Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ワンフェス09夏に出店致します

2009年07月15日 | イベント参加情報
「ワンダーフェスティバル2009夏」でお待ちしております

 7月26日(日)幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2009夏」に出店致します。
 ディーラースペースの番号が確定しましたのでお知らせ致します。

 B12-07 です。

 会場となる幕張メッセの2.3.4.5.6.7.8ホールでの開催です。弊社の位置はBブロック、ホールで言うと「6ホール」の位置となります。その6ホールのほぼ中央、ど真ん中の辺りになります。
 ワンフェスの時の恒例の大きめのパネルも用意する予定ですが、会場がかなり広いので簡単には見つけられないかもしれませんが、ぜひお見逃しのないようお越し下さい。

■「キンゴジ 氷山出現バージョン」を先行発売!!
 予定通り「キンゴジ 氷山出現バージョン」を先行発売致します。
 販売個数のうち、30個だけを先行発売分として会場に持っていく予定です。
 会場に行かれる予定の方は、ぜひこの機会にお求め下さいますようお願い致します。
 この「氷山出現バージョン」をお求めいただいた皆様に、今回に限り何らかのオマケをプレゼントしようかと現在企画中です。おそらく少数になるとは思いますが、決まり次第ここでお知らせ致します。こちらもぜひお楽しみに!!

■新作造形ゴジラお披露目予定
 間に合うようでしたら、現在準備中の新作造形ソフビゴジラのサンプルを持っていく予定です。
 通販先行で9月発売を予定している商品です。可能になりましたらこのワンフェスで先行予約を受け付ける事ができるかもしれません。
 今の所まだ全てが確定しておりません。詳しくはまだお知らせできませんが、決まり次第どこよりも早くここでお知らせ致します。早ければ来週にはここでお知らせできるでしょう。予約云々もその際にお伝えする予定です。
 かなり今回も思い入れの入ったゴジラですので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

■その他
 いつも通りに他の在庫商品も全種類持っていく予定です。これらもこの機会によろしくお願いします。
 中には在庫の少なくなってきたものもいくつかあります。当日の展示ではそれらの明記もしてありますので、不明な点はお気軽にお尋ね下さいませ。
 当日まで待ちきれずに在庫数の少ないものを気にされている方は、お電話にてお問い合わせ下さい。

 また、弊社のイベントの出店の際のディーラー名は、いつも「クリエイティブデザイン羽沢組」です。カタログ等のあいうえお順では「く」の所に掲載されています。「は」ではありません。ワンフェスではなぜか「は」で捜される方がいらっしゃるようです。ご注意下さいますようお願い致します。

 弊社としては久しぶりのイベント出店。ワンフェス自体も1年ぶりです。
 そのワンフェスは今回から幕張メッセでの開催です。弊社としてもここでの出店参加は初めてです。多少準備や搬入等で心細い所もありますが、気合いを入れて参加したいと思っております。この時期ですから夏休みを取られる方もいらっしゃると思います。ぜひ楽しい一日にしましょう。
 多くの皆さんのお越しを心よりお待ちしております。

?ワンダーフェスティバルの詳細はこちらまで
http://www.kaiyodo.co.jp/wf/

(2009.9.28更新)
「キンゴジ 氷山出現バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その136

2009年07月14日 | 制作裏話
原型制作編 Part.6

■使用している道具について(3)

 今日は使用している他の道具のいろいろです。

8.アルミ線
 各パーツの芯に使っています。柔らかいので形をいろいろ変更する時は助かります。細い針金を使った事もありますが、水を使う石粉粘土のため、途中で錆びてしまって困った事があったので、今はこれを使用しています。
 ガレキ等を作られる方の中には、粘土そのもので先に芯を作られている方もいらっしゃるそうですが、試してみたら私には不向きでした。
9.マスキングテープ
 同じ素材の粘土で後で説着する前提で別パーツを作る時、途中で接着予定部分に貼って位置のアタリをつける時に主に使用します。
10.爪楊枝
 ちょっとした細かい部分の粘土の盛り付けやスパチュラがわりに使ったり、細かい凸凹のモールドにも使ったり、用途は多様です。
11.13.ピンバイス、シンチュウ線
 ピンバイスは穴をあけるのに使います。各パーツの仮組の際は、パーツの接合面の中央部分に穴を開けてシンチュウ線を入れて行ないます。シンチュウ線は太さの違う物をいつも2~3種類用意しています。
12.ナイフ、カッター
 いろいろ切る時に使用。彫刻刀よりこれで削る時の方が良い場合もあります。
13.サンドペーパー
 紙ヤスリです。表面を滑らかに仕上げる時に使います。ゴジラでは目、キバ、ツメ、背びれの先端等にかかせないものです。もちろん平にするかんちゃく部分にも使います。使用する場所や状況に応じて目の荒さの違うものを使用します。
14.ニッパー、ラジオペンチ
 シンチュウ線やアルミ線を切るのに使います。

