キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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華氏451

2003年08月12日 | 映画
 たまには、トリュフォーなど。 レイ・ブラッドベリ原作のSFをトリュフォーが映画化。
 読書を禁止された未来社会。 かつては、火を消すのが仕事だった消防士は、本を焼くのが仕事となっている。
 とにかく、オープニングの前衛さにびっくり。 延々、アンテナ、アンテナ、アンテナ。 そのすべてに違う色のフィルターがかかってて、カラフル。 キャストやスタッフの名を、声を出して読み上げるタイトル・ロール、生まれてはじめて観た・・・というか、たぶん最初で最後だろう。 パクる人がない限り。
 赤い消防車に黒い制服を着て、整然と乗り込む消防士はなんかキュート。 思わず真似したくなるほど。 フィギュアがあったら欲しい。
 1966年の作品だから、インテリアやモノレールなど、古いんだけど新鮮で飽きない。 トリュフォー=難解という先入観があったけど、この映画は飽きずに観られる。
 そうそう、妻とクラリス二役のジュリー・クリスティーは、マジ、マネキンみたいな美女。