難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

PHSの充電グッズと携帯電話のバリアフリー

2006年02月08日 12時24分45秒 | 機器について
060207_1457~001.jpg060208_0900~001.jpg新宿のソフマップマック館1階にipod用USB接続端子の付いたコンセントタップを発見!
もしかしてPHSの充電に使えるかもとみたらAirH"全機種対応とあり即ゲット、ちょっと高めの1730円。
購入時に付いていた充電用ケーブルをつなげばOK。ちなみにこのミニUSB端子の付いたケーブルはプレステやデジカメに広範に使われているのでいろいろな長さのが600~800円で販売されている。

なぜ、PHSを使っているかというと、妨害音がないこと、音質が良いことと、ダイレクト通信が出来ることだ。
補聴器を使っていると、携帯電話は近づけるだけでひどいノイズを発生して、使えない。工事現場なみだ。他の人が近寄ってもノイズが入ってくる。飛行機の離着陸時に使用禁止されているのも理解できる。

補聴器で聞くにしても裸耳で聞くにしても、音量をあげて音質がクリアーでないと、もともと閾値が狭い難聴者には聞こえない。
難聴者にとって、メールは電話の代わりなので、すぐにつながらないともしものときに困る。健聴者は電話して伝えられることも、難聴者はメールしかない。このメールがすぐに届かなかったり、ひどいときは半日も過ぎてから届くようでは意味がない。

難聴者にとって、携帯電話は大きな問題を抱えているのだ。
二年前のヘルシンキで開催された国際難聴者会議でも、ノキアがノイズの少ないアンテナを開発しているというトピックが報告されていた。

情報通信アクセス協議会では、通信機器等のアクセシビリティ指針の策定に続き、情報バリアフリーのJIS規格を検討し、昨年にも携帯電話、IP電話、テレビ電話等を含む通信機器のJISが制定されている。

しかし、JISはもともと工業規格なので、通信サービスはJISの対象にならない。
障害者が通信などのサービスを使うには、通信機器単独のユニバーサルデザイン化を図るだけでは不十分なことは、電話リレーサービスという電話仲介サービスを考えるとよく理解できるだろう。
電話機は、音量、音質、磁気など外部出力、ダイヤルなどの操作性が備わっただけでは、こうしたサービスが使えるとは限らない。
電話という第一種、第二種通信事業者の提供する通信サービスそのものが、聞こえない人、見えない人、電話機の操作が出来ない人にも利用できるようにしなければならない。

総務省では、障害者の情報バリアフリーに関連して、こうしたリアルタイム通信に着目したサービスについて、検討を始めている。

ラビット 記





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