キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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笑いの刺客 板尾創路

2008年01月09日 | お笑い
大晦日のガキつかSPで一番笑ったのは

「板尾創路のブラックジャック」だった。

ブラックジャックの扮装をした板尾が、隣にピノコを乗せて車で走り去っていくという、ただそれだけの映像なんだがなんであんなに笑えるんだろう?

板尾が無表情なところがツボである。

「あなたになら言える秘密のこと」

2008年01月09日 | 映画
完全ネタバレです。ご注意ください。


ちゃらちゃらした恋愛物を思わせる邦題に油断していると痛い目にあうぞ!

高尾山登山かと思って、スニーカーにウィンドブレイカーで家を出たら、そのままエベレストに連れて行かれたくらいの大ショック。

大火傷を負った患者ジョセフの背負っている過去も重かったけれど、看護師ハンナの過去は重いなんて単語で語りつくせるもんじゃない。

この映画、最初から幼い子供のモノローグで始まるんだが、ラストまで観て、実は兵士に命令されてわが子を撃ち殺した母親というのはハンナ自身と知った時のショックは筆舌に尽くしがたい。

トマス・H・クックの記憶シリーズを読んだ時のような、何ともいえないやりきれなさが残る。

ここから先は神や宗教の領域、というか。

ハンナの深い傷ごと彼女を愛そうとしたジョセフには確かに心打たれる、打たれはするんだが、ハンナの過去は男の愛情くらいで癒されるような傷じゃないし、心に傷を抱えた者同士が一緒になったからといって上手く行くとも思えない。


いやジョセフは本当に彼女を愛してるのか?
自分のエゴ―親友の妻と不倫の関係になり、しかもそのことを親友に告げた―のために親友は炎に飛び込み自殺した、そのことの贖罪の為に、誰かを救いたかっただけじゃないのか?

全く、なんて話だ。

絶対完全幸福

2008年01月09日 | 音楽
午前零時にピチカート・ファイヴを聴きながら散歩していて、突然ものすごい幸福感に包まれる。
ピチカート・ファイヴはやはりすごい。
そして小西康陽はやはりすごい。