 ぱっと思い付く主だった物は以上です。
 あと基本的な物としては、机の上にはカッティングマット、削りカスを吸い込まないようにマスク、汚れ防止のエプロン(ビニール製が便利)、ピンセット、綿棒(先の細い物を主に使用。模型用は高いので、化粧品屋さんで安く買える時にまとめてそこで買っています)、そして仕上げ用のサーフェイサー等ですね。

 とりあえず今回はここまで。あくまでも現在私が弊社のゴジラソフビの原型を作る時に使用している物ばかりです。他の方の参考になるのかはわかりません。今後、違う道具を使うようになるかもしれませんし。
 今回紹介した道具を使用しての造形行程等については、また日を改めて書きたいと思います。


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ソフビ制作裏話 その135

2009年07月13日 | 制作裏話
原型制作編 Part.5

■使用している道具について(2)

 今日の道具は削ったり切ったりしている物です。

4.モーターツール
 細かい箇所を削ったり磨いたりするものです。歯医者さんで良く見かけるあの嫌ーな「ヴィイイーン…」ってヤツによく似ています。先端工具(ビット)を交換する事でいろいろな削り方ができます。
 重宝しているので面白くなってついいろいろな種類のビットを買ってしまいましたが、慣れてくるとだんだん良く使うのが限られてきてほとんど使わなくなった物はつい錆が入ってしまいました(泣)。
 私が使っているのは、模型専用ではなく、ホームセンター等で簡単に買えるものです。高額な物はいろいろありますが、私にはこのレベルでOK。つい夢中になって長時間使い続けてしまい、本体が熱くなってモーターがダメになった事もありました。高額の物を買わないのはそのせいもあります。今のでもう4代目です。
5.毛ブラシ
 モーターツールや彫刻刀等で出た削りカスを取るものです。
 使い古しの歯ブラシは、ゴジラの細かい凹凸のモールドにも使う事がありますし、ヤスリにこびり着いたカスを取るのにも使えます。意外に用途は多様です。
6.ヤスリ
 個人で昔から使っていた物ばかりです。ほとんど10年ものですが、今の所これで間に合っています。古いんで所々錆が入ってきました。そろそろ新しいのを買おうかと思っています。
7.のこぎり
 細かいパーツの切断に使っています。
 大きめのパーツの切断の時はもうひと回り大きいのこぎりを使っています。

 他の造形中に使うものとしては、いろいろな形状のテンプレート。主に使うのは円のタイプ。パーツのかんちゃく部分の位置や大きさを決めるのに使っています。ディバイダやコンパスも使います。
 また、時には原型制作時にパーツを別々に作って後で接着する場合があります。石粉粘土なので木工用ボンドが最適かと思いますが、時間短縮のために瞬間接着剤を使う事が多いです。

 残りの道具はまた明日。

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ソフビ制作裏話 その134

2009年07月12日 | 制作裏話
原型制作編 Part.4

■使用している道具について(1)

 私の場合、他の方より多いのか少ないのかはわかりませんが、なんだかんだで粘土原型を作る時にはいろんな道具を使っています。その一部を数回に分けて紹介します。
 今日は形を作る上での基本の物。

1.彫刻刀
 石粉粘土で大まかに形を作って固まってから削るのに主に使います。
 特別高価なものは使用していません。どこでも買える安いものです。私にはこの程度で充分です。
 他にはデザインナイフも使っています。
2.彫刻刀(細)
 細かい部分を削るための物ですが、こればかりはちょっと値段も高くなります。
3.スパチュラ等
 一番多く使うのがこれら。盛り付けやモールディングに使います。慣れてしまうとこれがなくて始まりません。
 場合によっては爪楊枝を使う時もあります。キャラクターや形状によっては、割り箸を削って使いたい形に作って使う時もあります。

