難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

大学病院の難聴者対応

2007年07月20日 10時20分23秒 | 生活
070716_1511~003.jpg070716_1512~001.jpg地域の医療センター的な役割を担う大学病院に難聴の仲間が入院している。

毎日見舞いに行っている家人から様子を聞くと、体の衰弱もあり、補聴器をして聞き取るのが辛いと言う。

何時まで点滴をするのか、医者の回診は何時か、いつ褥浴をしてくれるのか分からずに不安になるだろう。

体調が悪化すれば、医者や看護師に筆談を要求する気力も萎えてくる。

結局、「我慢」をして、回復を待つしかない。

聞こえないために治療を十分に受けられない、病気と向かい合えない。

一流の大学病院でも難聴者への理解と対応はまったく不十分だ。
それは自分の人間性を否定されたように感じた家人など難聴者の見舞い客が大学病院に難聴者への理解と対応を求める手紙を出したり、難聴者とのコミュニケーション方法を書いたパネルを持ち込んで、対応の改善を訴えた。

難聴の知人はナースセンターに一番近い部屋に移り、看護師たちも伝えることを紙に書いて持ってくるようになった。


「これまで、コミュニケーションが十分に出来ずに、そのことを病院にも医師にも訴えることも、書き遺すことも出来ない人が大勢いたに違いないー」
と家人は口をつぐんでしまった


ラビット 記



新潟地震報道でNHK、長時間の字幕放送を実施

2007年07月18日 10時06分37秒 | 生活
070716_1900~002.jpg7月16日、NHKは夜7時から11時まで、異例の長時間の字幕放送を実施した。

1枚目はニュースの放送時間変更のお知らせの画面。
字幕放送を実施することは表示されていない。


新潟070716_2228~001.jpg2枚目は夜10時28分の生放送の映像と字幕放送画面。

しかし、夜まで字幕放送は実施されなかったのか。
地震直後の空からの中継画面も放送されていたが、字幕放送ほされていた。生放送中の映像なので生放送の字幕放送だ。
生放送の字幕放送を実施出来る体制ではなかったようだ。
確かに常時字幕制作体制を持つのはコストもかかろうが、ことは人命に関わることだ。


ラビット 記




政見放送は手話だけ?難聴者は?

2007年07月17日 23時17分50秒 | 権利
070716_2327~001.jpg参議院選挙の政見放送が始まっている。
政見放送は選挙管理委員会が管理し、候補者は聴覚障害者のために手話通訳を付けて放送することができる。

事前に制作したビデオを持ち込む政党ビデオは政党が字幕を入れることがある。
しかし、スタジオで収録する政見放送には字幕がない。
10年以上も前の自治省の政見放送研究会で字幕については技術上の問題で見送られたからだ。


政見要望070714_1827~0001.jpg基本的人権である参政権の保障のためには、収録から放送までの時間を確保するべきだが、選挙期間も短くなり、十分とは言えない。


全難聴は、7総務大臣宛てに、メールやファックスが使えることや街頭演説などに字幕を表示することなど、選挙時の文字による情報保障が得られるように、公職選挙法の改正を求める要望書を送った。

要望書は全難聴ホームページにも掲載してある。
http://www.zennancho.or.jp/special/culture.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000097-mai-soci

政見要望2070714_1828~0001.jpg海外から投票が出来るようになったが「情報提供」が課題だと新聞に載っていた。
何かと思ったら、海外の選挙権を持つ人に必要な選挙広報をどう海外に送るかが課題だと言う。
海外にいる邦人同様、国内の難聴者にも目を向けて欲しいものだ。

読売新聞のネットニュースに要望書のことが取り上げられた(7/24)。
http://osaka.yomiuri.co.jp/possibility/news/ps70721a.htm

ラビット 記



聴覚障害者対応ピアカウンセリングセミナー

2007年07月16日 23時31分22秒 | 生活

ヒ?アカウンセリンク?.jpg




東京都中途失聴・難聴者協会から、八王子聴覚視覚障害者サポートセンターの「ピア・カウンセリングセミナーのご案内があった。

ラビット 記
-----以下、案内です-----
★障害者・健常者を問わずどなたでも参加できます。
★手話を中心とした進行です(読み取り通訳・要約筆記あり)

