落語家から見る日本対ポーランド戦！😄

【😄落語家から見る日本VSポーランド戦⚽】

　ワールドカップ、日本対ポーランド戦、最後はモヤモヤしましたよね。サッカーど素人ながら、
「日本代表、何してんねん！時間を潰して、何がフェアープレーポイントや！勝って決勝いけ～！」と思ってたんですが、ハッと思うことがありました。
それは、ある落語会のことなんです。
　ある団体の集まりで落語をして欲しいと言われていったのですが、お客様が60歳以上の男性のお客様ばかり。
うちの父親もそうですが、この世代の男性のお客様はなかなかお笑いにならないんです。
男子たるもの歯を見せて笑ってはいけない。
その日は、その最たるもので、普段なら爆笑をとるはず話を色々喋ったのですが、全くウケない。クスリともしない。
噺家の皆さんは、必ず体験したことがあると思います。😄
　色々頑張って、頑張って、頑張っても、もう手の打ちようのない時、どうする
「スベる」というリスクを避けるためにはどうしたらいいのか？

それは、究極「ボケない」ことなんです。😄

芸人は、笑いを取りに行くのが生業ですから、めちゃめちゃ不本意です。
本当に不本意！
ですが、年間、何百という高座を務めていると、プロの世界ではこういう時もございます。
そういう時は、無理にボケずに、タメになる話や、感動する話、手のくるような素晴らしい話をするようにします。
　
　不本意ですが、「スベる」という最大のリスクを避けるために「ボケず」に、感動する話で乗り切る。
これは、「点をとられて負ける」という最大のリスクを避けるために、不本意ですが「攻めずにパスを回して乗り切る」、西野ジャパンのこないだの試合とよく似ています。
　職種は全然違いますが、監督の辛い気持ちがわかるような気がします。