難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

全社協福祉部障害福祉関係ニュース第3号(3)

2011年06月09日 20時51分54秒 | 社会福祉の学習
3.官邸「第5回実践キャリア・アップ制度専門タスクフォース」が開催される

平成23年5月18日、「第5回実践キャリア・アップ制度専門タスクフォース」が開催され、
①「介護人材WG」(主査:田中 滋 慶應義塾大学大学院 教授)をはじめとする各WGにおける論点整理、
②実践キャリア・アップ戦略基本方針(案)について
検討が行われました。

介護人材に関する論点整理の中では、介護人材に「実践キャリア・アップ戦略」を導入することについて、
①現場で実際にどういうことが「できる」か(実践的スキル)を評価することに資格制度と異なる意義があること、
②処遇改善のインセンティブの付与、上達感・達成感が高まること、キャリアパスを見せることによる若年層の参入促進等による人材の確保、OJTへの活用の点で意義があること、
③能力評価の結果について、ジョブ・カードを活用し、証明することでキャリア・アップを容易にし、介護分野への労働移動を促進する点で意義があるとしています。

また、介護人材における能力評価については、WGにおける現時点でのレベルの設定、各レベルに求められる能力等が示されました。

☆以下は、元は表になっているので崩れています。
参考URL参照のこと(ラビット)

介護人材に係るレベルについて
※ 現時点での介護人材WGの整理

レベル 【基本方針案】
プロレベル
7  「分野を代表するトップ・プロフェッショナル」
6  「プロレベルのスキル」+「特定の専門分野・業種における
    さらに高度な専門性、又は、その人の独自の方法(オリジナリティ)が
    顧客等から認知・評価される」


【求められる能力等】
○ 多様な生活障害をもつ利用者に質の高い介護を実践
○ 介護技術の指導や職種間連携のキーパーソンとなり、チームケアの質を改善

レベル 【基本方針案】
4 「一人前の仕事ができる」+「チーム内でリーダーシップを発揮」
  「必要に応じて『指示』や『指導』を行うことができる」
    【求められる能力等】
○ チーム内でのリーダーシップ
(例:サービス提供責任者、主任等)
○ 部下に対する指示・指導
○ 緊急時の対応を適切に行う
○ 本レベル以上が『アセッサー』になれる

レベル 【基本方針案】
3「指示等がなくとも、一人前の仕事ができる」
    【求められる能力等】
○ 利用者の状態像に応じた介護や多職種の連携等を行うための幅広い領域の
知識・技術を習得し、的確な介護を実践
(例:施設の主たる夜勤者、夜間の訪問介護に対応できる)

レベル 【基本方針案】
2「一定の指示があれば、ある程度の仕事ができる」
    【求められる能力等】
○ 一定の範囲で、利用者ニーズや、状況の変化を把握・判断し、それに応じた
介護を実践
○ 基本的な知識・技術を活用し、決められた手順等に従って、基本的な介護を
実践
(例:施設において「夜勤」に従事することができる)

レベル 【基本方針案】
1(エントリー)「一定期間の教育・訓練を受け、導入研修を終えた程度の
能力である」
「職業準備教育を受けた段階」
    【求められる能力等】
○ 初任者研修により、在宅・施設で働く上で必要となる基本的な知識・技術を
修得


[官邸]
第5回実践キャリア・アップ制度専門タスクフォース

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kinkyukoyou/suisinteam/TFdai5/gijisidai.html

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