このたび、障害者・健常者を問わず多くの方々に、聴覚障害者対象のピア・カウンセリングってどういうもの?ピア・カウンセリングを行ううえでどんな工夫をしているの?日常生活の中でどういかしていけば良いの?とお伝えするセミナーを企画いたしました。
ピア・カウンセリングの「ピア」とは「仲間」とか「対等な」という意味です。
障害の種別や程度に関係なく、障害のある人どうしで話を聞きあい、自己信頼を取り戻していくためのカウンセリングの方法です。

聴覚障害があると、生活や仕事のなかで、その場で情報を得て状況を知ったり、人間関係を築いていくことが難しい時があります。どのようにしたらきこえない自分の気持ちも大切にしながら生きていけるかと悩んだりすることもあるでしょう。


ヒ?アカンイラスト.jpgピア・カウンセリングについて知り、実際に体験をすることで、「自分だけではない」という安心感をまず得ることができます。そして、今まで気づかなかった自分自身の気持ちを知ったり、自分自身の力を発見することもあります。

ピア・カウンセリングに関する書籍も当日販売いたします。
お申し込みをお待ちしております。

★開催内容★
 内容(予定)
    午前:ピア・カウンセリングとは(講演)
    午後:体験
 日時 2007年8月18日(土曜日) 
         10:00~16:00
 会場 クリエイトホール10階第2学習室(八王子市)
 対象 ピア・カウンセリングに興味のある方どなたでも
 定員 30名(申し込み多数の場合抽選)
 参加費 500円(資料代)  ◎食費は含まれません
 リーダー 山本美穂子(八王子聴覚視覚障害者サポートセンター)
      木林絵里子 ・ 近内富貴絵
 主催 八王子聴覚・視覚障害者サポートセンター
 後援 自立生活センター ヒューマンケア協会
 申込〆切  2006年7月25日(水)
 問い合わせ&申込先  
 八王子聴覚・視覚障害者サポートセンター
 担当:山本(美)・森田(立)・伊藤
 〒192-0046 東京都八王子市明神町4-14-1 
 パシフィックリビュー
 TEL/FAX:042-646-4740 
 E-mail:choukakushikaku2005@yahoo.co.jp


辻堂海岸、ボードを破壊する波 波の音は聞えない難聴者

2007年07月16日 14時00分25秒 | 生活
070716_0824~001.jpg070716_0809~001.jpgかなり波が荒いようだ。
サーファーが壊れたボードを持って上がってきた。


子供の頃はもっと聞こえていたはずだが、波を見ていても波の音の記憶は思いださない。
いま聞こえたら記憶が戻るかも知れないが分からない。

横浜市立盲学校の子供が漢字の学習をしていたのを見た。点字には漢字がない。見たことのない漢字を理解するのは至難だろう。
先生は言葉の豊かさを理解させるために視覚障害者のための漢字辞典を開発して教えていた。

「道」という漢字は「首」に「シンニョウ」、「ソに一に自にシンニョウ」と子供たちは答えていた。シンニョウはテクテクと歩く意味があるという。「道」、「通」、「遠」、「近」などだ。「週」のシンニョウは巡ってくるという意味があると言う。


これは知らなかった。国語の授業で先生は教えてくれていたのかも知れないが聞こえてなければ記憶にならない。
多分うねうねという形だけで記憶していたのだろう。
漢字にオンがあることはしっていたが、その意味がついてこない。

情報保障は幼児からが大切だ。

ラビット 記



恐怖!新潟地震で柏崎原発の火災。東海村臨界事故を想起

2007年07月16日 13時27分50秒 | 生活
070716_1150~001.jpg070716_1027~001.jpg今朝の新潟長野地震は柏崎原発の近くだが、柏崎原発で火災事故が発生していると報じられた。

東海村臨界事故の際に聴覚障害者が家を出ないようにという防災無線の放送の聞こえないろう者が外出した事故を思い出してゾッとした。

民放の生放送の字幕放送もこの事故を聞いた民放の関係者が民放連字幕部会に働きかけ、生字幕放送が急速に取り組みが進んだことを聞いている。

しかもその人は、RT字幕のメンバーから依頼されて、日本テレビの24時間テレビに字幕放送をして欲しいと要望した時に対応してもらったディレクター(プロデューサーかも知れない?)だった。
やはり、要望することは大事だ。良心的なテレビ放送事業者がいるのだ。

