林家染太の重いでーのアルバム!

落語家・林家染太が日々の徒然を語ります!

ありがとう2021年 さようなら令和三年

2021年12月31日 | 日記
【♥ありがとう2021 さようなら令和三年♥】
~😀染ちゃんとチャーチル首相と😀~

まもなく、2021年も終わります。
今年も、皆様には大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。😀

2021年も本当に激動の1年でございました。

今年の初めは、コロナ禍で落語会も、軒並み、中止になりました。
自分の独演会も、開催するか、どうか、非常に悩んでおりました。

そんな時、読んでいた本の中に、イギリスのチャーチル首相のこんな言葉が出てきました。

【凧は、風に向かっている時に最も高く上がる。
風に流されている時ではない】

この言葉に大変、感銘を受け、こんな時だからこそ、逆に攻めようと決意しました。

毎日、落語のお稽古をし、また、感染対策を十分に気を付けながら、繁昌亭で6回、独演会をやらせて頂きました。

こんなご時世に、来て頂けるだけでも有難いのに、なんと全公演、満員御礼‼️
お陰様で大変盛り上がりました。

こんなに有難いことはありません。
噺家冥利に尽きました。

ステイホーム明けに、初めて舞台に立った時、お客様からの拍手と、笑い声を聞いて、思わず泣きそうになってしまいました。

今まで【当たり前】だったことは、実は全く【当たり前】ではなく、非常に【有難い】ことなんだということを、本当に身に染みて感じました。

このご恩を胸に刻んで、感謝を大事に、これからも、芸道に精進して参りたいと
思います。😀

僕は毎年、大晦日の晩、紅白の「蛍の光」を聞いて、司会者の「良いお年~」からの「ゴーン」(ゆく年くる年)を観るのを楽しみにしております。(笑)😀
あの紅白の賑やかな喧騒からの、厳かな静けさが、もうたまりません‼️(笑)😀

除夜の鐘は、108つ打たれます。
108つは、煩悩の数です。
鐘を一つ打つごとに、今年、1年にあった
悲しかったこと
腹の立ったこと
寂しかったこと
辛かったこと
全部打ち消していってくれて、また、真っ白な白紙の状態で、新年が始まるそうです。

2021年、皆さんも色々ありましたよね。
僕もそうです。
でも、全部忘れて、まっさらな気持ちで、新しい年を迎えようではありませんか?😀

皆様にとって、来年が素晴らしい1年になりますように。

どうぞ、笑顔で良いお年をお迎えくださいませ。

林家染太拝
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染ちゃんのアートの祭り‼️

2021年12月19日 | 日記
【😀染ちゃんのアートの祭り😀】
~上野リチ展in京都国立近代美術館~

京都の国立劇場近代美術館に、上野 リチ・リックスの展示会に参りました。
上野リチは、ウィーンと京都で活動した著名なデザイナーです。
ウィーンの裕福なお家に生まれ、ウィーン工房の一員としてテキスタイル・陶器・ガラス・七宝図案など幅広いジャンルで活躍されました。
そのプリント図案は「リックス文様」とも呼ばれ、大変高い評価を得ました。
また、京都の大学でも教授を勤め、沢山の
アーティストを育てました。

上野リチのデザインは、とっても可愛くて、
ポップで、優しさがあります。♥

今、このデザインを、バッグや財布として使用しますと、大変お洒落で格好いいですね。😀

#上野リチ #京都国立近代美術館 #アート
#art #アートの祭り
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事始め~噺家修行青春の日々

2021年12月14日 | 日記
【😀事始め~噺家修行青春の日々~😀】

毎年、12月13日は【事始め】の日です。
【事始め】は、今現在、噺家の世界と、躍りの世界にしか残っておりませんが、師匠のお宅に、弟子達が1年間のお礼を言いに参ります。

午前中に、師匠のお宅を一門みんなで大掃除して、午後からスーツに着替えて、事始めの儀式を行います。
いつもですと、この後、楽しい飲み会が始まるのですが、このご時世なので、残念ながら、自粛致しました。

師匠のお宅を掃除しておりますと、いつも、弟子修行時代の自分に戻れます。

3年間、師匠のお宅で、掃除、洗濯、食事、車の運転、ご近所付き合いから、犬の散歩まで、色んな経験をさせて頂きました。

また、毎日、師匠から落語、踊り、太鼓、三味線の稽古をつけて頂き、歌舞伎や狂言、お芝居や映画など、色んなエンターテイメントのことを教えてもらい、本当に貴重な時間を
過ごさせて頂きました。

僕は、要領の悪い、本当にどんくさい弟子で、師匠には、よく怒られましたが、今、考えるとこんなに有難いことはございません。

ある時、師匠のお宅に、新聞社記者の方が来られまして、師匠にインタビューをしておりました。

記者の方が、台所で皿洗いをしている僕を見つけて
「師匠、あそこにいらっしゃるのは、お弟子さんですか?」と尋ねられました。

師匠「そうです。どんくさい弟子でね。本当に手間がかかるんですわ」

記者「師匠も大変ですね」

師匠「でもね。手間のかかる弟子は、手間をかけたったらええです。手間をかけたるとね、人より時間はかかりますが、おでんと同じで、少しずつ、少しずつ、ええ味を出してくるんです。」

僕は皿洗いしながら、涙が止まりませんでした。

ほんまにええ師匠に弟子入りできて、僕は本当に幸せです。😀

少しでもええ味の出る噺家を目指して、日々、芸道に精進して行こうと思います。
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染ちゃんのお芝居鑑賞会 「消えない絵」

2021年12月12日 | 日記
【😀染ちゃんのお芝居鑑賞会😀】
~「消えない絵」~

サンケイブリーゼに「消えない絵」という芝居を観に参りました。

ゴッホとゴーギャンの不思議な友情関係を描いた芝居です。

売れっ子劇作家、大宮エリーさんの独特な切り口と、片桐さんと板尾さんのコミカルなお芝居、そして、真心ブラザーズの生演奏による名曲の数々、とっても楽しいエンターテイメントでした。😀

ゴッホは生前、絵が全く売れませんでした。
自分の目指している芸術と、世間とのズレに大変悩み続けましたが、その反面、人に評価されなくても、自分の納得のいく絵を思う存分、描き続けることができて、幸せな部分もあったと思います。

一方、ゴーギャンは、売れっ子画家でした。
世間からも大変評価され、名声も勝ち取り、裕福になって行きましたが、その反面、「自分の本当にやりたい芸術とは何なのか」ということに苦しみました。

個人と大衆、アートとビジネス。

現代落語にも通じる所があって、大変考えさせられました。

#消えない絵 #サンケイブリーゼ #板尾創路 #片桐仁 #大宮エリー #芝居
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