難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳はサイボーグ?!

2012年04月03日 19時33分43秒 | 人工内耳
人工内耳は、英語ではコクレア・インプラントなので「内耳移植」だが、どういうわけか訳語が「人工内耳」となった。しかし、「人工関節」、「人工血管」と違う響きがある。

サイボーグがロボットと違うのは感情、意志を司るのは人の脳である点としても、人工内耳をした人がサイボーグと言われるのは抵抗がある。
それは、聴覚の代替え感覚器であること、聴覚によるコミュニケーションが感情をかなり支配するという理由もある。

人工内耳は音を伝える仕組みが鼓膜から耳小骨、三半規管までの気導(振動エネルギー)から電気的刺激になっただけで、音や言葉を聞くのは脳であることには変わりはない。
なので、脳が聴能を発達させるのに「訓練」も時間もかかる。赤ん坊が言葉を獲得する過程は母親や関係者の語りかけが大きなものとものとしても「訓練」とは言わない。「発達」の自然なプロセスだからだ。
人工内耳という機器の制御、コミュニケーションの環境の整備も必要だ。人工内耳を装用した場合のコミュニケーションによる心理的精神的な対応も必要だ。

ラビット 記
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はてなブックマーク - 人工網膜/人工内耳の最新研究事例から学ぶ ...
米国の人気SFテレビドラマ「600万ドルの男」や「地上最
強の美女バイオニック・ジェミー」の主人公達のように、人体の機能を電子機器によって代替する、いわゆる“サイボーグ”技術の実用化が進んでいる。
本稿では、人工網膜と人工内耳に関する米国の最新研究 ...
http://b.hatena.ne.jp/entry/ednjapan.com/edn/articles/1203/27/news083.html

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