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有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その134

2009年07月12日 | 制作裏話
原型制作編 Part.4

■使用している道具について(1)

 私の場合、他の方より多いのか少ないのかはわかりませんが、なんだかんだで粘土原型を作る時にはいろんな道具を使っています。その一部を数回に分けて紹介します。
 今日は形を作る上での基本の物。

1.彫刻刀
 石粉粘土で大まかに形を作って固まってから削るのに主に使います。
 特別高価なものは使用していません。どこでも買える安いものです。私にはこの程度で充分です。
 他にはデザインナイフも使っています。
2.彫刻刀(細)
 細かい部分を削るための物ですが、こればかりはちょっと値段も高くなります。
3.スパチュラ等
 一番多く使うのがこれら。盛り付けやモールディングに使います。慣れてしまうとこれがなくて始まりません。
 場合によっては爪楊枝を使う時もあります。キャラクターや形状によっては、割り箸を削って使いたい形に作って使う時もあります。

 他にも形を作る上ではいろいろ用意します。
 石粉粘土は水が必要ですので、筆も数種類使っています。スーパースカルピーもシンナー系で滑らかにできますので、それ用の筆やシンナーも必要です。
 そして粘土を乾燥させたり硬化させたりするのに主に使っているのは、オーブントースター。家庭で使わなくなったかなり古いものを造形用にしています。じっくりゆっくり乾かす時は小型の電気ストーブも。
 表面のゴツゴツした感じのモールドにするために、時としていろんなものを応用したりもします。例えば「大戦争ゴジラ」の時のX星ベースの表面等は、ゴツゴツした小さい石を粘土が乾く前に押し当てて、それらしく岩の雰囲気を表現しました。こういった使えるものを発見して成功した時は、結構嬉しいものです。

 他の道具はまた明日。
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