地震報道の字幕放送は昼のNHKニュースまでつかないのかも。着いたのかしら。夜の7時のニュースでは中継録画に字幕放送が着いていたので、単純に入力者の問題だ。


ラビット 記



新潟で震度6。津波注意報発令

2007年07月16日 10時47分19秒 | 生活
070716_1027~001.jpg070716_1024~002.jpg新潟震度6発生!

災害情報メーリングリストに知らせた。

テレビの臨時ニュースは海岸を映している、NHK新潟の記者や小じや市役所など現地のインタビューを放送しているが、字幕放送はないままだ。


デジ研(デジタル放送時代の視聴覚障害者放送のあり方に関する研究会)では全日本ろうあ連盟と統一機構が緊急災害時の情報保障を強く求めたが、報告書には字幕入力、手話通訳の24時間待機体制は人材確保の点でも予算的にも取れないという放送事業者の説明をそのまま紹介して、いかに切実な課題か、統一機構が実際に年間体制を取って対応してきたことは触れられていない。


ラビット 記
………………………………
> 先ほど10:13 新潟震度6津波注意報が 出ている



辻堂海岸のビッグウェーブ 難聴者は波の形を見る。

2007年07月16日 07時52分32秒 | 生活
070716_0740~003.jpg070716_0742~001.jpg台風一過の辻堂海岸はビッグウェーブだ
沖合にはサーファーが何百人もいる
波の高さは1.5~2メートルか。人の背丈くらい。

年老いた母を連れて散歩した。海岸の風景にしきりに感心している。子供のころ、何度も母に連れられてきたが覚えていないという。
この荒れた波の音も強い風の音も聞えない。難聴者は波の形が記憶に残る。


ラビット 記



台風4号。【報告】全難聴より加盟協会へ発信

2007年07月15日 18時15分32秒 | 生活
070714_1901~001.jpg070715_0238~001.jpg全難聴では各難聴者協会に情報収集の連絡を発信したとのことだ。

ラビット 記
………………………
全難聴事務局から各地へ、

全難聴では、急遽以下の文書を加盟協会に発信致しましたので
ご報告いたします。
-----------------
加盟協会 御中
(理事 各位)
         2007年7月15日
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
事務局長 佐野 昇
台風4号に対する被災状況および安否確認等のお願い

平素より協会活動にご尽力をいただき、ありがとうございます。
7月の3連休中ですが、全難聴事務局より台風4号の件で緊急に連絡をさしあげることをお許し下さい。

すでに、報道等でご存知のとおり台風4号は7月に上陸した台風としては過去最大のもので、九州を中心とした梅雨前線の活動と併せて、全国各地で 大きな被災をもたらしています。

全難聴では全要研と合同の災害対策委員会でメーリングリストを活用して、加盟協会会員等の安否の確認や被災状況の把握などにも努めています。

今回の災害で被災者がひとりも発生しないことを切に願っておりますが、万一被災された方には謹んでお見舞いを申し上げます。

つきましては、以下の対策を取っていただき、あわせて情報提供をお願いする次第です。

1. 所属会員の被災状況および安否の確認
2. 地域の要約筆記団体の連携態勢
3. 万一被災されて避難所等へ避難されている中途失聴・難聴者への情報保障等の対策
4. 「災害伝言板」の活用も御考慮下さい
5. 緊急災害時の対応全般に関わる問題点など、意見をお願いします

(連絡先)
〒162-0066 東京都新宿区市谷台町14番5号 MSビル市ヶ谷台1F
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 事務局
電話  03-3225-5600
FAX 03-3354-0046
Eメール zennancho@zennancho.or.jp
-----------------



台風4号。JRの運行状況を難聴者は? 

