かるが、何やらワケありの怪しい人物がたくさん。
サバイバル・ドラマであると同時にミステリの様相も呈しています。

「LOST」公式サイト
日本ではAXNが独占放送です。
観れる環境にある方は是非。

六義園へ

2005年11月20日 | 休日
六義園と書いて、「りくぎえん」と読みます。
駒込駅から徒歩6~7分の位置にある広大な日本庭園。

もうね、ほんと広いです。
想像以上。

日本の美意識の集大成。
エレガンスの極み。

大人は入場料300円。
入らない手はないです。
以前からその存在は知っていましたが、正直これほどクォリティーが高いとは(そして広大だとは)夢にも思いませんでした。

ナチュラル・メイクをした女優みたいなもんで、一見自然に見えるけど、それは「とんでもなく隅から隅まで完璧に手を入れた人工の自然」です。
渡月橋の側に生えてる一群れの薄なんて、もう絶妙ですね。
きっと六義園は日本でもトップのスーパー庭師さんが手がけてると思います。
私が今までの人生で見た全ての日本庭園の中で最も美しい。
東京近郊ではNo.1じゃないでしょうか?
ま、こんなこというと、そんなにたくさん日本庭園見てんのかよ、と突っ込まれそうですが・・・。

明後日(11/23)の夜からは紅葉のライトアップが始まるそうです。
もし東京に雪が降り積もることがあったらまた行ってみたい。
きっと絵のように美しいと思います。

いいじゃん、テリボー!

2005年11月19日 | 音楽
昨日すごく久々にMステ観ました。

で、TERIYAKI BOYZが喋ってるとこはじめて見たんですけど(歌の方はケーブル・テレビのMTVで何度か)、そこで気付いたこと。

NIGOは村上世彰に似てる。
欽ちゃん顔の人は実業の世界で成功するという宇宙の法則でもあるんでしょうか?
謎だ・・・。

雑誌「TIME」の最も成功したアジア人の特集でイチローと共にNIGOが載ったってのもすごい話です。
A BATHING APEやら何やらで儲けてるんだろうな~とは思ってましたが、そこまでとは知らなかった。

NIGOはテイ・トウワ風のマッシュルーム・カットに、いつも大きな虫っぽいグラサンを掛けてたので、素顔が判りませんでした。
(いつのNIGOだよ?もう10年以上前じゃないの?)
で、テリボーで素顔見たら、「あ、村上ファンドに似てる!」と、軽い驚きを覚えた次第です。

あ、肝心の音楽の方。
うん、すごく楽しくて好きです。
実は私、NIGOのことあんま好きじゃなかったんですけど、ILMARIやRYO-Zと友達なら、そんな悪い人じゃないのかなと思いました(笑)。
プロデューサーにダフトパンクやネプチューンズを連れて来れるってのもすごいですね。
それもやはりNIGOの力?
そういえば「Heart Breaker」って音がギヨンギヨンしてて、ダフトっぽいですね。

それから「TERIYAKI BOYZ」ってよく考えられたネーミングだな、と感心しました。
テリヤキボーイズ、略して「テリボー」って向こうの人には「terrible」って聞こえるから、それを狙ったんだと思う。
これもNIGOのアイディアだろうな~。

※テリボーの全国ツアー日程

ミザリー

2005年11月18日 | 映画
この世で一番怖いものは何か?
幽霊?ゾンビ?バンパイア?
いいえ、気の狂った人間です。
キ○ガイほど怖いものはない。
そのキ○ガイに山の中の一軒家に監禁されるとしたら・・・!?
しかも自分は交通事故で両足複雑骨折。
ベッドから動けないとしたら・・・!?

キング作品の映画化では成功した部類に入るでしょう。
「ミザリー」は本当に面白い作品です。

まず、キャスト。
これに止めを刺します。
「一体全体この役者どっから連れてきたんですか!?」
ってくらい、キャシー・ベイツにはほんとびっくりしました。
「ミザリー」は架空の物語なのに、アニー・ウィルクスは架空の人物なのに、現実世界にちゃんとアニーが存在してた驚き。
「帝都物語」の嶋田久作を見た時くらいのショックでした。
どちらも舞台出身の役者だというのが面白い。

そしてポール・シェルダン役のジェームズ・カーン。
実は原作の雰囲気とは多少異なるんですが、この人も本当に本当に上手い!
キャシー・ベイツの演技があまりにも素晴らしかったがために(なんたってオスカーも獲っちゃったしw)ちょっと霞んでしまったのは可哀想。
ちょうど、「アマデウス」でサリエリを演じたF・マーレイ・エイブラハムが素晴らしかったがために、モーツァルトを演じたトム・ハルスだって只事でない上手さなのに、霞んでしまったのに似てます。
カーンの身体の動きを極端に制限された中でのあの名演技には唸らされました。

私が特に好きなのはアニーが
「私がデンバーで証言台に立ったときも・・・」
とポロッと口を滑らせたときに
(証言台って何のだよ!?やっぱこの女おかしい!)
って顔をするシーン。
台詞はないけど、胸のうちの言葉がはっきり聞き取れます、マジで。

最後の格闘シーンは、アニーとポールの闘いであるのと同時に、キャシー・ベイツとジェームズ・カーンという二人の素晴らしい俳優の火花散る演技の闘いでもあるわけです。
空間にスパークする二人の役者魂が画面からビリビリ伝わってきました。

「ミザリー」は本当に人生そのものみたいな物語です。
怖くて残酷で不条理で。
ゲラゲラ笑っちゃうくらい滑稽で。
そして結局誰も助けてはくれない、自分で頑張るしかないんだ、という点も人生に似ているかもしれない。

マルコヴィッチの穴

2005年11月17日 | 映画
観そびれてたので今頃観ました。

う~ん、発想は面白いと思います。
でも胸は打たれない。
すごく頭のいい学生が作ったような印象。
なんていうんでしょうか、実体験に基づいてない生硬な感じ。
(まあ、実体験だったら大変ですが)

前半は面白かったです。
特に面接を受けに入った会社の社長やその専務(秘書に見える女性)と交わすトンチンカンなやり取りが最高でした。
マキシンとのやり取りも面白かったですよね。

でも後半は「ふ~ん、そうですか・・・」という感じ。
ウソっこのお話でもある種の・・・なんていうんでしょうか、説得力が欲しかった。
ハチャメチャな話であればあるほど、そういうのって大事だと思うんだけど。

劇中に出てくる人形劇のクオリティーは無意味に高かったです。
人形そのものも、パフォーマンスも。