健康雑誌に「難聴」問題が取りあげられていた。NHKの「きょうの健康」はテレビでも多くの視聴者が見ているので影響力が大きい。昨年3月号に難聴問題が取りあげられていた。
「ロハスメディカル」は病院においてある広報誌だ。2007年4月号では、老人性難聴を特集していた。
http://www.lohasmedia.co.jp/index.html
http://www.lohasmedia.co.jp/medical/hospital.html
これはこれで良いと思うが、両方とも難聴はどういう障害か、どういう原因で起こるか、補聴器の種類とかに多くのページが割かれていて、何とか治療したい、直したいという方には参考になるかも知れない。ともに、耳鼻科医が執筆している。
聞こえなくなってしまった人々には、どうコミュニケーションしたら良いのかが知りたいのだと思うが、これについての説明が不十分だ。「きょうの健康」の方では、静かなところでゆっくり、はっきりと話をしよう程度しかない。ロハスメディカルにはお互いに配慮をしようと思いやりの世界になってしまっている。
医者だけではなく、難聴当事者や高齢者介護にあたっている人々がどう対応しているかの具体的ノウハウが必要だ。
「耳のことで悩まないで!」(全難聴)や「難聴高齢者サポートハンドブック」(医療企画)はそうした人々が書いている。
ラビット 記