NPO法人「みやぎ・せんだ い中途失聴・難聴者協会の太田透さん、裕理子さんが、「精神対話士」の資格を取ったというニュースがあった。
裕理子さんは事務局長だ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20070527ddlk04040165000c.html
「精神対話士」というのは、上記毎日新聞の記事によれば、「子供から高齢者まで悩みを抱える人の話し相手になることで心のケアを行う」人のことで、「93年に精神科医らが設立した財団法人「メンタルケア協会」(東京都)が養成・認定している。精神科医や臨床心理士のように治療は行わず、対話によって精神的な支援をするのが特徴。家族関係や病気、学校や職場のいじめなどで、孤独や心の疲れを感じている人の元へ派遣され、主に話を聴くことで相手の気持ちを和らげたり、希望を持ってもらうことを目指す」。
難聴者のエンパワメントを進めるための一つの方策になると思う。
また、セルフエスティームという観点から、難聴者、難聴児の問題を把握しようとする医師がいる。
「セルフエスティームはよりよい生き方を学ぼうとする上での基礎となる重要な自己意識であり、また生き方を学ぶ中で徐々に高められてもいく認識である」。
http://ww5.tiki.ne.jp/~yoshilin/self_es.html
これらについても、難聴者の自己確認がどういう問題を持っているか、その確立のために当事者と関係機関、支援者等の社会資源はどうあるべきかを整理して行くべきだ。
ラビット 記