Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

大ゴジラ特撮王国 見どころ紹介

2021年06月24日 | ニュース




大ゴジラ特撮王国
羽沢組的見どころ紹介!!

 現在、東京都文京区東京ドームシティで開催中の「大ゴジラ特撮王国~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」。6月7日の記事でもお知らせしたように、羽沢組もお手伝いしたゴジラの展示イベントですが、会期も残りあとわずかとなりましたので、一部展示物の中でオススメしたい見どころポイントなどを紹介します。






 6月27日が最終となりますので残りあとわずかです。
 館内写真撮影OKということで、すでにたくさんの方がSNSなどで展示の様子を紹介しております。ここではちょっと偏ったところもありますが、一部だけ羽沢組的な見方(私見丸出しですが…笑)での紹介とさせていただきます。
 着ぐるみスーツをはじめ、メカニックなど実際に撮影で使用されたプロップなどを目の前で見られる貴重な機会です。まだ行かれていない方はぜひ参考にしていただければと思います。


▲入場して最初に見られる初代ゴジラ。現在福島県須賀川市にある円谷英二ミュージアムで上映されている『夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』(2019年)の撮影に使用されたスーツを基にした型から作られた展示用のスタチューモデル。撮影用スーツは円谷英二ミュージアムで常設展示されており、同型で作られた展示用は淡路島ニジゲンノモリのゴジラミュージアムで展示されています。ここで見られるのは、そのほかのグリーティング用とは別に展示用として作られたものです。これらの初代ゴジラスーツに関しては、発売中の書籍「夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~」に詳しく完成までの経緯を書きましたのでご覧ください。また、ニジゲンノモリの展示用ゴジラはこちらも発売中の書籍「ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル」でも紹介しました。


▲展示はゴジラ映画の作品公開順に順路となっています。ポスター、シナリオ、写真パネルなどがそれぞれ展示されています。起点になる部分の黄色いパネルの解説を書かれたのは富山省吾プロデューサー。富山さんが各作品をこうしてまとめて振り返られる解説をご覧になれるのは貴重かと思います。


▲マニアックなプロップも多々見られる各展示。こちらは『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年)の赤イ竹戦闘機の撮影用(修復)プロップ。マニア心をくすぐります。


▲第一作『ゴジラ』(1954年)に登場した東海道線車両。これは私も初めて見ました。今でもこうして残っていたのには驚きです。他作品でも使用された可能性があると思うので今後も検証が必要かもしれませんね。


▲左「ビオランテのコンセプトモデル」、右「サンダーコントロールシステム車」。どちらも『ゴジラvsビオランテ』(1989年)に登場。ふたつとも発売中の書籍「ゴジラvsビオランテ コンプリーション 」で特写して紹介したのですが、当時はまだ「サンダーコントロールシステム車」は撮影で使用された後のままで破損状態が激しい状態で特写して掲載しました。ここでの展示は修復し、きれいに形が整った状態でみられます。書籍をお持ちの方は見比べて、修復箇所をチェックしてみるのもいいかも。


▲『ゴジラvsキングギドラ』(1991年)に登場した品田冬樹さん造形のゴジラザウルスの撮影用プロップ。書籍「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション 」でも特写して掲載させていただいたものですが、その時は頭部だけでした。脚を見られるのは貴重です。


▲『ゴジラvsキングギドラ』や『ゴジラvsモスラ』(1992年)で使用された1/3スケールのゴジラのレプリカ。「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション 」では特写できなかったので、いつか『ゴジラvsモスラ』の本を作る機会があれば(あるのか?)ぜひ特写掲載させていただきたい逸品ですね。


▲右『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)の「メカゴジラ検討用模型」。左『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)の「スペースゴジラ検討用粘土模型」。若狭新一さんが手掛けられたこのスペースゴジラは発売中の書籍「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション 」でも特写して紹介しました。スーツの雛形になっただけに今見てもカッコよさは伝わります。余談ですが、取材時に今でも残されていたことをお伝えしたら若狭さんは驚かれておられました。


▲スケールの大きい規模で展示されているジオラマコーナー。ベビーゴジラを載せたコンテナをヘリが運ぶ『ゴジラvsメカゴジラ』をイメージしたもので、ゴジラをメーサー部隊が囲んでいます。このゴジラは撮影用ではなく展示用に作られたロボットタイプのゴジラで、これまで幾たびかイベントなどで展示されました。ここでは動いたりすることはないのですが、大ゴジラ特撮展・金沢展(2015年)ではメカゴジラと対となって展示されて咆哮したりしていましたね。


▲ジオラマ展示の95式冷凍レーザータンク。『ゴジラvsデストロイア』(1995年)で活躍した人気メカ。「ゴジラvsデストロイア コンプリーション 」で特写して掲載紹介しました。可動部分などはそちらをご覧ください。


▲ツインメーサーの愛称で知られる93式自走高射メーサー砲。こちらも「ゴジラvsデストロイア コンプリーション 」で特写して掲載しました。


▲みんな大好き92式メーサービーム戦車。vsシリーズの代表的なメカのひとつです。「ゴジラvsビオランテ コンプリーション 」でばっちり特写掲載しています。


▲奥の2機は『ゴジラvsメカゴジラ』で使用されたF-16C改、手前は93式メーサー攻撃機。「ゴジラvsモスラ」で登場した同機を「ゴジラvsスペースゴジラ」の際にGフオース仕様にリペイントしたものですが、実際に映像では登場しませんでした。「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション 」で特写掲載しています。


▲『ゴジラvsデストロイア』で使用されたゴジラジュニアの1/2スケールのプロップ。「ゴジラvsデストロイア コンプリーション 」でも特写して紹介しましたが、こういった劣化が激しいものは保管が大変。次に見られるのは……と思うと、見られるうちに見ておきたいプロップのひとつですね。


▲『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000年)に登場したゴジラ、通称ギラゴジ。「GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集」で紹介したスーツですが、今でも古さを感じさせない若狭さん造形の男前のゴジラです。


▲『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)に登場した品田冬樹さん造形のGMKゴジラ。生で見るといかにこのスーツが大きいのかがわかります。この迫力は直接見ないとね。「GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集」で紹介しています。


▲『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)のゴジラ。「GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集」で紹介はしたんですが、撮影用スーツは「ゴジラ×3式機龍コンプリーション 」で特写できなかったのが今でも残念です。


▲『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)に登場した国会議事堂の一部。ニーズが少ないのか(?)展示で見られるのはレアかと思います。こちらも「ゴジラ×3式機龍コンプリーション 」で特写できませんでした。


▲『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)のゴジラ。「GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集」でも紹介しましたが、いかにコンパクトで動きやすく作られたスーツであることが外観からも感じられるゴジラです。


▲東宝スタジオのメインゲートに立つブロンズ像の雛形。vsシリーズゴジラを作り続けた故・小林知己さんが手掛けたもの。以前、倉庫取材で訪れた際に箱の外側に小林さんの名前を見つけて、仕事抜きで個人的にどうしても見たいとお願いして開封して見せていただき、興奮したのが今でも忘れられません。小林さんの手の入ったものを見られる機会はなかなかないし、その時は「ファンも見たいはずです。商品化してください!」とつい仕事を忘れてお願いしてしまいました(笑)。

 もちろん他にも展示はたくさんあるので、ゴジラファンの皆さんにとっては楽しめる空間になっていると思います。バンダイ商品がたくさん並ぶコーナ、『ゴジラS.P』や『ゴジラvsコング』の紹介コーナー、可愛いキャラ達がたくさん見られる「ゴジばん」のコーナーなどたくさんありますし、物販コーナーも充実しています。
 前にも紹介したように、会場外にはゴジラパークと題しての展示もいくつかありますので(6月7日の記事参照)、あと少しの会期ですから今からでも間に合いますので、ぜひ会場で楽しまれてください。



「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」
■期間/2021年5月22日(土)~6月27日(日) ※開催期間中無休
■場所/東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
■料金(税込)/おとな1,800円
  中学生・高校生1,300円
  こども(3歳~小学生)500円 ※2歳以下無料
■東京ドームシティ オフィシャルサイト
https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/godzilla_tokusatsu.html
■大ゴジラ特撮王国 オフィシャルサイト
https://www.godzilla-tokusatsu.com
■主催/大ゴジラ特撮王国実行委員会

TM &(C)TOHO CO., LTD.