 他にも形を作る上ではいろいろ用意します。
 石粉粘土は水が必要ですので、筆も数種類使っています。スーパースカルピーもシンナー系で滑らかにできますので、それ用の筆やシンナーも必要です。
 そして粘土を乾燥させたり硬化させたりするのに主に使っているのは、オーブントースター。家庭で使わなくなったかなり古いものを造形用にしています。じっくりゆっくり乾かす時は小型の電気ストーブも。
 表面のゴツゴツした感じのモールドにするために、時としていろんなものを応用したりもします。例えば「大戦争ゴジラ」の時のX星ベースの表面等は、ゴツゴツした小さい石を粘土が乾く前に押し当てて、それらしく岩の雰囲気を表現しました。こういった使えるものを発見して成功した時は、結構嬉しいものです。

 他の道具はまた明日。

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ソフビ制作裏話 その133

2009年07月11日 | 制作裏話
原型制作編 Part.3

■使用している粘土について

 今日は私が原型制作時に使用している粘土の話です。

 基本的に使用しているのは石粉粘土と呼ばれるもので、一番多いのはファンドです。
 たくさん種類のある石粉粘土の中で、模型店等で一番よく手軽に購入できるのがファンドのなのだそうです。ですから私が最初に買ったのもこのファンドで、慣れたというのも理由ですが、それ以来ずっと中心的に使用しています。

 前に酒井ゆうじさんがほとんどラドールでガレージキットの原型を作られているというのを本で見ました。そこで私も買って使ってみたのですが、ファンドに比べて柔らかい感じがします。そのため大まかに削る時はファンドより早く簡単にできます。
 でもペーパーがけの時等は毛羽立ったりして、細かい造形には向かないようです。逆に力強く大まかに荒々しさを出す部分には向いていると思いました。
 弊社のソフビは各パーツが大きくはないので、このラドールをそのまま使う事はほとんどありません。
 ファンドを柔らかめに使用する時にこのラドールを混ぜて使っています。その方が多いです。ゴジラの身体の皮膚のモールドは主にこのパターンです。特に柔らかくする時はラドールの方を多めにする時もあります。

 反対にファンドを使って堅く仕上げたい時は、ファンドにニューファンドを混ぜたりします。ニューファンドはファンドに比べて乾燥すると堅く仕上がり、削るのは大変ですが、ペーパーがけでより滑らかにする時は向いています。

 私が石粉粘土で使った事のあるのは以上です。
 実際もっといろんな種類があるそうなので、機会があればいろいろ試してみたいと思います。

 パテ系も造形では必須アイテムと言われますが、私はちょっと苦手ですのでどうしてもの時や細かいパーツでしっかり固めて作る時以外はほとんど使用しません。ですからたくさんの種類を使用した事がないので、どれが自分に一番向いているのかもまだわかっていないのが正直な所。

 石粉粘土以外で使用している粘土はスーパースカルピーです。値段がちょっと高いのが難点ですが、とても滑らかで油粘土に近い感触で形を整えやすい便利な粘土です。触っていると何かしら作りたくなる気分にさせられます。
 オーブンで過熱するまで固まらないため、造形途中に何日もほったらかしてもまたすぐ加工できるのが助かります。
 私が主に使うのがゴジラの手(手首から先)です。細かな指の関節の感じやツメが作りやすいのです。他には背びれの突起もこれで作る事が多いです。

 最近は景気の影響か、都内でもこれらの粘土を購入できるお店も限られてきました。ですから今は買える時にある程度はまとめて購入しています。そして固まらないように仕事場の冷蔵庫に保管しております。

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ソフビ制作裏話 その132

2009年07月10日 | 制作裏話
原型制作編 Part.2


▲Gメモリーズセレクション第一号の「キンゴジ」の原型。
最新のカラーバリエーション「氷山出現バージョン」は7月26・27日に発売です。


■先にするのは資料集めとラフを作る事

 ソフビの粘土原型を作る前にする事は資料集めです。
 作るゴジラが決まったら、そのゴジラが掲載されているムック本や書籍等をいつもチェックします。
 Gメモリーズセレクションは「カッコかわいく」のディフォルメですから、とことんリアルにこだわる必要はありませんが、最低限のそのゴジラの特徴や個性は把握しておきたいので、写真や画像以外にも劇中スーツの制作の流れに関しての記載があれば読むようにしています。
 そして見つけた特徴や個性、形状の確認も含めて、今度は映像を見直します。見ながらメモしたりラフを書く事もあります。
 次にするのはムック本等から、顔、全身、背びれの形状等がはっきりわかる写真を選んでコピーし、仕事場の私の机の周りの壁や窓に貼付けます。だいたいB4、A3サイズのものが10数枚。原型制作期間はずっと貼りっぱなしです。

