Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その136

2009年07月14日 | 制作裏話
原型制作編 Part.6

■使用している道具について(3)

 今日は使用している他の道具のいろいろです。

8.アルミ線
 各パーツの芯に使っています。柔らかいので形をいろいろ変更する時は助かります。細い針金を使った事もありますが、水を使う石粉粘土のため、途中で錆びてしまって困った事があったので、今はこれを使用しています。
 ガレキ等を作られる方の中には、粘土そのもので先に芯を作られている方もいらっしゃるそうですが、試してみたら私には不向きでした。
9.マスキングテープ
 同じ素材の粘土で後で説着する前提で別パーツを作る時、途中で接着予定部分に貼って位置のアタリをつける時に主に使用します。
10.爪楊枝
 ちょっとした細かい部分の粘土の盛り付けやスパチュラがわりに使ったり、細かい凸凹のモールドにも使ったり、用途は多様です。
11.13.ピンバイス、シンチュウ線
 ピンバイスは穴をあけるのに使います。各パーツの仮組の際は、パーツの接合面の中央部分に穴を開けてシンチュウ線を入れて行ないます。シンチュウ線は太さの違う物をいつも2~3種類用意しています。
12.ナイフ、カッター
 いろいろ切る時に使用。彫刻刀よりこれで削る時の方が良い場合もあります。
13.サンドペーパー
 紙ヤスリです。表面を滑らかに仕上げる時に使います。ゴジラでは目、キバ、ツメ、背びれの先端等にかかせないものです。もちろん平にするかんちゃく部分にも使います。使用する場所や状況に応じて目の荒さの違うものを使用します。
14.ニッパー、ラジオペンチ
 シンチュウ線やアルミ線を切るのに使います。

 ぱっと思い付く主だった物は以上です。
 あと基本的な物としては、机の上にはカッティングマット、削りカスを吸い込まないようにマスク、汚れ防止のエプロン(ビニール製が便利)、ピンセット、綿棒(先の細い物を主に使用。模型用は高いので、化粧品屋さんで安く買える時にまとめてそこで買っています)、そして仕上げ用のサーフェイサー等ですね。

 とりあえず今回はここまで。あくまでも現在私が弊社のゴジラソフビの原型を作る時に使用している物ばかりです。他の方の参考になるのかはわかりません。今後、違う道具を使うようになるかもしれませんし。
 今回紹介した道具を使用しての造形行程等については、また日を改めて書きたいと思います。


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