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大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ

2021年06月07日 | ニュース




大ゴジラ特撮王国
~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ
絶賛開催中!!





 現在、東京文京区の東京ドームシティで開催されている「大ゴジラ特撮王国」。これまでのゴジラ映画を年代順に紹介し、「歴代のオールゴジラが大集結」をテーマに、ゴジラというキャラクターの魅力を、たくさんの資料や着ぐるみスーツなど、貴重なプロップを展示して紹介しています。大規模特撮ジオラマ展示や、場外でのゴジラパークなど見所はたくさんです。

 「大ゴジラ特撮王国」(前身は「大ゴジラ特撮展」)は、過去数回各地で開催されており、羽沢組は毎回何らかの形でお手伝いさせております。今回は会場内の展示物の説明キャプションのデータ作成を担当させていただきました。
 ひとつひとつの展示物に説明が記載されていますのでぜひ会場にお越しの際はそちらもご覧ください。



▲会場受付前には7月公開が決定した『ゴジラvsコング』に登場するゴジラがお出迎え。

 すでに来場された方は、会場内撮影OKということで撮影された写真を多数SNSなどにアップして公開されています。
 ここでも詳しく紹介したいところですが、やはりまだ行かれていない方には事前に知っていただくよりも会場で直にご覧になっていただきたいので、会場内の展示物の紹介は今回は少しだけにしておきます。
 会期が終盤に近づきましたら、改めて羽沢組からの展示物のオススメポイントなどを詳しくお伝えします。

 何と言っても一番見ていただきたいのは、貴重なプロップです。撮影で使用されたゴジラの着ぐるみスーツも各種展示されています。いずれも展示用に改修はされているものの、元々は撮影用ですから時間経過の劣化は仕方のないところです。つまりいつまでも健在の形で見られるものではないんです。
 複製だったり、後から展示用に作られたものは比較的長く残されると思いますが、撮影用のものには寿命がありますから、見られるうちにぜひご覧ください。そして接近して目の前で見られる幸せをぜひ感じてください。


▲会場内最初に目にするのは『~夢の挑戦 ゴジラ須賀川に現る~』(2019年)の時に作られた初代ゴジラ。


▲「大ゴジラ特撮王国」といえば迫力のジオラマ。どの作品をイメージしたかはゴジラファンなら一目瞭然!


▲『シン・ゴジラ』での記念撮影スポットも! あ、熱線が…。


▲上の写真で遊んでしまいました。会場ではこんなことにはなりませんのでご安心を。


▲すいている時間帯なら、運が良ければゴジラに囲まれる空間を独り占め!!

 会場への最寄駅はJR水道橋駅、地下鉄水道橋駅・後楽園駅・春日駅なのですが、近いのはJR水道橋駅東口と地下鉄水道橋駅です。JR西口からだと先に会場外のゴジラパークをご覧になることができます。撮影スポット、巨大なゴジラの尻尾、イルミネーションなどがあります。
 展示会場だけご覧になってゴジラパークを忘れることのないように!!
 でも、安心です。会場とゴジラパークを繋ぐ地面には大きなゴジラの足跡が並んでいます。これを辿ると会場とゴジラパークを行き来できるのです。


▲水道橋駅西口から会場に向かう際は、橋を渡ってゴジラの足跡をたどると右階段下に撮影スポットがあります。


▲かっこいいモゲゴジと記念写真!!



▲平成ゴジラの尻尾が地面から!!



▲イルミネーション。きれいに光る様子はやはり夜がオススメ。以前台湾のイベントでも使われたものだそうです。

 そのゴジラの足跡のイラスト。これも羽沢組で担当させていただきました。
 モチーフとしたのは『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)のゴジラ、つまりモゲゴジです。なぜモゲゴジにしたかというと、決して横着してコンプリーションを作ったばかりで資料がすぐ用意できるからというわけではありません(笑)。「大ゴジラ特撮王国」の前身の「大ゴジラ特撮展」でポスターや各宣伝に使用され、アイコンとなったキャラクターがモゲゴジだったのです。
 当時、監修された川北紘一監督はイベントのメインキャラクターとなるゴジラは初代ゴジラと考えておられました。が、「川北監督が監修されるんだから監督が撮られた平成ゴジラでいきましょう!」と提案して写真をチョイスさせていただいたのは私なんです。監督にもご了承いただいて、モゲゴジがポスターなど各宣伝媒体にメインで登場しました。
 そんなわけで「大ゴジラ特撮王国」となればどうしてもモゲゴジに思い入れが入ってしまうわけです。

 監督、また監督のゴジラにお世話になりました。ありがとうございます!


▲会場から足跡を追っていくとゴジラパークに!



 イラストを描く上での作業は、まず実際のモゲゴジスーツの足裏写真を探して参考にして、シルエットを微調整しながらなるべく近い形で輪郭を作りました。もし本当に地面に足形を残すとしたら、魚拓ならぬ足拓になるイメージで描き込んでいきました。実際のスーツで足拓を取ってもこんな風にはならないと思います。リアルな再現が目的ではなく、道案内の役目をするのが第一目的ですから、2色ではっきりわかりやすくなるように調整しながら描きました。
 白部分はグレーになるバージョンも作ったのですが、ドームシティの地面はグレー部分も多々あるので白バージョンでよかったですね。遠くからでも見えますし。

 モゲゴジの身長は100メートルと公式では決められていますが、オフィシャルリリースでは足のサイズって出されていないんです。一部の書籍では22.5メートルと記載されているものもありますが、当時のその本の出版サイドの推測の可能性もあるのでその数字は断定できません。(私の知る限り東宝が作品公開前に足のサイズを公式で出されたのは『シン・ゴジラ』だけじゃないかな?)
 でも、もし100メートルのゴジラが実在したらその22.5メートルはありうる数字だと思うし、違ったとしても誤差の範囲かと思います。なので大まかではありますが、ドームシティの地面の足跡は約1/17スケールと思っていただいてもいいと思います。つまりこの足跡を縦に17個並べた大きさがモゲゴジの足のサイズというわけです。でっかいですよねー!

 足跡の設置作業にも立ち合わせていただきましたが、今でも見ているとひとつひとつ「これ、会期中だけのものなんだなー」となると愛おしくなってきます(笑)。
 現地でご覧いただく皆様、一生懸命作りましたので1枚でいいから足跡も記念写真ぜひ撮られてくださいませ。




▲私の足と家内の足とゴジラの足跡。靴選びにいつも困るぐらい私の足はでかいけど、やっぱりゴジラにはかないません。

 前述しましたが会場内での展示物の詳細紹介は、会期の終盤ごろにあらためてたっぷりお知らせしたいと思います。
 まずはぜひ会場で実際に目の前でご覧ください。


▲もちろん物販コーナーも充実の品揃え。物販コーナーだけの入場はできませんのでご注意を!


▲ホビージャパンのゴジラ関連の各書籍も豊富。羽沢組が関わったものがこうしてたくさん並ぶと照れくさいけど嬉しいです。


「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」
■期間/2021年5月22日(土)~6月27日(日) ※開催期間中無休
■場所/東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
■料金(税込)/おとな1,800円
  中学生・高校生1,300円
  こども(3歳~小学生)500円 ※2歳以下無料
■東京ドームシティ オフィシャルサイト

https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/godzilla_tokusatsu.html
■大ゴジラ特撮王国 オフィシャルサイト
https://www.godzilla-tokusatsu.com
■各キャンペーン/各種上記のサイトでご確認を!
・「ゴジラのキャンドルワークショップ」も開催中。
・「歴代ゴジラのトートバッグプレゼント」ゴジラパーク周辺の飲食店舗にて、買上条件を満たした各店先着300名様に歴代のゴジラのイラスト入りトートバッグをプレゼント!
・「大ゴジラ特撮王国オリジナルフラッグプレゼント」Twitter対象のプレゼントです。
■主催/大ゴジラ特撮王国実行委員会

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ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション 本日発売!