 他のソフビメーカーさんですでに発売した事のあるゴジラを作る時、それらはなるべく参考にしないようにしています。
 造形的な部分では、リアルでもレトロでも作られた方のディフォルメや個性はどうしても入っているし、何度も見ていると気がつかないうちにそれらの先入観や影響がどうしても出てしまうおそれがあるからです。ゴジラの背びれの形状や突起の数等間違い(ごまかし?わざと?)があるものも多いのです。
 パーツの角度(成型の時の抜き方向の確認)や太さ等、どうしても気になる時だけ他社さんのソフビのその部分だけを参考にさせていただく時がありますが、造形的にはむしろ原型制作期間は他社さんのそのゴジラソフビはなるべく見ないように意識しています。

 ゴジラの場合、同じ作品の中でも劇中スーツを修復しながら使われたり、複数のスーツを使用されたりしています。そういう場合、造形的チョイスで迷う場合もあります。映像で見るものと実際の目で見る立体物では人間の見方によって当然違いますから、凹凸の大きさや位置等確認するのが大変です。
 そんな時だけかなりリアルに劇中スーツに近く作られているガレージキット商品を参考にする事があります。でも、そんな時でもなるべくダイレクトに受け取るのではなく「この人はこう作っているけど、自分はこう作ろう」とオリジナルの造形を意識するようにしています。

 必要な資料を集めたり、見たりしたら紙に簡単なラフを書きます。設計図というほどの大袈裟なものではありませんが、商品の等身大で前から、横から……といくつかの角度で。注意しておかなければならない事も自分がわかるように書いておきます。
 この時点である程度のディフォルメ具合が決まります。特にGメモリーズセレクションの場合、頭身を決めるのはかなり重要です。
 実際の劇中のゴジラを参考にしてディフォルメしながら書かなくてはなりません。
 そして成型時の抜き方向、ワックス原型の行程の影響も考えて、パーツをどこでどの角度で分けるようにするかも決めなくてはなりません。そのラインもラフに書き入れます。ここで甘い考えで作ってしまうと後で面倒な事になってしまうからです。

 ラフができたらいよいよ粘土です。

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ソフビ制作裏話 その131

2009年07月09日 | 制作裏話
原型制作編 Part.1

 この「制作裏話」では、以前発売した商品についての制作時や発売後の裏話等を書いております。
 今回たまには違う話もしようと思い、ソフビ商品の原型制作時の事を書こうかと思います。
 使っている材料から、作り方や仕上がるまでのいろいろ……。かなり長くなりそうなので、何回かに別けてのんびり少しずつ書いていくつもりです。
 気楽におつき合い下さい。

 誤解しないでいただきたいのは、「ソフビ原型の作り方講座」のような主旨ではありません。
 弊社商品のガレキの原型から数えてもまだキャリア4年足らずのぺーぺーですから。
 道具や材料の全てを知らないし、私の知らないもっと効率の良い作り方があるだろうし、他の方がどうやって原型を作られているのかもほとんど知りません。第一、造形の技術的にもまだまだ勉強の身ですので、難しい事を質問されても答えられる自身はありません。ですから人様に教える事はできません。
 もしかしたら日頃弊社商品をお求めいただく皆様の中で、ソフビに詳しい方の方が私より遥かに造形についても詳しいかもしれません。
 ここで書くのはあくまでも「これまで作ってきたGメモリーズセレクションのゴジラ達の原型をどうやって作ってきたか」というだけの話です。


