難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聴覚障害者にとってのメディアリテラシーの意味

2008年04月01日 07時23分53秒 | 放送・通信
080331_2320~001.jpg080331_2331~001.jpg難聴者協会がこのメディア・リテラシーワークショップを行う意味を、会員にとっての価値を説明して下さい。

聞こえない人がなぜメディア・リテラシーが重要なのかということは講師にも説明してもらわなければならないと思っています。

中途失聴・難聴者は、音声情報、会話による情報入手が極端に少なく、新聞、雑誌などの文字やテレビの字幕放送のニュース等で情報を得ることがほとんどだ。その場合、普通の人ではおかしいと気付くことでも聞こえない人はおかしいと思わないかも知れない。その逆もある。
聞こえない人に取って、重要な文字情報についてもメディア/リテラシーが重要だか。・・・

同じようなことは、視覚障害者にもいえる。点字化される情報が誰かによって、意図的に選別されていたら、どうなのか。
と聞いたところ、次のような回答があった。

「放送関係でいろいろと講演などされていますが、きっとその活動の中でなにか割り切れない思いや矛盾を感じていたのではないでしょうか? 
だとしたら多くの方に参加を呼びかけて、一緒に楽しく学びあってみてください。なお当日参加されたら、一般会員と一緒になって時間を共有してください。

また今回は難聴者に必要、なのではなく、難聴者にも、必要だという前提で企画しています。安心して参加できる出会いと学習の場を提供したいからです。そして身近なものから世界を知ってほしいからです。

だから講師になぜ難聴にメディア・リテラシーが必要なのかの説明は要りません。どうしても知りたかったら、当日八木さんに質問してみてください。
彼女はとても優しく、聡明な方です。障害云々ではなくて、人間として、社会のしくみを理解してより豊かな人生を送れることを願っての企画です。

よろしくお願い致します。」

ラビット 記
NHKで福田総理大臣の記者会見の中継録画を放送していたが、字幕もテロップもない。
その直後のニュースには一部のみテロップが出た。
総理の国民に説明とお詫びをしたいと言うときに、難聴者は対象になっていない。
NHKの難聴者に対する報道責任を問いたい。

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ラビットさんへ、東京中難協のカイビガン(新ペンネーム)です。
お世話になります。カイビガンとは、タガログ語で「友だち」の意です。
海美岸でもいいですね。リンガエン湾から眺める夕日はとてもきれいです。

さて、以下のとおり、メディア・リテラシーワークショップを企画しました。
メディアによる情報伝達の仕組みや背景を理解し、同時にコミュニケーションスキルを磨き、出会いと学びを通して参加者のエンパワーメントに繋がることを
願っています。
一緒に学びませんか?友人知人の方々にもお誘いください。ブログへの掲載もお願いします。
お待ちしております。
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東京都中途失聴・難聴者協会福祉対策部主催
参加型ワークショップで学ぶ

『時事問題を自分の視点で読み解こう』

~ようこそメディアの世界へ メディア・リテラシー入門編~

私たちはテレビ、新聞、広告、インターネットなどさまざまな情報に触れ、国内や世界で起きていることを知ります。しかし、そういった情報は「事実」なの
でしょうか?
無限にある情報から選択され、編集され、加工された「作品」を読んだり、見たりしているだけではないでしょうか?何が重要な問題なのかは、実はメディア
が決定しているかも知れません。
メディアを通して情報がどのような意味を持って私たちに伝えてくるのか、その仕組みと背景を知り、メディアとの付き合い方を考えると同時にコミュニケー
ション力を養う場を設けました。
ただ単に学ぶだけではなく、出会いを大切にする参加型の学びと交流の場(ワークショップ)です。お気軽にご参加ください。

日  時 4月20日(日)13:00~16:30
           13:00開場、13:30開演
場  所 港区勤労福祉会館 第一洋室 地図は下記URLからご確認ください

       http://www.3710pic.com/mkf/web/map.html
参 加 費 協会会員:無料 / 非会員:500円
情報保障 要約筆記・手話・磁気ループ
参加申込 不要

お問合せ 特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会 福祉対策部
     〒160-0022 新宿区新宿2-13-11-1003
     電話:03-5919-2421 / FAX :03-5919-2563  


■□■ タイムテーブル ■□■
13:00~開場、受付
13:30~開演、自己紹介、クイズ
14:00~セッション1
15:00~休憩
15;15~セッション2
16:15~振り返り
16:30~後片付け
(上記はあくまでも予定です。当日多少時間が変更することがありますので、予めご了承ください)


講師プロフィール
八木亜紀子(やぎあきこ)
幾つかの国際協力NGOで働いた後、2007年より(特)開発教育協会/DEARの職員となる。「時事問題を教室へ」を目指したDEAR内のタスクチー
ム、グローバル・エクスプレスには2003年から参加。東京ボランティア・市民活動センターで専門員(相談担当)も務める。





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