難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の見たことのない5000回のライオンキング

2007年02月02日 00時09分09秒 | バリアフリー
070201_2310~001.jpg070201_2311~001.jpg電車の吊り広告に劇団四季のライオンキングがあった。
キャッチコピーが「もう誰も止められない5000回」とある。
5000回というのは並大抵の数字ではないとはわかる。毎週1回やって10年間で500回である。年間625回演じて8年間!

しかし、5000回の中に何回聞こえない人の参加保障したのだろうか。商業演劇とは言え、聞こえない人も鑑賞したいと思っているに違いない。
何年も前に、ニューヨークのブロードウェーでキャッツを見たことがあるが台詞が分からないので見ているだけでは眠くなってしまった。

一般客に混じって聞こえない人が鑑賞するために仕組みはある。
鑑賞者が字幕が表示される眼鏡をかける方式や透明な板に字幕が映るリヤウインドウ式、航空機や国立能楽堂のように前の座席シートの背に字幕が出るディスプレイパネル、電光ニュースのように表示する方式など幾つもの方式がある。
主催者が字幕を付けると鑑賞者が増えると考えて設置をしてくれれば良い。
韓国語を表示すれば、韓国の観光客も来るかも知れない。
難聴者向けの補聴援助システムは、磁気ループや赤外線、FM式とももちろん聞こえる人には何の支障もない。

ラビット 記




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