難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

会社の会議で補聴支援機器を試す(2)

2005年06月21日 22時03分00秒 | 機器について

050621_0854~001.jpg今朝の始業前の課内ミーティングで昨日のシステムを使ってみた。
今度は少し小さい応接室で8人くらいが顔を向かい合わせて、話をする。
顔が見えるので、口も読めるし、送信器も話している人の目の前におけるので、昨日よりは聞こえるかなと期待していたが、逆だった。
狭い四角い部屋なのと壁に何も置いていないので、声が木の壁に反響して、それがマイクに入るので話がくぐもって聞こえる。
これは座る位置を変えるか、指向性のマイクにしないとだめかもしれない。
午後から昨日と同じ部屋で行われた別の会議でも使ってみた。外部の業者がほとんどだが、開口一番に今日は補聴支援システムを使うのでマイクを各自の前に順に置いてくださいと言った。
私が会議や会話が聞こえていないことを皆が知っているので、この支援システムに興味を持ってくれたようだ。
無線送信器のスイッチを入れたら、ピーッ、がガーッと凄いノイズが入って、聞こえない。何度かスイッチを入れ直してみたがだめ。今日の会議は自分が司会役なので焦る。
思い付いて、右耳にデジタル補聴器をして、左に支援システムの受信機のイヤホンで聞いてみた。つまり、ワイヤレスの送信器の音は聞かずに手元の受信機の音だけ聞いて見た。思いの外、聞こえる。
不思議だ。

しかし、耳を澄ませて聴くのは本当に疲れる。今日は都合3時間、集中していたので疲れた。

やはり、補聴器と支援システムにはどうしても限界がある。

ラビット 記

この補聴支援システムは、友人が試作してくれたもので、市販されていない。場面によっては、非常に良く聞こえるので、勤務先で試している。