Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「ビオゴジ」「ギドゴジ」のこだわり その11

2009年02月28日 | 新作商品情報
「ブラックバージョン」のカラーリングについて その2

■「ビオゴジ」「ギドゴジ」の目

 「ビオゴジ」は怖い表情を意識して作られているせいでしょう、それまでのゴジラに比べて目が小さくなりました。そして白目は見えません。瞳が濃いめの橙色と言う事もあって、より目つきは悪く見えます。
 一部書籍等では「白目部分が橙色になった」と記載されているようですが、ムック本等で見られる待機状態スーツの顔のアップ等ではしっかり橙色の外側に白い部分は作られ、通常の状態では撮影のライティングや眉部分の影、目そのものの小ささも手伝って白目部分が隠れてしまっているのだと判断できます。ですから弊社としては橙色の部分は白目部分ではなく「瞳」であり、隠れているだけで白目部分は存在していると解釈しています。
 しかし、劇中ではほとんど目の白い部分は見えません。見えない方がやはり「ビオゴジ」らしいので、商品でも白目は入れていません。
 また橙色の部分も劇中のような色にするとかわいさがだいぶなくなってしまうので、劇中の色よりはやや明るめのオレンジゴールドで塗装しました。

 一方の「ギドゴジ」の目は、「ビオゴジ」よりも少しだけ大きく見えます。造形的な影響もあるとは思いますが、瞳の色が「ビオゴジ」よりも明るい色になったためでしょう。瞳そのものはオレンジからイエロー系のグラデーションになっています。この色は後の「平成VSシリーズ」のゴジラの瞳の色の基本になっているようです。(ちなみに同じギドゴジでも「北海道戦」より「新宿戦」の方があきらかに目は大きく見えます。)
 弊社商品の「ギドゴジ」では「ビオゴジ」より明るくするために、瞳はライトオレンジ(みかん色)にしています。

 「カッコかわいく」をテーマにしているGメモリーズセレクションでは、造形的にも彩色的にも目は大切なポイントです。目の表現としては、いつもディフォルメで大きく作っていますし、色も基本的には暗くならないように明るめで作っています。それでいてそのゴジラに似なくなる事のないように心がけているつもりです。
 ですから今回の2商品も一緒にそういった部分も比較して見ていただければ嬉しく思います。


どちらももうすぐ発売!!

 連日にわたって長々とこだわり・詳細を書いてきましたが(相変わらずくどくてすみません)、「ビオゴジ」「ギドゴジ」共に思い入れたっぷりで作ったゴジラですので、それぞれをご理解いただきたいがためです。
 近い造形である「ビオゴジ」「ギドゴジ」を、近い配色でソフビとして同時発売したケースは今までなかったと思います。そういう意味では弊社にとってはチャレンジでもありますが、Gメモリーズセレクションのシリーズに新たに仲間入りとしてぜひ可愛がってあげていただきたいと思います。「平成VSシリーズ」ゴジラが大好きな人だけではなく、他のゴジラもしくはゴジラ全般が大好きな方々にもお求めいただければ嬉しく思います。
 「ビオゴジ ブラックバージョン」「ギドゴジ ブラックバージョン」どちらも3月2日発売です。たくさんの皆様のお申し込みをお待ちしております。

(2009.7.27更新)
「ビオゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.9.28更新)
「ギドゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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