▲弊社最初のゴジラであるガレージキットディフォルメGコレクション2体の粘土原型です。
左「初代ゴジラ」、右「モスゴジ」(いずれも完売しています)。


■自分で見つける発見の楽しさ

 そもそも4年前にゴジラを作って販売しようと思い立った時、最初に作ったのはガレージキットの「初代ゴジラ」(完売)でした。
 当然原型から作りはじめるのですが、その原型をいざ作ろうと思ってもどんな粘土を使っていいものなのか、どんな材料が必要なのかもさっぱりわかりませんでした。恥ずかしながらガレージキットがどんな風にして作られているのかも良く知りませんでしたし。
 ホビージャパンから発売されていた「モデリングマニュアル」という本を参考にして、いくつかの材料や道具を揃えて、自分が買った他社のガレキ商品を参考にして見よう見まねで作りました。
 今でもその延長のようなものです。
 誰かに教わった事もないし、人様がどうやって作っているのか特別に調べたり聞いたりもほとんどしていません。これまでガレキ・ソフビ合わせて10体のゴジラ、1体のキングギドラを作りましたが、毎回何かしらの発見やアクシデントが大小あって、勉強にもなるし、失敗もあります。あまり人に聞いたり調べたりしないのでやるのは(まわりにそういう人がいないのもありますが……笑)、先入観を持ちたくないという事もありますし、造形作業中に自分で見つける発見を楽しむためもあります。
 失敗やアクシデントがあっても、解決する過程を乗り越えると嬉しいし、次は同じ失敗はしないようにと覚える楽しさもありますし。
 だからこれからも独学でちょっとずつの進歩のマイペースでいきたいと思っています。

 続きはまた明日。

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目標

2009年07月08日 | 代表羽沢のG雑感
気持ちの整理はまだつかないけど……

 今日はゴジラと関係のない話をします。

 プロレスラー三沢光晴選手が亡くなって3週間が経ちました。
 今でも実感はありません。
 また試合を見に行くと、ちゃんとリングに立っている姿が見られると錯覚してしまいます。

 私は幼少の頃からプロレスが好きでした。
 今でも最も尊敬する人はジャイアント馬場さんです。ゴジラと同じぐらい大好きです。
 これまで数えきれないほど試合を見に行きました。ですから自然に馬場さん以外にも多くの選手に注目するようになります。
 田舎から上京してから初めて都内で見た試合がまだ若手の三沢選手でした。素人目にも運動神経の良さが目を引き、私と同じ歳と言う事もあり、いつも気になる選手でした。
 当時勤務していた会社で縁があって、偶然にも当時の全日本プロレスの事務所に頻繁にお邪魔できるようになり、何人かの選手の「凱旋帰国」の垂れ幕やポップ等の制作のお手伝いをさせていただくようになりました。そんな中、2代目タイガーマスクのデビューが決まり、正体はバレバレでしたから「あの若手がタイガーになって帰ってくるなら何としても見に行かなくては!」と。当日体調を崩して高熱の状態でしたが、それでもどうしても生で見たくて見に行ったのを今でも覚えています。

 その後、会社を退社することになり、全日本プロレスとはこれでもう縁がなくなるのかな…と思っていた所、次に入ったデザイン事務所がまた偶然にも当時の全日本プロレスのパンフレットのデザインを担当している所でした。縁があるんだな……と驚くばかりです。
 プロレス好きと言う事もあってすぐにそのパンフレットのデザインをさせてもらえる事になり、楽しい思いをさせていただきました。当時は三沢選手を中心とした四天王時代のスタートの頃です。人気も高く、年6回の武道館大会も常に超満員、その武道館ではその日一日だけの特別版の豪華パンフレットがレギュラーパンフとは別に作られ、私は主にそちらを担当する事が多くありました。今でも関わったパンフレット類は宝物です。
 馬場さんは別格として主力の四天王(特に三沢選手)の写真は大きく載せる事が多いので、思い入れも強くなります。
 いつの間にか三沢選手は、私にとって試合を見ていて馬場さん以外では一番応援する選手になっていました。
 何度も試合でハラハラドキドキさせられました。そしてそれ以上に感動をもらいました。
「三沢ががんばっているからオレも負けられない!」勝手ながら自分をオーバーラップさせていたのかもしれません。
 さらにはだいぶ後になって気がつくのですが、一方的に人生のライバル・目標だと決めていたのかもしれません。

 約5年勤めたその会社も辞め、今の羽沢組を立ち上げたのですが、これで仕事として全日本プロレスとは縁がなくなりました。
 それでも時間があれば都内の試合を見に行っていましたし、全くプロレスそのものと関わらなくなったわけではありません。
 他の仕事でも某プロレスゲームの攻略本のデザインやイラストを担当させていただき、彼がモデルのキャラクターの絵を書くのも楽しい仕事でした。また、そのゲームの中で好きなキャラを主人公にしていいからマンガを書いてくれという依頼でも、迷わず彼がモデルのキャラクターを主役にして書いた事もあります。

