難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

地上デジタルのデータ放送って?

2008年12月16日 09時15分39秒 | 放送・通信
2008121691447.jpg081215-報道ステ223602.jpg地上デジタル放送では、「データ放送」が行われている。

リモコンの(d)のボタンを押すと画面が縮小されてその周囲に、ニュースや地域の天気予報、予想気温、番組の紹介などがL字型に表示される。
番組と独立したコンテンツと連動したコンテンツなどがある。連動したコンテンツはスポーツなどで競技の紹介、選手のプロフィール、そのゲーム、試合の見所などをデザインにも工夫を凝らしている。

ニュース系の番組では一部字幕放送をしていないが、番組のデータ放送でニュースの内容を文字で表示している。
1215日の報道ステーションのデータ放送は、番組のニュースが放送されると右側にニュースのタイトルが表示され、下にキャスターの話したニュースが文字で表示される。言わば、リアルタイムのネットニュースを見ているようだ。
キャスターとコメンテーターの掛け合いは文字にならない。キャスターが原稿に基づいて話したことが終わるとそれが文字で表示される。

これが聴覚障害者の情報保障の1種に見えるけれども、字幕放送とは違う。
見やすさ、操作性も含めて、多くの聴覚障害者がどう受け止めるか、評価が必要だろう。
放送事業者と聴覚障害を持つ視聴者との意見交換の場がもっと欲しい。


ラビット 記