難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳と補聴器の併用の効果のデータ

2007年09月22日 11時19分17秒 | 人工内耳
人工内耳と補聴器の併用に関するデータが見つかった。
http://www.orlj-fukui.jp/reikai_h17.html#21

ラビット 記
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第21回日耳鼻福井県地方部会学術講演会

日時 平成18年3月18日(土)
会場 フェニックスプラザ

3.当科におけるbimodal人工内耳について
○ 山田武千代、意元義政、窪誠太、小嶋章弘、高林哲司、成田憲彦、須長寛、高橋昇、
杉本千鶴、都築秀明、藤枝重治(福井大)伊藤俊久(社保福井)、井川秀樹(笠原)、
富永八千代(富永医院)
 聴力改善を目的とする手術では術側の聴力改善が最も重要であるが反対側の聴力にも注意を払う必要がある。当科では、2003年から2005年までの間に、人工内耳埋め込み術を13名の患者様に施行した。その中で、片側人工内耳と反対側補聴器(Bimodal)を装着している成人7症例(20歳から77歳)に関して、人工内耳装着による語音明瞭度検査(70 dB 音場検査)、反対側の補聴器の場合、片側人工内耳と反対側補聴器(Bimodal)装着の条件で手術後3ヶ月以内と手術後約1年で比較検討した。人工内耳装着による語音明瞭度、片側人工内耳と反対側補聴器による語音明瞭度は、それぞれ、平均で45.4 %、54.9 %までに改善した。
 一方、反対側補聴器の裸耳聴力は97.5 dBから100.6 %と変化がなかったが、反対側補聴器による語音明瞭度は、平均13.7 %から26.0 %と有意に改善した。片側人工内耳と反対側補聴器(Bimodal)装着は、自然な音感覚が得られる。人工内耳を装着するすることにより両側の中枢を刺激することにより反対側補聴器による語音明瞭度が改善したと推測された。


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