2021年03月31日 | ニュース




ゴジラvsスペースゴジラ
コンプリーション

本日発売!!



 お知らせしていましたように書籍「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション」は本日3月31日発売です。見所やポイントをまとめましたので、購入時の参考にされてください。

 本日発売のゴジラシリーズ第6弾となるコンプリーション。ゴジラ、スペースゴジラ、MOGERAの三つ巴の激闘を描いた『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)を取り上げた一冊です。



【1】
 本作の主人公・新城功二役の橋爪淳さんと、ゴジラvsシリーズヒロイン三枝未希役の小高恵美さんの久しぶりの再会。たっぷりと当時のお話を中心に対談していただきました。撮影現場の様子やあの時のおふたりのお気持ち、さまざまなエピソードなど、ファン必読のページになっています!
 橋爪さんといえば最近では『ウルトラマンZ』のバコさんで特撮ファンにはお馴染みですが、27年前はMOGERAのパイロットなのです。そしてvsシリース6作に出演された小高さんですが、三枝未希がメインのヒロインとしてほのかなラブロマンスや超能力をいろいろと駆使するのも本作だけ。そんなおふたりが揃って対談していただくのはファンとしても嬉しいことです。間違いなく当時が蘇ります!!

【2】
 美しき生物工学博士・権藤千夏を演じられた君島(吉川)十和子さんにもインタビュー。現在は女優業をお休みされて事業家として活躍されている君島さんが、27年後の今、ゴジラ関連でお話ししてくださるのはかなり貴重です。以前にも増してお綺麗ですし、当時のことを今も具体的に覚えておられて、内容の濃いインタビューになりました。お話をお聞きしながら、何度もその後の権藤千夏と話している感覚になったぐらいです。

【3】
 各場面のシーンメイキングも小島太郎氏、鈴木健二氏、岡秀樹氏、林谷和樹氏、なかの★陽氏、島田充氏など、多くの当時の各部署のスタッフの皆さんの証言とともに、初出の珍しい写真をたくさん掲載しています。あのシーンはこんなふうに撮影していた、このシーンの裏側にはこんな出来事があった……など今だから話せるエピソードなど、貴重な証言にも注目です!

【4】
 デザインワークスページでは、本作での新キャラクターのスペースゴジラ、リトルゴジラ、MOGERA、フェアリーモスラ、ランドモゲラー、スターファルコンなどのデザイン画を可能な限り、検討用デザインから決定稿も含めて掲載。カラーリングの検討案も紹介しています。担当された吉田穣氏、西川伸司氏にもインタビューして、デザインをされるまでの経緯などをお聞きしました。スペースゴジラの基となった「超ゴジラ」も少しだけ紹介しいます。

【5】
 キャラクター造形メイキングでは、撮影で使用したスーツ(着ぐるみ)の製作の様子を中心に掲載です。関係者の皆様のご協力で多くの写真も使わせていただき、ゴジラ、スペースゴジラ、リトルゴジラのスーツの完成までの過程がわかります。製作を担当された東宝映像美術・小林勉氏、贄田直樹氏にはゴジラのメイキングを、モンスターズ・若狭新一氏、伊藤成昭氏にはリトルゴジラとスペースゴジラについて詳しくお話をお聞きしました。

【6】
 メカニックの造形は、こちらもMOGERAのスーツを中心に紹介しています。珍しい写真とともに、造形・製作を担当された澗淵隆文氏にいろいろとお話をお聞きしました。さらに、MOGERAのギミック満載の変形モデルの製作を担当された高木敏喜氏にもインタビューしています。どちらのMOGERAも大きく特写ページにも掲載しています。合わせてご覧ください。

【7】
 アートワークスでは、本編美術を担当された酒井賢氏にお話をお聞きし、貴重なデザイン画をたくさん掲載。バース島のテント村の様子や司令室、福岡の瓦礫のシーンなど、名場面のセットはどんな感じでデザインされて作られたのか、酒井さんのコメントもありますのでぜひ探ってみてください。
 大澤哲三氏が担当された特撮美術のデザイン画もあります。

【8】
 スーツアクターのメイキングもコンプリーションの定番コーナーのひとつ。vsシリーズのゴジラアクターである熱い男、薩摩剣八郎氏のインタビューは欠かせません。そしてMOGERAを演じられた福田亘氏にもインタビュー。おふたりの熱演エピソードにも注目してください。

【9】
 小川利弘氏にインタビューしたエフェクトなどの特殊視覚効果メイキング、こんなにあったのかと驚くぐらい盛り沢山の宣材紹介コーナー、企画から完成、公開後までを追ったプロジェクトコーナーなど、しっかりチェックしていただきたいコーナーもしっかり掲載。

【10】
 富山省吾プロデューサー、製作補・有正眞一郎氏、脚本・柏原寛司氏にもインタビュー。初めて聞くような当時の貴重なエピソードもそれぞれのお立場でいろいろお話ししていただきましたが、シナリオ完成に至るまでの流れもお三方の証言でわかります。製作が進められていく様子や、ストーリーができ上がっていくまでの過程などを知ることができます。

【11】
 亡くなられた山下賢章本編監督、川北紘一特技監督の再録インタビューも再構成して掲載。今だからこそ偉大なる両監督の言葉が貴重なものと感じていただけると思います。おふたりがどんな思いで作られたのか、改めて読んでいただきたいページです。

【12】
 音楽を担当された服部隆之氏と音楽プロデューサーの北原京子さんにもインタビュー。なぜ服部氏が担当することになったのか、あの印象深い音楽がどのようにして作られたのか、などお話していただきました。

【13】
 シナリオ完成までには、ストーリー案、4つのプロット、検討稿、準備稿、そして決定稿という流れがあります。これらをもれなくまとめて順に掲載しました。決定稿は現場で加えられた差込付きです。富山氏、有正氏、柏原氏のインタビューと合わせてご覧いただく流れがよくわかります。

【14】
 クライマックスの福岡をはじめとする各地でのロケの多かったのが本作。各所のロケ地紹介の縦断ガイドも充実! コロナが落ち着いたらぜひ訪れてみたい箇所ばかりです。

【15】
 そしてライター陣によるマニアックなネタで、コンプリーションの名物コーナーとなっているおなじみのコラムも、今回皆さんの知らなかった重箱の隅を突くようなものがあるかも!?

【16
 四半世紀以上前の作品でありながら、撮影で使用されたプロップが今もたくさん残されている本作。可能な限り取材して特写して掲載しました。「ええっ、これが残っていたの!?」という珍しいものも今回発見できましたので、その辺もぜひ注目していだたきたく思います。撮影用スーツはドーンと大きく掲載しています。細部までしっかりご覧ください。

 たくさんの皆様のご協力をいただいて、今回も各コーナーは濃いページばかりになりました。資料や写真のご協力、取材時の便宜など、当時のスタッフの方々や関係各社の皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。この場を借りて熱く御礼申し上げます。
 そしてゴジラファンの皆さんにはぜひご覧いただいて『ゴジラvsスペースゴジラ』の魅力にたっぷりと浸っていただきたく思います。

ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション
発行/ホビージャパン
定価/本体3,950円+税
絶賛発売中! 全国書店、各通販サイトでお求めください。

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b556923.html

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▲ホビージャパン5月号の広告。こちらも見てね。

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ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション

2021年03月26日 | ニュース




ゴジラvsスペースゴジラ
コンプリーション




 ゴジラ映画の書籍コンプリーション シリーズとして第6弾となるのが今回の「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション」です。3月31日発売です。

