難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳前の補聴器の効果

2007年09月10日 23時39分10秒 | 人工内耳
070909_1753~001.jpg左耳の補聴器の検査の結果が出た。

単音節 25%
子音 34%
単語 52%
文章 46.8%

補聴器を借りたのが8月27日だから、14日目になる。
毎日使っていたわけではないので、14日間とはならないがその割には良かったのかもしれない。

この間、意識して左耳で「聞え」を確認しようとした。

1)テレビ、それも字幕放送のある番組を見た。
何を言っているのか、確認出来るのが良いと考えて、生ニュースでないのを見ていた。
世界陸上は生で字幕放送が長時間付いていたらしいが見逃してしまったのは残念。

2)ラジオで台風情報を聞いていた。
新聞を読んでいたりテレビのニュースを繰り返し聞いていたので、ラジオの台風情報は比較的「判った」。

3)要約筆記指導者養成講座を磁気ループで聞いた。
借りた補聴器はテレコイルが内蔵されており、また指導内容は理解できるものなので、聞き取れると思ったからだ。

ループ無しで両耳で聞いていた時よりは聞こえたようだが、これまで一番聞き取りやすい人の声がループでもよく聞こえなかった。やはり左耳は補聴器では聞こえないことになる。

このまま、補聴器をするのか、人工内耳に切り替えて追求するのか、すぐには回答はだせない。
補聴器で聞くことと人工内耳で聞くことの違いをなど良く理解する必要がある。音を聴覚で感じるとうことはどういうことか、聴覚にどのように届くのか、人工内耳のリハビリテーションの方法と成果、言語とコミュニケーション、知的生産活動にどのように影響しているのかを早急に確認したい。

ろう者が冗談半分でも、人工内耳はサイボーグみたいだというのは無理解も甚だしいので止めるべきだ。自らのコミュニケーションに対する権利さえも冒涜するからだ。


ラビット 記



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