難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聴覚障害者の労働問題学習会って?

2009年03月07日 12時30分05秒 | 就労
090226-223420.jpg朝から、聴覚障害者の就労問題を考える集まりに出ていた。

5月に開く労働問題学習会の名称を議論した。労働って固くないか、他に適当な言葉がないか、「就労」、「ワーキング」、「しごと」、「働くこと」などいろいろな言葉が出されてイメージを合わせていった。
議論の末、「聴覚障害者にとって、『働く』とは?学習会」に落ち着いた。

ろう学校が働いている聴覚障害者の実態や支援の実際を知りたいということもあり、内容をどうするか、様々な意見が交換された。

聴覚障害者の労働問題には、いろいろな立場の人が関わっている。ハローワークで就労支援にあたっている聴覚障害者職員、聴覚障害者対象のジョブコーチや支度訓練を計画している自立支援センター、ハローワークで仕事をしている手話通訳者、実際に企業等に働いているろう者、企業の採用担当者等に加えて、ろう学校の先生、親、生徒など幅広い。

学習会では現状や課題を話し合うが問題の整理が必要だ。討議の中で、午前中、就労前の問題、午後から就労後の問題に分けて話し合うことになりそうだ。
予算等は次回の会議になった。

障害者ジョブコーチは知的障害者がメインだが、東京しごと財団の東京聴覚障害者自立支援センターの職員二人が研修を受講して、聴覚障害者対象のジョブコーチの資格を取っている。全国でも少ない。

聴覚障害者からも企業からも「ジョブコーチ」を希望することが出来る。聴覚障害者本人が希望する場合はどういうことかというと、企業側が聞こえないのに補聴器の装用を強要された場合に企業に「コーチ」(説明)をするというようなケースだ。なるほどと思った。
案外聴覚障害者本人の希望者が多いかも知れない。もちろん、難聴者も対応する。


ラビット 記





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