難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者にとってのフォーラムの意義

2011年10月28日 13時17分53秒 | 障がい者制度改革
今日の集会は、障害者権利条約と障害者自立支援法違憲訴訟団と国との合意文書に基づいて、障害者自立支援法に変わる「障害者総合福祉法」の実現を目的にしています。
しかし、障害者側の総合福祉法に対する骨格提言を厚生労働省が取り込むかは大変懸念があります。
障害者基本法の改正の時も十分検討が必要、予算がないなどあれこれ言って私たちの意見をほとんど無視したのが厚生労働省だからです。

今日の大フォーラムは、難聴者、中途失聴者にとっても大きな意味があります。
一つは、手帳を持っていない難聴者にも福祉サービスが受けられるようにするものです。
制度の谷間の軽中等度の難聴者を含めるよう、現在身体障害者福祉法では70dBからになっている聴覚障害の基準を大きく変えるように求めています。
もう一つは、どの区市でも要約筆記の派遣が受けられるようにします。
地域によって大きな格差がある要約筆記者派遣制度を全国統一の制度を要望しています。
三つ目は、難聴者の読話、手話や補聴器、難聴についての知識を学び、交流を活発にします。
相談支援事業のなかに難聴者を元気にするための事業が含まれているからです。
4つ目は、情報・コミュニケーションの充実につながります。
聴覚障害者のみならず多くの障害者の情報・コミュニケーションの保障を求める情報コミュニケーション法を求める署名、Weloveパンフの運動の後の最初の集会だからです。

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