言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

消え入りそうな声で

2012年02月05日 | Weblog

大きな体に似合わず消え入りそうな声で
君は「ずっと好きだったんだ」と言った

震えている肩を抱きしめてあげたいのに
「泣かなくていいよ」って言いたいのに

この四肢は微動だにすることができない

僕の声はとっくに失われてしまっていた
消え入りそうな声さえも僕には出せない