 タイトル通り『ゴジラvsスペースゴジラ』(94年)を取り上げた一冊です。
 平成ゴジラvsシリーズの第5作目として作られた作品で、宇宙から飛来した新怪獣・スペースゴジラ、ゴジラを倒すために作られた新型ロボット・MOGERA、成長したベビーゴジラの新しい姿のリトルゴジラなどが登場。
 宇宙怪獣という存在はゴジラ映画では久しぶりの登場ですし、ランドモゲラーとスターファルコンに分離・変形が見どころでもあるMOGERA、可愛くデザインされたリトルゴジラはいろんな意味で話題になりました。
 アクションあり、ほのかなラブロマンスあり、日本各地でのロケあり、福岡での迫力あるクライマックスの特撮バトルと、これまでのvsシリーズとはやや趣が異なり、見所が多い作品でもありました。

 今回も羽沢組は、企画、構成、編集、執筆、デザインといろいろ担当させていただきました。
 発売近くになりましたら詳しく各掲載コーナーをお知らせしたいと思いますが、主なものとしては主人公・新城功二役の橋爪淳さんとシリーズのヒロインでもある三枝未希役の小高恵美さんに久しぶりに対面していただき、対談していただきました。ファンにはたまらない組み合わせと思います。
 今は女優業をお休みになられた君島(吉川)十和子さんにもインタビュー。そのほか、富山省吾プロデューサー、脚本家の柏原寛司さんをはじめとする多数の関係者の方々にもインタビューさせていただきました。
 場面のメイキングはもちろん、造形やスーツアクターなど各パートのメイキング、デザインワークス、アートワークスなど充実したコーナーでいっぱいです。
 作品の最初の基となったストーリー案から各プロット、検討稿、準備稿、決定稿と、企画からシナリオの完成までをしっかり掲載しています。
 多数現存するプロップも可能な限り特写し、「こんなものまであったのか!」なものも掲載です。

 これまでのコンプリーション 同様に、ぜひゴジラファンの皆さんにはご覧いただきたい一冊です。よろしくお願いします。


ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税
●3月31日発売予定

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b556923.html
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超星神シリーズ コンプリーション

2021年03月25日 | ニュース




超星神シリーズ
コンプリーション




 ホビージャパンから発売される書籍コンプリーションシリーズ。特撮ではゴジラ映画をシリーズで取り上げてきましたが、今回は「超星神シリーズ」での一冊になります。

 「超星神シリーズ」は一定の年齢層の方々には人気がありますが、ゴジラオンリーの方々にはあまり馴染みがないかもしれませんので少し解説を。

 超星神シリーズは、『超星神グランセイザー』(03~04年)、『幻星神ジャスティライザー』(04~05年)、『超星艦隊セイザーX』(05~06年)と続いた、東宝製作の特撮テレビ番組シリーズで、テレビ東京系列などで全国放送されました。『超星艦隊セイザーX』は『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』(05年)として映画化もされました。
 全作の特技監督を勤められたのは、ゴジラシリーズでお馴染みの川北紘一監督です。ゴジラ映画や東宝特撮のプロップも登場したり、ゴジラファンにはどこかで見たような怪獣やメカによく似たキャラクターたちも多数登場しました。
 これらの作品をまとめたのが今回の書籍で、羽沢組はデザインを担当させていただきました。
 編集や執筆にはノータッチですので、本の内容については具体的にお話しできる立場にはないので、編集部や関係者の方々のSNS等でご確認ください。

 この本の企画を最初に聞いたのは、一昨年の後半、ちょうど「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション」の編集中かそのちょっと前かだったと思います。当時、その後に「ゴジラ迎撃作戦 オペーレーションマニュアル」をはじめとするの複数の書籍の企画に関わることになっていましたので、大まかなスケジュールを聞いたところ、バッティングの可能性があるので「デザインだけなら」とお引き受けしました。
 結局その後に広がった新型コロナの影響で、予定していた各書籍が中止、延期などで、この「超星神シリーズ コンプリーション」や「ゴジラ迎撃作戦 オペーレーションマニュアル」、その後の「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション」も昨年末から今年の春の間と、近い時期に集中してしまったんです。
 私事で恐縮ですが、2冊のコンプリーション作業の間、身内の不幸もありメンタル的にも厳しい時期でした。いずれにしてもずっとこの2冊に集中していたので、ブログの更新もソフビ業務も止まったままになってしまいました。(毎日夢の中でもレイアウトしてました……笑)
 さらに「超星神シリーズ コンプリーション」の発売が遅れてしまい、「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション」と時期がかなり重なってしまったのはイレギュラーでしたが、自分の体力や気力が続いたのでなんとか今はほっとしていますし、何よりもPCのハードディスクが持ち堪えてくれたのが一番の安心でした(笑)。

 前述したように、この本の内容紹介については他にお任せしますが、立場上ウチは完成ページを最初に見られますし、入稿作業までの作業も担当ですから何度も読み返しておりました。個人的な印象としては、インタビューなどで掲載されている関係者の方々の関わられた作品に対する愛情を強く感じました。そして同じく編集に関わられた方々の各作品への愛情も感じました。
 ですから「超星神シリーズ」を好きな方にとっては喜んでいただけるのではないでしょうか。
 興味のある方はぜひご覧ください。

超星神シリーズ コンプリーション
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税
●発売中


©2003 グランセイザープロジェクト・テレビ東京
©2004 ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京
©2005 セイザーXプロジェクト・テレビ東京
©2005 セイザーXムービープロジェクト


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ふたつのコンプリーション

2021年03月24日 | ニュース


「ゴジラvsスペースゴジラ」
「超星神シリーズ」
ふたつのコンプリーション


 ブログ更新久しぶりです。
 昨年末からずっと書籍関係で忙しかったこともあり、なかなか更新できませんでした。

 すでにSNS等でご存知の方も多いかと思いますが、特撮のコンプリーションが2冊発売です。
 ひとつは「超星神シリーズ コンプリーション」。こちらはすでに発売中です。
 もうひとつは「ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション」。3月31日発売予定です。

 昨年後半に発売した「ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル」の作業が終わってすぐ、こちらの2冊に取りかかっていました。「ゴジラvsスペースゴジラ」は、いつものように企画から構成、編集、執筆、デザインとがっつり気合いを入れて、いつものコンプリーションチームと一緒に作りました。「超星神」はデザインのみの担当です。
 「超星神」が当初の発売予定日から延びてしまったため、近い時期にふたつのコンプリーションの作業になってしまい、一時は大変でしたが、なんとか乗り切れたので安心しているところです。

 どちらも近日改めて紹介させていただきます。
 よろしくお願いします。

 明日発売のホビージャパン5月号にどちらのコンプリーションも1ページずつ広告がバッチリ載りますので、そちらも注目されてください。

 ぼちぼちソフビの方も再開しようと思います。

超星神シリーズ コンプリーション
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税
●発売中

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b528541.html

ゴジラvsスペースゴジラ コンプリーション
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税
●3月31日発売予定

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b556923.html

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ゴジラおせち2021

2020年12月28日 | ニュース




ゴジラおせち2021

 デアゴスティーニジャパンから発売された「ゴジラおせち2021」の桐箱のデザインとイラストを担当しました。


▲写真はサンプルです。

 11月2日の記事でお知らせしたデアゴスティーニジャパンから発売された「ゴジラおせち2021」。すでに予約は終了しているので今からではお求めは間に合いませんが、報告をするのを忘れていました。
 セットのロゴ、桐箱のデザイン、その中で描かれたイラストを担当しました。もっと早くにお知らせしようと思っていたのですが、いろいろあったり忘れたりして(これらの作業をしたのが夏だったのです)今頃になってしまいました(すみません)。

 描いたイラストは第一作『ゴジラ』の、いわば初代ゴジラです。一見写真のシルエット風ですが、それをイメージさせるようなものを描きました。本当は「写真?」ともっと思わせるようにと思っていたのですが、いろいろ紆余曲折があって(聞かないで……笑)このようになりました。
 ご注文された方にはぜひ、お召しになられた後には箱を捨てないでほしいなぁなんて思ったりします。収納などの何かのお役に立てれば嬉しいです。

 次からはもっと早くこういうことは報告します(反省)。

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ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル

2020年12月25日 | ニュース




ゴジラ迎撃作戦
オペレーションマニュアル

本日発売!!