2007年07月15日 10時48分44秒 | 生活
070715_1038~001.jpg070715_0237~001.jpg出勤のため、JRに乗るとモハE230-1514型の湘南電車に電光表示が付いていた。一行6字の2行表示しかない。

湘南新宿ラインの一部が遅延、または運休しているとある。
熱海~小田原間は上下線とも運行休止、青梅線も運休。外房線、内房線は安房~成田線は成田東~チョウシ間で上下とも運休。
鹿島線は一部遅延。中央線快速は西国分寺付近の点検で一部遅延。奥多摩線も上下線不通。

英語の表示もある。遅延はDelay、一部運休はPartial suspention、運休はOperation stoppedなど表現が細かい。

駅の電光表示には京葉線が台風4号の影響で止まっているとあった。

駅に近付くと掲示は到着案内に切り替わる。


難聴者にとって文字の情報はありがたい。情報が一定時間残るので、離散的に集合する人にも役にたつ。見たい人が見られる。
もちろん視覚障害者には別の配慮が必要だ。


ラビット 記




台風4号。全難聴と全要研災害情報メーリングリスト 御協力のお願い

2007年07月15日 04時29分13秒 | 生活
070715_0303~001.jpg070715_0239~001.jpg全難聴と全要研は災害情報メーリングリストで、災害情報を交換しあっている。
難聴者等は台風4号の情報はテレビから得るしかない。

テレビは台風の進路、雨量等を伝えるのみでそれすらも字幕放送もオープンキャプション(字幕スーパー、テロップ)すらない。
L字型文字情報は「ニュース」なので【事後】のことばかりだ。静岡県で1500所帯に避難警告が出されたとあるがそれが出されたことが分かるだけでどの地域にいつ出されたかは分からない。地域ごとの避難警報などは分からない。


日頃からの行政や支援者とのネットワークの形成が重要であることは言うまでもないが、難聴者は行政と連絡しようにも電話は聞こえない、ファックス番号はわからないはで支援が受けられない。

行政側が真剣に考えてもらわないとならないが、ほとんどそうした意識がない。
東京都の防災担当課に地域の災害訓練の難聴者の参加に配慮を求めたら、東京都は災害の日に大規模な訓練を行う、今年は高齢者を救援する訓練を行うという。しかし、高齢者に難聴者が多いことは想定していないと。

ラビット 記
………………………………
全難聴関東ブロック長様
事務局長様

>
> 政策フォーラムの連絡ありがとうございました。
> 災害情報メーリングリストから以下の要望が出ています。
>
> 関東ブロックの役員の携帯、ファックスに転送して、
> 1)協会は要約筆記団体との連絡が取れているかどうか
> 2)会員の安否確認、被災状況を事務所に情報提供すること
> の依頼をして下さい
> 事務所は協会は事務局でも全難聴事務所でも良いです。
> 協会の事務局は全難聴事務所にその都度ファックス、メールしてください
>
> ○○宛てなら災害情報メーリングリストに転送します
>
>
>
> > 全要研、全難聴の皆様へお願いです。
> > 先ほどより全難聴の方々より台風の情報を頂いております。
> > とても大型の台風ということは皆さんテレビ等から情報を得ていらっしゃる
> ことと存じます。
> > 聴覚障害者にとって水害は雨音が聞こえないために逃げ遅れるなどの大きな
> 被害をもたらすと言われております。
> 全要研会員の皆様、全難聴の皆様、各ブロックや支部、近隣でお互いに連絡を
> 密にして頂き、安否確認、被災状況の確認など、御協力下さい。
> > また、何らかの情報がありましたら、何でも構いませんので、このMLへお寄せ下さい。
> >
> > ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします。
> >
>



字幕放送と字幕スーパーの共存

2007年07月14日 17時50分53秒 | バリアフリー
070714_1417~001.jpg070714_1604~001.jpg最近のバラエティ番組はテロップ(オープンキャプションの字幕スーパー)が多い。
セリフがみなテロップ(字幕スーパー)になっていないが、部分的には皆字幕化してあるので聞こえない人はその部分は楽しめる。

テロップ(字幕スーパー)以外の音声は字幕放送になっているが字幕スーパーの方がかなり多い。

デジ研でテレビ事業者が字幕放送ではないが字幕放送にカウントして欲しいと言っていたのは分からないでもない。
別にカウントしておけば良いだろう。

ラビット 記



話し言葉の字幕放送

2007年07月14日 17時36分44秒 | バリアフリー
070714_1415~001.jpg070714_1415~002.jpgNHKで今日の話芸で、落語家柳家権太楼の「抜け雀」をやっていた。

