キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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最高の贅沢

2007年10月31日 | 雑感
gooブログの上位ランキングに入ってるブログってどんなかな?と軽い興味で覗いたこちらのブログ

うわー、美味しそうだなあ。

朝御飯にこんな純日本式朝食を食べるなんて最高の贅沢だね!

ブログパーツ

2007年10月31日 | 雑感



gooブログの無料バージョンは、ブログパーツをテンプレに貼れないんですよね。
記事内には貼れるんですけども。

>OnlyOneブログパーツは貼り付けているブログが検索エンジンでどのようなキーワードで何位に表示されているのかを解析し、上位の3キーワードを表示します。

・・・とのことで、ちょっと興味が湧いたんで、貼ってみました。

乗せたのは運命そのもの 「ヒッチャー」(1985)

2007年10月29日 | 映画
「ヒッチャー」がリメイクされますね。
実は私、この映画が大好きなんですよ。

ルトガー・ハウアーの代表作として「ブレードランナー」を挙げられる方は多いでしょうが、私は同率1位でこの映画を推します。



ストーリーはというと・・・。

少年(C・トーマス・ハウエル)が荒野でヒッチハイカー(ルトガー・ハウアー)を拾って乗せます。
全くの好意から。

ところが拾った男が殺人鬼で、少年はその殺人鬼にずっと付け狙われる事になります。
命を危険にさらし、挙句に男の犯した殺人の濡れ衣まで着せられ、警察に追い掛け回される羽目になるのが、ほんの親切心から・・・というところが不条理でものすごく恐ろしいです。

何か悪いことをしたわけではない。
むしろ善良で親切な人間が、酷い目にあう。

こんな恐ろしい話って、実は世の中にゴロゴロしてるんです。
「因果応報」なんて嘘っぱちもいいところだったりしますからね。

少年が乗せたのはね、「運命そのもの」なんですよ。
ルトガー・ハウアーはこの映画で、「ブレードランナー」のレプリカント同様、
「人間の形をしていながら人間ではないもの」を演じたんです。


私はそう認識しています。


この映画を観て、なんで殺人鬼がそこまで少年を付け狙うかが説明不足だ、なんて感想を持つ方が多いみたいですが、簡単ですよ。

「愛しているから」
これは「信頼しているから」でもいいし、「感謝しているから」と言い換えてもいい。


「太陽を盗んだ男」は観ましたか?
ジュリーがルトガー・ハウアーで、菅原文太がC・トーマス・ハウエルです。

もしくは浦沢直樹の漫画「MONSTER」のヨハンがルトガー・ハウアーで、天馬賢三がC・トーマス・ハウエルです。

要するにこの殺人鬼はね、自分で自分を持て余して、殺して欲しいんですよ、「愛する人」に。

この映画のルトガー・ハウアーはものすごく歪んだ人間だから、その愛情の発露もものすごく歪(いびつ)です。

でもそれは確かに「愛情」なんです。
常人には理解不能でしょうが・・・。
私のように若干歪んだ人間には手に取るように解ります(笑)。


あー、なんかまた観たくなってきちゃったな。

「暴れん坊ママ」 第2話

2007年10月27日 | ドラマ
「暴れん坊ママ」 公式サイト

火曜夜9:00からのドラマ「暴れん坊ママ」の第2話を観ました。

それにしても、上戸彩はなんて可愛いんだろう。

ショートカットも良く似合って、このドラマ中の上戸彩は上戸彩史上最も可愛いかも。

綺麗だな、可愛いなと思う女優はいろいろいるけど、笑ったり、喋ったりする姿をひたすらずーっと見てたいなと思うのは、やはり上戸彩です。

ドラマ中で怒ってたり、落ち込んでたり、涙ぐんでたり、変顔してるときすら、可愛いな、と思う。

同性に最も好かれる男性は「ベッカム」=ウェブサイト

2007年10月25日 | ニュース
同性に最も好かれる男性は「ベッカム」=ウェブサイト

へぇーっ、そうなんだー。
まぁ、ベッカム、いい奴っぽいからなー。

このニュース中で偏屈王が一番カッコイイなと思う人は、20位の英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長

その生き様は破天荒。
その人生の軌跡は波乱万丈。

桁(けた)外れの大金持ちでなおかつ冒険家。

どんな荒唐無稽なキャラ設定なんだよ?

「トゥームレイダー」のララ・クロフトみたいな人って、実在するんですね。
(もっともこっちは女じゃなくて男だけど)
びっくりです。

単なる桁外れの大金持ちとか、単なる冒険家って人ならいっぱいいるけれども・・・こんな人、世界でもまれだと思う。
おまけにルックスだって映画俳優みたいだし。
いや、映画俳優っていうよりメタル系バンドのギタリストみたい(笑)。

それにしても神様は不公平だよなぁ・・・(溜息)。

このアンケート日本でやったら、誰が一番になるだろう?

「夜間飛行」 後記

2007年10月24日 | 雑感
10月8日の深夜に「VOL DE NUIT(ヴォル・ド・ニュイ) ―夜間飛行―」というタイトルの記事を書いてUPしたが、数時間で削除した。

阿刀田高にズバリ「夜間飛行」というタイトルの短編小説があるのだが、「内容が酷似していたらどうしよう?」とちょっとばかり不安になったからだ。

「夜間飛行」が収録されている短編集「ガラスの肖像」は、人生で2冊目に読んだ阿刀田高先生の本。

なんせ読んだのが16歳のときだから、「夜間飛行」という名の香水をモチーフにしているのは覚えているが、どんな内容かはすっかり忘れてしまっていた。

故意にではなくても、無意識のうちに似た内容の話を書いた可能性があるかも・・・と二の足を踏んだのだが、杞憂だった。
(良かった!)

