言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

bow and arrow

2018年05月26日 | Weblog

その真っすぐな心が 私を射抜いたのです
痛いくらい まぶしいくらい 鋭いくらい
射抜かれた私は 振り向くことさえできず
ただ その場に 立ち尽くしただけでした

あの日 私は築き上げてきたものを失ったのです
刺さった矢を抜こうとして 木っ端みじんに

あの日 私は目指していたものを見失ったのです
折れない弓を退かそうとして 見るも無残に