 本日12月25日、かねてから告知をしていた「ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル」が発売されました。弊社で構成、執筆、デザインを担当させていただきました。見どころを詳しくお知らせいたしますので購入の際の参考にしていただければ幸いです。

【見どころ1】
「ゴジラ迎撃作戦」は淡路島ニジゲンノモリ内にある、実物大ゴジラを中心としたゴジラのアトラクション&展示の施設です。実物大のゴジラが作られたのは前代未聞と言っていいほど大きなプロジェクトでもあります。その迫力と巨大さは、現地で直接目にして頂かなくては体感できるものではありません。少しでもそれに近い雰囲気や情報を本書で感じていただければと思い、編集をしました。
 まだ行かれていない方には「ぜひ行ってみたい」、一度行かれた方にも「また行きたい」と思っていただければ嬉しいです。

【見どころ2】
 ニジゲンノモリに鎮座する実物大ゴジラを撮影したさまざまな写真をオフィシャル、撮り下ろしも含めてたっぷり掲載しました。
 現地取材のも含めてたくさんの写真を用意したのですが、その中からかっこいいアングル、珍しい構図のものなどを厳選しました。昼夜それぞれの様子、細部のディテールや迫力あるゴジラの大きさを感じていただければ幸いです。

【見どころ3】
「ゴジラ迎撃作戦」にはNIGODという組織が設定されています。なぜ淡路島にゴジラなのか? NIGODとはどういう組織で歴史があるのか? そして迎撃作戦の内容は? これらの設定を理解することで、ミッション参加となるアトラクションもより楽しめるはずです。
 NIGODの設定を作る上では、関係者の方々が用意されたたくさんの資料が存在していました。かなり詳細に考えられているのです。非公開だった部分も含めて、これらの資料はすべて目を通させていただき、我々の方で時系列にまとめて読みやすくしたつもりです(たくさんNIGODの勉強をしました…笑)。NIGODの歴史の中には、年号や人名などでゴジラファンにはニヤリとしてしまうネタも!?
 また、ニジゲンノモリさんが宣材用に作られた3種の毎朝新聞も丸ごと掲載しています。

【見どころ4】
 もちろんエリア内の各施設やアトラクションのガイドブック的な役目も果たすべく、現地で徹底的に取材しました。
 実物大ゴジラに超接近できる2種類のジップライン体験(口の中に飛び込む体内監視コースと、ゴジラの側面のすぐ近くを通過する体表監視コース)や、増殖するゴジラ細胞との戦いのゲームである対ゴジラ細胞シューティング、レアなプロップやディオラマが多数展示してある世界初の常設となるゴジラミュージアムなど、各施設や参加できるアトラクションの内容もたっぷりの写真で詳細に紹介。訪れたことのある方でも見落としているポイントがあるかもしれません。

【見どころ5】
 実物大ゴジラがどうやって作られたのか。あれほど巨大なものを作るということは容易なことではありません。関わった方々の人数もかなりのものになります。
 企画・検討段階から完成に至るまで、製作工程の各パートの初出し写真&資料と、関係者の方々への徹底取材でメイキングを初公開!
 各サイズの検討用模型の造形の様子、3Dによるモデリングデータ、実物大の原型、設置や塗装の様子などetc。関係者の方々から頂いた大量の写真や資料の中から(本当は倍のページ数がほしかったぐらいです)、ポイントとなるものをチョイスしてまとめてみました。かなり凝縮して濃いページになったと思います。

【見どころ6】
 現地に行かれてご覧になった多くの方が絶賛されている、現地でしか観られない7分30秒の新作のアトラクション映像も詳細に紹介。ミッション参加の最初がこの映像の鑑賞なのです。「ゴジラ迎撃作戦」の概要とゴジラとNIGODの戦いを描いた迫力ある映像です。
 劇中の名場面をセレクトした映像ビジュアル、中川和博監督と主演の山崎紘菜さんインタビュー、シナリオや画コンテなど、ここまで見せちゃって大丈夫?なぐらい掲載しました。
 ゴジラファンでもある中川監督には資料などでもご協力いただき、撮影当時の裏話や作品への想いなどを語っていただきました。各シナリオ類や画コンテなども中川監督が書かれたものです。これらを見るだけでもゴジラ愛が伝わってきます。
 山崎さんには、ゴジラ・フェス2020に出演されて「ゴジラ迎撃作戦」をPRされた後、すぐにイタンビューさせていただいたので、役名の三枝優里の時の白衣でも写真を撮らせていただき、作品への出演の思いをお話ししていだたきました。笑顔がとても素敵でした。

【見どころ7】
 ゴジラファンビギナーの方にもぜひ本書を楽しんでいただきたく、ゴジラの歴史がわかるようにこれまでのゴジラ映画35作品もまとめて紹介しています。
 現地のゴジラミュージアムには、35作品のポスターがずらりと並んで展示されているのですが、それとリンクするようにあえて同じポスター画像を使用して掲載しましたので、あまりゴジラに詳しくない方には、ミュージアムを訪れる際に本書を片手にご覧いただければ楽しめる助けになれればとも思います。

【見どころ8】
 現地のミュージアムショップで販売中の各種ゴジラグッズ、ゴジラに関連したオリジナルコラボメニューもたっぷり紹介。今も次々に新商品、新メニューが展開されていますが、掲載しているのは取材当時の時点でのものですので、もちろんこれ以外にもありますからぜひ現地で発見して楽しんでいただければと思います。
 さらに複数あるスマホアプリで楽しめる「迎撃作戦」のミッションやバリエーション豊かな特典のポストカード各種、さらにさらにニジゲンノモリ内の「迎撃作戦」以外の施設の紹介など、細かな情報も盛り沢山。

【見どころ9】
 たくさんの方が関わられた「ゴジラ迎撃作戦」のプロジェクト。その中心となったのは、監修を担当した東宝・砂子達也氏とクリエイティブディレクターとして実物大ゴジラやミュージアムなどの指揮をされた乃村工藝社・川原正毅氏。そのおふたりに対談していただき、お話を伺いました。
 プロジェクト全体の企画から完成までのご苦労や裏話、各パートの内容の決定の経緯から、どうやって各作業が進められたのか、おふたりの熱い思いなど詳しくお話ししていただきました。

【見どころ10】
 本書は全国書店、各通販サイトで絶賛発売中です。
 現地のゴジラミュージアム、ニジゲンノモリオンラインショップで本書を購入すると、限定のポストカードがもらえます。こちらも弊社でデザインを担当させていただきましたのでぜひゲットされてください。
https://shop.nijigennomori.com/items/35358500



 ゴジラ本といえばゴジラ本ですし、テーマパーク本といえばテーマパーク本でもあるわけですが、こういった新しい試みでの本作りは、大変なことも山ほどありますが、編集作業をしていても新鮮で楽しいものでした。
 いつもの癖で(笑)重箱の隅をつつくような取材や要望をしてしまうのですが、関係各社の方々には多大なご協力をしていただきました。「こういう資料やデータが欲しい」「こういう写真はないですか?」「ここがわからないので教えて欲しい」など、たくさんのわがままをお願いしたにもかかわらず、東宝さん、ニジゲンノモリさんの各担当の方々、川原氏や造形デザイナーの豊田裕基氏をはじめとする乃村工藝社さんの皆様、間に入ってくださったホビージャパン木村編集長はそれに応えてくださり、本当に感謝しております。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
 ゴジラを好きな方には一度は訪れて欲しい施設です。映像やミュージアムを見ていただきたいし、なんと言っても実物大ゴジラの迫力は近くで生で見てこそだと思います。まさに「体感」できるエリアなのだと思います。
 本書が少しでもそのお役に立てれば幸いです。

 あくまで個人的な感想ですが、エリア内にこれからもゴジラの世界を広げるべく新展開を期待してしまうし、運営を長く続けていただき、たくさんの方々にもっとゴジラを知っていただき、好きになっていだたきたい施設であって欲しいと心から思います。

「ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル」
●定価/2000円+税
●発行/ホビージャパン

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b545242.html

TM &(C)TOHO CO., LTD.