 そんな頃、馬場さんがなくなり、三沢選手も全日本を辞めてNOAHを旗揚げしました。
 ますます「三沢ががんばっているからオレも負けられない!」と強く思うようになりました。
 私にとっての常に高い目標でした。


 三沢さん、プロレスラーの手はみんなゴツゴツして堅いけど、貴方の手だけは大きさも手のひらの柔らかさも私とさほど変わらなくて握手した時に妙に親近感を覚えたんですよ。
 三沢さん、タイツの色がグリーンなのは公式にはホースト・ホフマンの影響という事になっているけど、本当はミラーマンガ好きだからグリーンとシルバーにしているのは怪獣好きにとっては嬉しいんですよ。
 三沢さん、アニメや特撮が大好きだったんだからたくさんそんな話をメディアでもっと話してほしかったんですよ。
 三沢さん、貴方と撮った写真はずーっと大切に宝物にしているんですよ。

 そして三沢さん、これからもやっぱり貴方は高い目標です。
 何かしらのプロとしての覚悟やプライドも、人間力の器としても。


 ありがとう……どうぞ安らかに。



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氷山出現バージョン 彩色変更のお知らせ

2009年07月07日 | 新作商品情報

「キンゴジ 氷山出現バージョン」一部塗装が変更になりました

 すでにお知らせしています7月26・27日発売の「キンコジ 氷山出現バージョン」ですが、商品の塗装箇所の一部を変更する事になりました。
 成型色、使用しているラメやモールは以前お知らせしたものと変わりません。

 この数カ所の塗装部分の変更は、商品のテーマであるキンゴジの出現シーンをよりイメージさせ、なおかつより「カッコかわいく」するために検討した結果このようになりました。6月14日のここでの記事、雑誌告知の写真では変更前の画像で紹介しておりますが、発売する商品は上の画像のようになりますので、お詫びさせていただくと共にどうぞご理解下さいますようお願い申し上げます。

 この変更部分をはじめ、こだわった部分等の詳細は後日改めてここで書きたいと思います。

(2009.9.28更新)
「キンゴジ 氷山出現バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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雑誌掲載報告

2009年07月06日 | ニュース
「キンゴジ 氷山出現バージョン」掲載中!!

 7月26・27日発売の「キンゴジ 氷山出現バージョン」に関する情報が、現在発売中の雑誌各誌に掲載されましたので報告致します。

 HOBBY JAPAN 8月号(ホビージャパン)
 ハイパーホビー 8月号(徳間書店)
 フィギュア王 137号(ワールドフォトプレス)
 Quanto 8月号(ネコ・パブリッシング)

 各誌担当の皆様ありがとうございました。

(2009.9.28更新)
「キンゴジ 氷山出現バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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キンゴジ出現!!

2009年07月04日 | Gフォトギャラリー


 7月26・27日発売の「キンゴジ 氷山出現バージョン」のイメージ画像です。
 宣材に使用しています。
 商品にもれなく付いてくる予定のGMSカードのデザインにも使用する予定です。
 お楽しみに!

 前にも「キンゴジ スタンダードカラー」を使って氷山から出現するイメージの画像を作りましたが、似たような画像でも商品のカラーリングの差でで雰囲気が違ってきますね。

(2009.9.28更新)
「キンゴジ 氷山出現バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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キングギドラ現る!!

2009年07月03日 | Gフォトギャラリー


 以前ここで弊社のキングギドラを使って、キングギドラの出現シーンをイメージした画像を2回に別けて作りました。
 これらをまとめてフィルム風にしてみました。
 爆発から「出現バージョン」、そして「シャイニングゴールド」へと変化していく様子です。

