言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

2011年12月17日 | Weblog

「大したことじゃないんだ」と前置きをして
あなたは苦しみの言葉を次々と吐き出した

溜めこんでいた思いは一度溢れ出すと
止め処なく次から次へと流れていって
見る見る内に私の心を侵食していった

そんなふうにあなたを苦しめるくらいなら
私は自分の思いなど易く閉じ込められたのに

しんしんと降る雪が静かに積もっていくように