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ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル

2020年11月04日 | ニュース




ゴジラ迎撃作戦
オペレーションマニュアル



 兵庫県淡路島のニジゲンノモリで展開している体験型アトラクション「ゴジラ迎撃作戦」は、11月2日の記事で紹介しましたが、その完全解説本の発売が決まりました。ただいま絶賛編集中です!!

 先日お伝えしたように、この「ゴジラ迎撃作戦」は実物大に造られた『シン・ゴジラ』(2016年)のゴジラを中心に、プレシアター映像、ゴジラに飛び込むジップライン、G細胞と戦うシューティング、世界初の常設ゴジラミュージアムなど、さまざまな体験ができる施設です。
 これらの内容をどこよりも詳しく、多く、濃密にお伝えする本を作ることになりました。
 現地取材はもちろん、東宝さん、ニジゲンノモリさん、乃村工藝社さんをはじめとする関係各社の皆様からのご協力をいただいて、撮り下ろしも含めて初公開の資料や写真が満載です。
 実物大のゴジラがどうやって造られたのか、現地でしか観られない特別映像がどうやって作られたのか、NIGODとはどんな組織なのか、関連する各施設の詳細と徹底ガイド、オリジナグッズやメニューの紹介など、コンプリーション並に濃い内容でお届けします。
 すでに体験された方、まだ体験されていない方問わず、ゴジラファンには興味深いものに。そして未体験の方には、一度行ってみたいと思っていただけるような本にしたいと思っております。

 羽沢組では只今編集スタッフと共に執筆、デザインと、皆さんに喜んでいただけるよう、絶賛編集中です。
 昨日のゴジラ・フェス2020でも配信された上記のビジュアルも弊社で作らせていただきましたが、たくさんの皆さんに興味を持っていただけているようで嬉しい限りです。
 すでにニジゲンノモリさんでは予約受付をしておりますし(限定プレゼントあります)、いずれ各方面でも情報がリリースされると思います。発売近くになりましたら、改めて内容の詳細をお知らせいたします。


ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル
●発売日/12月25日発売予定
●定価/本体2000円+税
●発行/株式会社ホビージャパン
●企画/株式会社乃村工藝社
●ニジゲンノモリ オンラインショップ

 https://shop.nijigennomori.com/items/35358500

TM &(C)TOHO CO., LTD.

(2020年11月11日更新)
価格の訂正がありましたので、画像と定価表示を修正しました。

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ゴジラな秋!

2020年11月02日 | ニュース


たくさんのゴジラ関連情報がリリース!

 コロナ禍でイベントなどが制限されている今年、例年とは大きく様変わりしていますが、夏から秋にかけて様々なゴジラ関連情報が出されました。ゴジラファンにとってはこの秋は何かと忙しくなりそうです。そんなわけで少し主だったものをまとめてみました。何かのお役に立てれば幸いです。

ゴジラ・フェス2020 ONLINE
 11月3日のゴジラの日に恒例となりつつある「ゴジラ・フェス」ですが、今年はオンライン配信での開催。約9時間のボリュームですが、内容も盛り沢山で新撮映像や新商品の情報など初めて知るものもたくさんあるそうです。
●日時/11月3日(火・祝) 12:00~21:00配信
●価格/有料4000円 見逃し配信あり
https://stagecrowd.live/s/live066/?ima=2003
●内容/オープニングイベント
・TVアニメ「ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉」トーク
・初代ゴジラスペシャルコンテンツ
・あの怪獣がまさかの復活
・新グッズ紹介など
ゴジラ寄席
東宝スタジオツアー
ゴジラ迎撃作戦
ゴジばん
ゴジラ・ストアOsaka
居酒屋ゴジラ
●公式ホームページ

https://godzilla.store/gfes/2020online/



ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉
 新作のゴジラ作品の情報が公開されました。今度は来年放送のテレビアニメでの登場です。これまでにないゴジラワールドになりそうな予感がします。すでに予告PVも公開され、あの怪獣も登場するの?と話題になっています。注目したいところですね。
●放送日/TOKYO MXほか2021年4月放送開始
 Netflixにて全世界配信(日本先行)
●公式ホームページ/

https://godzilla-sp.jp
●予告PV/
https://godzilla-sp.jp/movie/



ゴジラ迎撃作戦
 もしかしたら今年いちばんのゴジラの話題になった情報かもしれません。兵庫県淡路島に誕生したゴジラのリアル体験型アトラクションで、実寸大の巨大なゴジラが登場し、10月に正式オープンしました。ここでしか観られないプレシアター、ゴジラに接近するジップライン体験、世界初の常設ゴジラミュージアムなど見どころが満載です。前述のゴジラ・フェスでも関連した新しい情報がいくつか解禁されるそうです。
●場所/兵庫県淡路市楠本2425番2号
兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」
●主な内容/プレシアター映像上映
ジップライン体験アトラクション
ゴジラ細胞シューティングゲーム
ゴジラミュージアム
ARスタンプラリー
オリジナルフードメニュー
限定ゴジラ商品が多数販売のグッズショップなど
●公式ホームページ/

https://nijigennomori.com/godzilla_awaji/



トーキョーゴジラミュージアム
 東京ジョイポリスで開催中の期間限定のXR体験でゴジラの迫力を間近で感じられるアトラクション。ジオラマの世界にCGのゴジラが現れて鑑賞できます。
●期間/2020年10月1日~2021年5月31日
●場所/東京都港区台場1丁目6-1 3F~5F DECKS Tokyo Beach
 東京ジョイポリス
●公式ホームページ/

https://tokyo-joypolis.com/attraction/godzilla/index.html



ゴジラ誕生祭スピンオフ ゴジラまつり
 毎年11月2日に開催していたゴジラ誕生祭は、今年は日付を変えて東京池袋と京都でそれぞれ開催です。
【池袋HUMAXシネマズ】
●11月13日
『シン・ゴジラ』上映
『巨神兵東京に現る 展覧会版』上映
メイキング映像『巨神兵が東京に現れるまで』
ゲスト/樋口真嗣監督
●11月20日
『ゴジラvsキングギドラ』
生コメンタリー上映
ゲスト/ロバート・スコット・フィールドさん
●公式ホームページ/

https://www.humax-cinema.co.jp/ikebukuro/news/13389/
【京都みなみ会館】
●11月14・15日
『ゴジラの逆襲』上映
●11月21・22日
『ゴジラvsメカゴジラ』上映
●11月28・29日
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』上映






ゴジラおせち2021
 デアゴスティーニジャパンから発売のゴジラおせちが登場。12月30日着と1月2日着で予約を受け付け中。初代ゴジラが描かれた今年だけの限定の桐箱の中に、ゴジラに関連づけた豪華なおせち料理がたくさんです。ゴジラスーツアクターの薩摩剣八郎さんと喜多川務さんからの年賀状がついてくるというサービス。
●公式ホームページ/
https://deagostini.jp/select/series_list.php?title_code=GOT




 自粛ムードの昨今ですが、ゴジラファンにとっては時間とお金がいくらあっても足りないくらいの(笑)秋から冬になりそうですね。
 で、羽沢組はというと、実は上記のどれかのいくつかにちょっとずつ関わらせていただいております。詳細につきましては時期が来ましたらお知らせしますのでお待ちください。

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「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy

2020年10月23日 | ニュース


特撮のDNA―
ウルトラマン Genealogy




 先日駆け込みで「 特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」を拝観させていただきました(仕事じゃないよ)。
 会場が羽沢組から徒歩2分でしたので、いつでも行けると思っていたところ、もうすぐ終わっちゃう!と気がついて慌てて観てきました。
 たくさんのウルトラヒーロー、円谷作品のプロップが展示されてウルトラワールドが広がっていました。
 展示のレイアウトが新鮮で見やすかったです。

 50年以上も続くウルトラシリーズ。『ウルトラQ』から今の『ウルトラマンZ』に至るまで、テレビで放映されたものは、幼少期からひと通り見続けているのですが、やっぱり時間をかけて見入ってしまうのは子供の頃に夢中になって観ていたシリーズですね。
 ウルトラシリーズはそれほど詳しくはないのですが、怪獣や兵器などの名前は近年の作品のものはつい忘れがちですが、子供の頃に覚えたものは今でも忘れないものです。不思議です。









 どうしても『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』に注目してしまうおじさんなのですが、近年のウルトラシリーズにほぼ毎回登場しているウルトラマンゼロを見ると「彼はホントによく働くなぁ」と感心してしまう私です。

 写真はたくさん撮らせていただいたのですが、多くの方がSNSなどでアップされていますので、ここでは少しだけ。

 スタッフ、関係者の皆様素敵な展示をありがとうございました。
 盛況おめでとうございました。

 東京での会期は終了し、12月には大阪で開催されるそうです。
 さらに「特撮のDNA~ゴジラ、富士山にあらわる~」が2021年夏、山梨県立博物館で開催されるそうです。
 これらも楽しみですね。

 今回はウルトラヒーローたち中心でしたから、いつかウルトラ怪獣だらけの展示も見たいと思った私でした。



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ホビージャパン6~10月号

2020年09月18日 | ニュース


ホビージャパン6~10月号



 ここ5ヶ月分のホビージャパン各号での弊社のデザイン担当ページです。

6月号
・超合金の魂「無敵ロボトライダーG7」「超獣機神ダンクーガ」ほか

7月号
・超合金の魂「無敵ロボトライダーG7」「宇宙海賊キャプテンハーロック」ほか

8月号
・超合金の魂「超獣機神ダンクーガ」「宇宙海賊キャプテンハーロック」ほか

9月号
・超合金の魂「超電磁マシーン ボルテスV」ほか
・情報「2020年夏、淡路島にゴジラ上陸」

10月号
・超合金の魂「勇者王ガオガイガー」「スパイダーマン」ほか
・ジオラマ・ゴジラミュージアム作例を紹介「ヤツを上陸させるな!」
・ジオラマ・ゴジラミュージアム作例を紹介「その名は呉爾羅」

 ゴジラファンにおすすめなのは、9月号と10月号。
 9月号の「2020年夏、淡路島にゴジラ上陸」は、兵庫県淡路島公園内のアニメパーク「ニジゲンノモリ」に設立された「ゴジラ迎撃作戦~国立ゴジラ淡路島研究センター~」の紹介です。ほぼ実寸に近い『シン・ゴジラ』に登場したゴジラをはじめ、各関連施設やアトラクションをお知らせしています。

 10月号では上記の「ゴジラ迎撃作戦~国立ゴジラ淡路島研究センター~」内に展示されるふたつのジオラマを詳細掲載。角田勝成さんによる「ヤツを上陸させるな!」は『シン・ゴジラ』をイメージした漁港でのゴジラと自衛隊の攻防戦を立体化。ゴジマ大隊長さんの「その名は呉爾羅」は、施設内のゴジラミュージアムに展示される絵巻物をモチーフにした、淡路島でのゴジラと武士の戦いの様子を立体化したものです。
 どちらのジオラマも淡路島で見られることになりますが、10月号での詳細を先に見て知っておくとより楽しめると思います。

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ホビージャパン12月号~5月号

2020年04月07日 | ニュース




ホビージャパン12、1、2、3、4、4、5月号



 ここ半年分のホビージャパン各号での弊社のデザイン担当ページです。

12月号
・超合金の魂「超電磁ロボ コン・バトラーV」ほか

1月号
・超合金の魂「XX計画 ひみつ超計画セット」

2月号
・超合金の魂「伝説巨神イデオン」「超獣機神ダンクーガ」ほか

3月号
・超合金の魂「未来ロボ ダルタニアス」ほか

4月号
・超合金の魂「無敵ロボ トライダーG7」「伝説巨神イデオン」ほか
・ジオラマ「3式機龍、暴走!」
・ジオラマ「南海の海にゴジラ出現」

5月号
・「レオパルドン&マーペラー召喚セット」「スパイダーマン」ほか



 ゴジラファンにおすすめなのは、4月号のふたつのジオラマ。
 ホビージャパンで怪獣ジオラマを多数作られている角田勝成さんの機龍のプラモを使った、しらさぎを交えた構図がかっこいい作品の紹介。
 もうひとつはベテランの情景王・山田卓司さんのハリウッドゴジラが海から出現したところをイメージした迫力あるシーンのジオラマ。
 どちらも一見の価値ありです。

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ゴジラvsキングギドラ コンプリーション 本日発売!

2020年03月31日 | ニュース




ゴジラvsキングギドラ
コンプリーション

本日発売!!



 ゴジラ映画のシリーズとしては5冊目となるホビージャパン発行の書籍コンプリーションシリーズ「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション」が本日発売となります。見所などの詳細をまとめましたので、これから購入を考えておられる方はぜひ参考にされてください。

 1991年に公開されたゴジラvsシリーズ2作目となる『ゴジラvsキングギドラ』を取り上げた一冊です。
 ゴジラとキングギドラの初の1対1の対決、タイムスリップ、できたての新都庁舎、ゴジラとキングギドラ の誕生のルーツなど見所がたくさんあるエンターテインメント作品として人気のある映画でした。
 気分はKIDSに乗って公開当時の1991年にタイムワープしている皆様、30年後の未来に作られたこの本をぜひご覧ください!

【見所1】
 これまでのコンプリーションシリーズの中では、各スタッフや関係各社の皆様のご協力で最も多く資料や写真を集めることができました。貴重な初めて公開するメイキング写真が多数あります。スキャニングだけでも、年末年始の休みを返上して1ヶ月以上かかってしまったほどです。こんなに一冊のためにスキャニングしたのは初めてです(笑)。その中から厳選して各コーナーに掲載しています。

【見所2】
 キャストインタビューは3人の方。
 「(今まで)数十年も前の作品について聞かれることなんてなかったですよ(笑)」とおっしゃっていた寺沢健一郎役の豊原功補さん。テレビドラマや映画などで活躍されているのは皆さんご承知のとおりです。ゴジラに関して公にお話しされるのは2014年の大ゴジラ特撮展(池袋展)のトークイベント以来かと思います。
 そして親子3代にわたってゴジラ映画に出演された真崎洋典役の佐々木勝彦さん。私事で恐縮ですが、お会いするのは2014年の大ゴジラ特撮展(大阪展)のトークイベントで、開始前にプレゼント用のサインを書かれるのをお手伝いして以来です。その時は時間が結構ありましたのでいろいろとお話しさせていただきました。昭和のゴジラ映画にも出演されていますし、エピソードも多彩な方ですので、あれ以来いつかインタビューさせていただきたいと思っていたので、実現してうれしかったです。聞いてみたい事はまだまだあったのですが、今回は『vsギドラ』中心でお話を伺いました。
 ラストは体を張った当時のエピソードを笑いを交えて話されたアンドロイドM11のロバート・スコット・フィールドさん。ゴジラ誕生祭では、みんながなぜか事前に知っているシークレットゲストとして一部のゴジラファンの皆さんにはお馴染みです。ゴジラ誕生祭では私もお手伝いさせていただいているので、空き時間は毎年スコットさんとは二人でいろいろな事を話す機会が多いのです。いつか『vsギドラ』の本を作る時はインタビューしますからね、とだいぶ前から約束していたのでそれが叶いました。
 お三方とも当時を振り返ってそれぞれのエピソードなどをお話ししてくださいました。