 本物のシーンを思い出していただければ嬉しいです。

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ソフビ制作裏話 その130

2009年07月02日 | 制作裏話
制作裏話「キングギドラ 出現バージョン」編 Part.7

■オプションをつける事

 キングギドラの出現シーンをテーマにするのならば、Gメモリーズセレクションと言う枠の中で、できる限りそれにこだわって最も適した表現をしたいと思い商品化しました。もちろん他の商品の他のテーマの場合も同様のやり方をしています。
「キングギドラ 出現バージョン」の場合は、結果的に商品を見ていただく事で、そしてお手にされる事であのギドラ出現の名シーンを思い浮かべていただければ成功だったと思うし、それで喜んでいただければこちらとしても嬉しく思うのです。そう思っていただくための表現の一つとしてこの時は「隕石ベース」も企画しました。
 今までにはしていなかったオプションです。
 複数の他社さんのソフビでもこういったオプション付きの企画は、これまでにも多々ありました。私もコレクターですので、何度か購入してきました。それが嬉しい時もありましたし、なくても良かったなぁと思う時もありました。
 弊社商品でこう言ったオプション付きを企画する場合は、当然付いてて良かったと思っていただける事を目指さなくてはなりません。

 元々たくさん作る事は考えていなかった「隕石ベース」です。メインはあくまでもキングギドラの方ですから。
「ベースはいらない」というご意見が多ければこれっきりの企画にしようと思っていました。
 が、お求めいただいた皆様からは好評をいただき本当に感謝しております。いつもながらほっとする時でもあります。「ベースに乗せて飾ってますよ」と何人かの方に言われて、作って良かったと心から思いました。お求めいただくお客様の中で、いらないというご意見は今の所聞いてはおりません(言いづらいだけなのかな? もしそうだったら参考にしますのでいつでもおっしゃって下さい)。
 さらには「スタンダードカラー」や「ブルーバージョン」用のベースも作ってほしいと言うご意見も口々にいただくようになり、より嬉しくもなりました。これは予想外でした。

 この「隕石ベース」はメインのキングギドラのテーマをより効果的にし、イメージを引き出せる狙いで作りました。それに合うべく造形も配色も行なったつもりです。
 頻繁に作る事はないとは思いますが、もし今後も何かしらのオプションが付く時も、メインである商品のイメージの効果をよりアップさせるべく、ベストな脇役として皆さんに必要だと思われるようなものを作っていきたいと思います。
 ギドラに限らず、ゴジラだって何かしらあった方が良いと言うものがあればやって見たいですし。
 こういったオプションに関するご意見やご要望もありましたらいつでもお気軽におっしゃっていただけると嬉しく思います。


 現在「キングギドラ 出現バージョン」(隕石ベース付き)は発売中です。ご希望の方はお電話にてお求め下さい。


▲3つめのキングギドラとなった「出現バージョン」と前2商品との比較。
左「ブルーバージョン」右「スタンダードカラー」(どちらも完売しています)。


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ソフビ制作裏話 その129

2009年07月01日 | 制作裏話
制作裏話「キングギドラ 出現バージョン」編 Part.6

■ベースにギドラを立たせる事

「キングギドラ 出現バージョン」に付属した「隕石ベース」の造形の話の続きです。

 ギドラの立つ部分ですが、当然ちゃんと立って飾れるようにするのが大前提です。ギドラがコケたら話になりません。
 ギドラが立てるだけのスペースの確保が必要です。そこを一番気をつけました。
 幸いしたのは弊社のギドラの重心です。以前「キングギドラ スタンダードカラー」の「こだわり」や「制作裏話」でも書きましたが、弊社のギドラソフビは尻尾で支えなくても2本足で立つように作りました。それが助かりました。
 もし尻尾でも支えなくてはならない場合、尻尾の先まで長くベースを作らなければなりません。もしそうなったら金型代や成型代がもっとかかってしまい、価格をさらに500円から1000円上げなくてはならなかったでしょう。
 一応念のためにベースのギドラの立つ部分の外側を小さく山で囲むように造型しました。これはもしものための転倒防止です。
 ソフビは湿度や温度で変形のしやすい商品です。ましてやキングギドラは羽があったり、細い首があったりとゴジラよりさらに変形しやすい怪獣です。長く飾っているとお求めいただいた方々が気がつかないうちに微妙に傾いてしまう事もあると思います。
 ですからベースの後ろの山部分をギドラのお尻(尻尾の付け根近くの少し浮いた部分)をある程度は支える高さにしました。

 もしお求めいただいた方の中で、ベースにちゃんと立たなくなっきたとおっしゃる場合は、ギドラかベースが微妙に変形してしまっている場合があります。
 その場合、キングギドラの方はドライヤー等で温めて変化した箇所を直してギドラのパーツを入れ直してみると良いでしょう。ベースの方は温めて平らな所に置いて自然に冷えたら元に戻るはずです。

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