テンポと間の取り方が話のポイントになる落語は、リアルタイムの字幕では面白みが出せないが録画だと字幕の表現もタイミングも調整して作成出来るので、良い字幕が出来る。


障害者放送協議会では、映像と音声に字幕や手話、解説をつけて公衆通信で再送信をすることについて著作権の制限を求めている。

公衆通信とは無線の通信を指すが携帯電話から衛星通信まで含まれる。インターネットも公衆通信を通じて行われる。

ラビット 記



聴覚障害者の自立の原点 ホームページにファックス番号を

2007年07月13日 23時45分46秒 | バリアフリー
070713_0817~001.jpg7月13日の朝日新聞の投稿欄に、「HPにファックス番号を」が投稿されている。
ことの発端は裁判員のことを知らせるホームページに問合せ先に電話番号しか載っていないために難聴の投稿者が問合せできなかったということだ。

ホームページだけではなく、区市の広報にも公的機関の印刷物にも問合せ先に電話番号があるのにファックス番号がない。
特にマスコミのファックス番号は余り公表されていない。

電話は誰でもいつでもどこからでもかけられる通信方法である。だから普遍的通信手段として掲載されている。
メールアドレスも公表されているがこれも普遍的通信手段として認知されているからだ。
ところが、ファックスだけが公表されないのは何故か。

ファックスが紙の媒体であるため、受信ファックスが文書の形を取っているので、受信したものに責任をとらなくてはならないという印象を与えるためだろう。
そうでなければメールは良くてだめという理由がない。


070713_0843~001.jpg聴覚障害者にはファックスは普遍的な通信である。今ほどメールなどか普及していない1980年代の初めに東京の聴覚障害者が電話に替わる通信手段として電電公社のミニファックスを使い始めたのがきっかけだ。

それまでさ家人に頼んで電話してもらったり、葉書を投函して連絡を待つしかなかった。時には相手先まで出かけ、戸を叩いても聞こえないので無駄足を踏んだという逸話すら聞いた。

ファックスは聞こえない人が一人でリアルタイムに通信出来るという点で画期的な手段だったのだ。
聴覚障害者中に急速に普及したのも当然だった。

ホームページにファックス番号がないというのはこうした聴覚障害者の社会的コミュニケーション手段を奪っていることに気がついていないのだ。


聴覚障害者はファックスやメールは使っていても、一方通行の通信であり、ファックスは返事があるかが分からず、携帯のメールも届いたのか、いつ届くのかも分からない。電話のように真にリアルタイムの通信手段は持ち得ていない。

電話リレーサービスは欧米で普及しているが、我が国では誰でも無料で使えるようにならないと普及しないのだろうか。コミュニケーション支援事業の対象になりうるのに。

ラビット 記



怒!駅の構内放送と車内放送を文字化せよ!難聴者は困っている 

2007年07月12日 08時42分00秒 | 生活
070712_0816~002.jpgいつもの電車に乗ろうとしたら、駅の電車の予定時刻が30分も前のままだ。

ホームに立つといつもと違う雰囲気だ。
構内放送で何かを放送している。皆は放送を耳を傾けている様子が分かる。放送を聞くと携帯を取り出したり、足早に歩いて行く人もいる。

しかし、聞こえない人はこの行動が出来ない。同じように出来ないのが困惑させる。悔しい。
日曜日の新幹線事故の時も同じだ。その新幹線小田原駅の事故の車内放送があったことがニュースサイトなどで後で分かった。

5分くらい遅れて電車か来た。車内でも車掌がやや早口で放送している。何かて耳を傾けているが分からない。電光掲示板を見ると地震が発生して遅延しているとある。

地震で運行が遅れていることが分かり、ホッとしたが、何かあるたびにおろおろしなければならないのが情けない。
車内の電光掲示板と同じように駅の構内の掲示板にも流せば良いことだ。
新幹線も同じだ。

「美しい日本」より先にやることがあるのではないか、安倍首相!

ラビット 記

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