言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

果て

2018年05月03日 | Weblog

もうね 時間を過ぎるのだけをね
待つのは やめにすることにしました

涙はね 枯れることはなくってね
止まっているだけだと自覚しました

泣きやめているのは一時的なもので
ふとした拍子に思い出されては
どうしようもなく 涙は零れるのです

そういうもんです そういうもんです
決して枯れることなんてない涙なんです

忘れられないでいるなら いいんです
もうね 忘れられるわけがないんです

事実として 胸の中にある限り
どうしようもなく 涙は溢れるのです