難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の介護のコミュニケーション技術習得。

2010年09月10日 00時30分34秒 | 社会福祉の学習
実は介護実技試験は再試験になってしまった。課題の介護が途中から全く頭にイメージできなかったのだ。

介護を行う際、利用者は失語症だったり、脳性麻痺だったりすると発語が難しいので、介護支援について許諾を取ったりの説明が重要になる。
利用者との信頼関係を築くためにも、日常的な声かけが重要なコミュニケーション技術の一部になる。

介護実技講習会で、講師がモデルで説明をしている。
「今12時ですがおトイレどうしましょうか。それではかけ布団を取らせていただきます。寒くはないでしょうか。右手で左の腕を持っておなかの上まで上げて下さい。右足で左足をすくい取って右の端まで移動して下さい。身体を右に向けて下さい。それから右肘を使って身体を起こして下さい。私が身体を起こします。足の位置を直して下さい。」

利用者に分かるように具体的に話している。
それを手話通訳は次のように通訳する。
「12時ですからトイレ行きますか。布団を取ります。寒さ大丈夫?右手で左手を持って下さい。右足を左足の下に入れて下さい。右に動かして下さい。右肘で起きて下さい。足を直して下さい。」

通訳としてはいつもはこれで通訳は事足りる。見て分かるからだ。
しかし、今回の現場は介護支援技術とコミュニケーション技術が同時に行われており、どういう言葉遣いをするかのコミュニケーション技術が分からないことに気づいた。

その後手話通訳に言葉遣いも分かるように通訳の表現を要望した。その後はその言葉をメモしたりしていた。

実技試験で介護の動作がイメージできなかったのはそれが記憶されていなかったからだ。
何故記憶できなかったのかを試験終了後考えてみたら、言葉の読みとりに注意するあまり動作が見えていなかったことに気づいた。
動作を見ているようで見えていなかったのだ。

再試験前に短時間説明を受け繰り返しやってみて、再試験ではパーフェクトでパスした。


ラビット 記

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