難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHKニュースの訂正が誤りだったことと生字幕放送

2011年06月21日 08時52分12秒 | 放送・通信
昨日のNHKニュースで、福島原発で避難した人に対する精神的慰謝料が最初の6か月は月10万円と決まったことに対して、表やグラフも使ってそのように報道していた。
しかし、番組の最後に「月10万円ではなく、定められた期間に対して10万円でした」と訂正があった。
今朝の朝日新聞のトップには「月10万円」の大見出しが。
交通事故にあった人に対する慰謝料を参考にしたとニュースでも報道していたのに。
NHKの大ちょんぼだ。

こうした誤りをするのに、字幕放送になぜ無謬にこだわる
のか。そのために肝心の緊急放送などで字幕放送が実施されないという弊害を起こしている。

いま字幕の自動化を音声認識技術ではかろうとしているという。それは技術的完璧さを期そうとすると必ず先延ばしになる。
NHKニュースの生放送の実施されたのは技術陣の躊躇を時の海老沢会長がゴーサインを出したからだ。

民放では大がかりな音声認識技術による字幕制作システムと専門的なスタッフもいない中で生放送の字幕放送を実施している。
大震災では技術だけに頼らず、効率主義ではなく、あらゆる方策を使って対応することが求められているのではないのか。

ラビット 記

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