難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

コンサートホールでアンプを用意してもらって人工内耳でヘッドホンで聴いた。

2014年10月07日 22時17分16秒 | 難聴一般
先日、難聴の友人に紹介されて行ったコンサートで、ホールの方にヘッドホンとアンプを用意して頂きました。左の人工内耳はそのままで右の人工内耳にコードで直接入力するのと、人工内耳の上からヘッドホンをかぶせる方法とで聞きました。

私はほぼフラットに入力される両耳の人工内耳でフルバンドの演奏を聴いたのは初めてですが、演奏を楽しんでいました。音楽は、各楽器の奏でる音、ボーカル、それにホールの残響などが混然と一体になって聞こえてきます。一つ一つの楽器の音が区別は出来ませんが、トランペット、トロンボーンなど管楽器の音、エレキギター、バイオリンなどの弦楽器の音は分かります。

無理に聞き分けられなくても一体として楽しめばいいと思っています。ボーカルも日本語でないので一つの楽器みたいに聞きました。私もある程度以上の高い音はマスキング現象もあって聞こえないですがそれはそれでそれが「原曲」と思うようにしています。フルバンドの演奏でトークショーでもないので話は聞こえなくても良いと割り切りました。

会場の音響さんが会場の他のお客様と同じように聞こえるように出力していますとおっしゃっていましたが、これは出来うる最大の対応だと思います。演奏席を見ると最後部のパーカッションやブラス部の楽器ごとにマイクがありましたし、向かって左のエレキギター、ドラム、ピアノ、ボーカルのマイクも、また右側のストリングスにはマイクがあったか見えませんでしたがたぶんあったのでしょう。客席最後部にミキサーがありましたから、そこでマイク入力を調整して、会場に出していたと思います。それを集音マイクで拾って、私たちのアンプに届けてくれたと思います。

名前を知っている曲は幾つもありましたが曲を覚えているのは少しでした。それでも、十分楽しめたと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