・・・ということで、安心して再びUPしておく。

VOL DE NUIT(ヴォル・ド・ニュイ) ―夜間飛行―


今回久々に阿刀田先生の「夜間飛行」を読み返して、「ああ、そうだ、こんな物語だったっけ」と懐かしかった。

それにしても、先生の作品はなんてエロティックなのか。

子供には、少しばかり刺激が強かったのを思い出す。

非常にエロティックでありながら、決して下品ではなく上品なのは、やはり阿刀田タッチだな、と思う。

「悪名」

2007年10月22日 | 映画
念願叶って、ついに「悪名」を観る。

うん、こりゃ面白いや。

シリーズ化したのも肯ける。

勝新よりも、田宮二郎のモートルの貞が見たかったんだけど、ほんと魅力的でびっくりした。

田宮二郎って基本的に傲岸不遜で人を見下してるようなところがあって、それはどんなキャラを演じても消えない彼の個性かと思ってたんだけど、モートルの貞ではその感じは一切消えている。

どこからどう見ても、お人よしでイキのいいチンピラにしか見えない!

おまけに明るい。

こんなにも明るくハジケてる田宮を見たことがないので驚いた。

彼は複雑な生い立ちで、その影みたいなものがいつも感じ取れたのに。


田宮二郎恐るべし!

だってこれ、素じゃなくて演技なんだもの。

なんて演技の幅の広い人なんだろう・・・。

本当に惜しい人を亡くしたよな。

松田優作と田宮二郎は、生きてたらオスカーも狙えた人だ、と改めて思った。

新宿副都心へ

2007年10月21日 | 休日
急に思い立って、新宿副都心へ。

中央公園脇のマックで腹ごしらえしたあと(焙煎エビバーガー)、まずは中央公園散策。
ナイアガラの滝前ではフリーマーケットが開催されていた。

その後、新宿NSビルへ。
ここの29階のレストラン街の廊下からは、無料で眺めを楽しむことが出来るのだ。

17,8,9の頃は、このビルの29階から、ボーッと景色を眺めるのが好きだった。

「キレイに負ける」という美学もある

2007年10月21日 | 雑感
世の中には「キレイな負け方」というものがあります。
そんなものは、おそらく彼ら(「勝ち組」と呼ばれる人々)にとっては価値がないでしょうが、
しかし、私から見れば「手段を選ばずに勝つ」ことよりも、ずっと大きな価値があるのです。


                  桜井章一「運命を変える本物の言葉」より




また、亀田家騒動の話。

そもそも日本人てさ、「どんな汚い手を使っても勝つ」っていうのが好きな国民性じゃないと思うんだよね。
亀田長男とランダエタ戦のとき、やれホームタウン・ディシジョンがうんたらかんたらって言う輩がいたけどさ。
それってズルの一種じゃん。

本当のチャンプってのはアウェイで勝負して勝てる人のことをいうんじゃないか?

野球のイチローや松井、サッカーのシュンスケは外国でプレイして素晴らしい成果を挙げているんだし、マラソンのQちゃんだって自国じゃなく他国で開催されたオリンピックで金メダルを獲った。

「亀田スタイル」なんて、外国では通用しない嘘っぱちだ。
それが本当の実力じゃないのは、内藤と戦った亀田自身が身に沁みて解っているはずだ。

WBCにみんながあんなに熱狂したのも、単に日本チームが優勝したからってことじゃない。
韓国チームに訳の分んない絡まれ方されても、アメリカ人審判に到底納得できない判定を下されても、
こっちは正々堂々戦って優勝を手にしたってとこが大きいと思うんだけど。
あと一番大きいのは、普段は敵として別々のチームでプレイしてる選手たちが、気持ちを一つにして戦ったこと。

勝つことだけが問題なんじゃない。

そこを亀田一家は誤解してるよね、もう根本から。

人はどっちが勝つか負けるかだけが見たくて、スポーツ観戦をするわけじゃない。
単に結果が知りたいだけなら、翌日スポーツ新聞で結果をチェックすればいいって話だからね。

みんな、そこにある、なにか「心震わすホンモノ」が見たくて、スポーツを見るんだと思うけどな。

「文は人なり」―または、なべやかんがいかに漢であるか

2007年10月19日 | ニュース
文章を書くというのは本当はとても恐ろしいことだ。

知性や教養だけではなく、その人の人間性まで如実に現れるものだから・・・。

まさに「文は人なり」



今回の亀田家問題において、芸能人で一番素晴らしい意見表明をしているのはなべやかんだと思う。

亀田家問題に対する彼の発言を、遡って全て読んで頂きたい。

なべやかんだ!!

権力に臆することなく、自分の意見を堂々と述べていて、爽やかだ。

でも決して偉そうだったり、偽善的だったりはしない。

彼がどんなにボクシングを愛していて、なおかつ人に対して温かく誠実で優しい男か判る。

ボクシングを愛する気持ちから亀田家関係者を批判はしているけれど、亀田兄弟を罵倒しこき下ろすだけの他の芸能人たちとは違う。

むしろ彼らの将来まで気にかけている。


今回の世界タイトル戦で男を上げたのはもちろんチャンプ内藤だが、やかんもまた然り。

やかん、あんた漢だよ。