林家染太の重いでーのアルバム!

落語家・林家染太が日々の徒然を語ります!

噺家入門22年目突入

2021年04月02日 | 日記
【😀噺家入門22年目突入😀】

師匠、四代目林家染丸に入門致しまして、はや21年が経ちました。
月並みですが、本当に月日が経つのは早いものですね。

21年前、僕は、なんばのワッハ上方7階、レッスンルームで行われました【島之内寄席】で弟子入りを致しました。

トリで師匠が【百年目】をされてました。
この落語が終わったら、楽屋へ行って弟子入りをすると思うと、心臓が飛び出しそうで、ドキドキが止まりませんでした。

必死の思いで、師匠に「弟子にしてください」とお願いしますと、「今日は忙しいから、改めて◯月◯日の、午後3時に、難波の高島屋の前に来なさい」と言われました。

アホな僕は、「これは絶対、弟子入りの試験だ!師匠は、僕が立って待っている姿を、どこかで見ているに違いない」と勝手に思い込み、当日、午後12時から3時間、ずっと高島屋の前で、直立不動で立っておりました。(笑)

時間通りに、来られた師匠に、高島屋別館の喫茶店に連れて行って頂き、色んな話をしてくださいました。
そして、「明日、履歴書を持って、自宅に来なさい」と言われました。

「噺家の入門にも、履歴書がいるなんて面白いなあ」と思いながら、その後、梅田の紀伊国屋書店で、一番高い履歴書を買ってきて、汚い字ながら、今まで生きてきた中で、一番心を込めて、一字一字、真剣に書きました。

次の日、師匠のお宅に参りまして、履歴書を提出すると、僕の履歴書の名前を見て、師匠が「ふえ~‼️」と叫ばれました。

僕の下の名前は【 志行( しこう)】と言います。
そして、師匠の下の名前はなんと【行志(こうし)】だったのです。(笑)

師匠「こんな偶然があるんやなあ。親に感謝しなさい。弟子にしましょう」と弟子に取って頂きました。

僕は弟子入りの時に、猛反対された親のお陰で、弟子入りすることができたのです。

人生ってホント面白いですね。😀

僕は、今まで、師匠をはじめ、先輩、後輩、お客様、両親、色んな方々のお力を借りて、噺家を続けてくることができました。

これからも、このご恩を忘れず、一生懸命、
芸道に精進して参りたいと思いますので、変わらぬご贔屓のほど、何卒宜しくお願い致します。

林家染太拝
コメント
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