【見所3】
 スタッフや関係者の方々が撮られた写真をはじめ、初掲載するものが多数のシーンメイキングでは、そういった写真を中心に構成し、鈴木健二さん、三池敏夫さん、神谷誠さん、桜井景一さんをはじめとするスタッフの方々にも多数お話を伺いました。あのシーンはどうやって撮られたのか、本編、特撮それぞれの様子は証言と共にご覧になってください。

【見所4】
 過去の書籍では多数掲載されていたメカギドラや各メカのデザインワークス資料ですが、一部だけだったり、描かれた方のお名前が間違っていたり、ちゃんとまとまった形での掲載はほとんどなかったと思います。
 描かれた西川伸司さん、青井邦夫さんのコメントやインタビューも交えてこれらを紹介しています。特撮以外の本編用のデザインも紹介しています。お二人のコメントからわかるように、どうやってデザインを創造されたのか、初めて聞くところも多々あると思います。

【見所5】
 撮影に使われたプロップとなるゴジラやゴジラザウルス 、ギドラ、メカギドラの各スーツ、そしてメカニックのMOTHERやKIDSらがどのようにして作られたのか、製作過程を撮った初出しの写真と各造形を担当された品田冬樹さんや村瀬継蔵さん、小川正さんらのインタビューで紹介する造形メイキングももちろんあります。ギドゴジのメイキングなどは特にレアかと思います。

【見所6】
 スーツアクターメイキングのコーナーでは、薩摩剣八郎さん、福田亘さん、破李拳竜さんの怪獣を演じられたお三方にも当時のお話をお聞きしました。撮影現場でのお三方の活躍とご苦労は写真と証言でご覧ください。

【見所7】
 MOTHER内や各シーンの場所のセットなどの本編美術をたくさん紹介していたことは今までなかったかと思います。アートワークスでは、本編美術を担当された酒井賢さんのインタビューと、酒井さんやスタッフの方々が描かれたデザイン画も多数紹介しています。
 個人的に酒井賢さんさんにはいつもお世話になっているので、しっかりお仕事を紹介できる機会になって私的にも嬉しいです。

【見所8】
 本作では川北監督の意向で、円谷監督の時代の時のようにピクトリアルスケッチがストーリーの冒頭からラストまで描き起こされました。これらはこれまで多数の書籍で掲載されてきましたが、本書では担当された破李拳竜さんに思い出深いものだけをチョイスしていただき、厳選して氏のコメント共に掲載しました。

【見所9】
 メインスタッフでは、本編監督の大森一樹さん、富山省吾プロデューサー、音楽プロデューサーの岩瀬政雄さんにインタビュー。まさに今だからこそ語られる興味深いエピソードがいっぱいです。当時どのようなお気持ちでおられたのか、現場の様子などもわかります。撮影当時は今から30年前ですから、思い出しながらいろいろと語ってくださいました。川北紘一特技監督、伊福部昭音楽監督の再録もあります。

【見所10】
 シナリオ&プロット関係では、ストーリー概要、シノプシス、準備稿、決定稿、完成台本を順に収録。そして珍しい田中友幸プロデューサーのシナリオの改訂指示書も掲載しています。短い文章ではありますが、田中Pのストーリーに関係する意向が活字で残されていたのはレアかと思います。これらを含めてシナリオ完成までの流れがわかると思います。少しですがあの幻の企画『モスラvsバガン』についても紹介しています。

【見所11】
 作品の企画から撮影、公開、各プロモーションなどを時系列で追ったプロジェクトコーナーでは、映画完成までの流れがわかります。写真や新聞記事もありますので合わせてご覧ください。

【見所12】
 恒例のロケ地コーナーもあります。新宿や福岡など、劇中の舞台となった聖地をバッチリ紹介。撮影当時からどのように変わってしまったのか、最近の写真とともに比較してみてください。

【見所13】
 ライター陣とっておき?のマニアックネタのコンプリーションお馴染みのコラムコーナーも充実。「え、そんなこともあったの?」というような、皆さんの知らない話題もあるかもしれません。

【見所14】
 実際に撮影に使用していたプロップ、小道具なども可能な限り調べて特写。ゴジラ映画としては、小道具類はわりと残っている方ですが、怪獣関係は実に少ないのが本作です。それでもなんとか構成できました。思わず30年前にタイムスリップした雰囲気になれるでしょう。

【見所15】
 そのほか、エフェクトなどの特殊効果のイメージデザインの紹介コーナー、多数あった宣材コレクション、本編と特撮の撮影スケジュールなど、盛り沢山の内容でお届けする一冊になりました。

 以上、購入時の参考にしていただければ幸いです。

 今回もたくさんのスタッフの方々、関係各社の方々にお世話になり、ご協力をいただきました。川北監督が残されていた、たくさんの資料にも大いに助けていただきました。皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
 いつもより編集期間の少ないコンプリーションにも関わらず頑張ってくれたライター陣にも感謝です。

ゴジラvsキングギドラ コンプリーション
●3月31日発売予定
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b497687.html
 お求めは全国書店、各通販サイトで。

 個人的にはコンプリーションがもうすぐ発売ということで、ようやく2019年の仕事が終わり、やっと2020年になった気分。
 あけましておめでとうございます。

 って、もうすぐ4月じゃん。がびーん。



TM&(C) TOHO CO., LTD.


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ゴジラvsキングギドラ コンプリーション

2020年03月23日 | ニュース





ゴジラvsキングギドラ
コンプリーション

3月31日発売予定

 ゴジラのシリーズとしては5冊目となる書籍コンプリーションシリーズ「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション」が3月31日に発売となります。ぜひお求めいただきご覧ください!!



 ワンフェス2020冬で情報解禁となりました「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション」ですが、その名の通りゴジラvsシリーズの第2弾作品『ゴジラvsキングギドラ』(1991年)を取り上げた一冊です。
 公開当時は多数の書籍が発売されましたが、時期的にやむを得なかったせいか、各出版物の多くは撮影の裏側の情報や掲載資料などはほぼ近い記事や似ている記事が多く、深いところまで突っ込んでいるものは探すのが大変なほど。
 公開から29年、つまり作られ始めて30年が経つわけです。この辺の時期の作品を調査して検証、資料の収集などは容易ではありませんが、これ以上先に伸ばせば伸ばすほど難易度は増すばかりです。

 もともとキングギドラ は人気怪獣であることは周知の事実ですが、近年ではアニメゴジラ劇場3部作や、ハリウッドの「キング・オブ・モンスターズ」でもキングギドラ は登場し、大きな話題となりました。本作では初めてゴジラとキングギドラが1対1で戦い、メカキングギドラ の登場も大きな話題となりました。
 さらにはゴジラとキングギドラ のルーツ、タイムスリップの展開、未来人の登場、戦時中の日本軍、当時できたばかりの東京のランドマークとなった新宿・新都庁舎と、見所がたくさんのエンターテインメント作品となりました。
 この作品のヒットによりvsシリーズが続けられたと言っても過言ではありません。この作品からゴジラファンになった人も多いとは聞きます。

 コンプリーションシリーズは、毎回編集がハードなのですが、今回は特に羽沢組の仕事としては時間的にも物量的にも(体力的にも)一番ではないでしょうか。これほどの数を写真や資料をスキャニングしたことはなかったぐらい、関係各社(者)の方々に写真や資料をたくさんお借りできました。そんな中から厳選して諸々掲載しています。
 もちろん、羽沢組としてデザインにしても執筆や各編集作業にしても精一杯やったつもりですし、編集チームのみんなも頑張ってくれたと思います。

 近日改めて内容の詳細をお知らせしますが、最近はイベントなどが自粛ムードで外出も控えておられる方も多いと思います。ぜひお求めいただいてご自宅でじっくりご覧になってモヤモヤを少しでも解消していただければ嬉しいです。

ゴジラvsキングギドラ コンプリーション
●3月31日発売予定
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税

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