言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

まっかだな 世界

2018年05月15日 | Weblog

今日は壊れた日でした

ありていに言えば
他人の目を気にして生きてくことに疲れて
ルームウェアのまま外出するような
そんな感じの たとえ話

鳥を狩る猟師を見て泣いた
幼いころの私は まだ
食物連鎖なんて言葉 知らなかった

いつだったか思い出して
年上の親戚たちは笑ったけれど
私は今も胸に刻んでいる

大雨に流されていった小さな命
透明なはずの水が真っ赤に染まったのは
燃えつくような夕焼けのせいじゃない

からころからころないていたのは
私じゃなくて 消えゆく鳥の声

今日は心押された日でした