林家染太の重いでーのアルバム!

落語家・林家染太が日々の徒然を語ります!

河豚鍋と私

2018年02月11日 | 日記
 本日は、母校関西大学の校友会高槻島本支部で落語会をやらせて頂きました。
 会場は【山水館】という、摂津峡に面したとっても風情のあるお座敷でした。
今日は、この時期ピッタリの落語【河豚鍋】を一席。
この噺は林家のお家芸で、僕も大好きなネタです。
ただ、今の世の中と少し合わない部分がありまして、色々考えてちょっとだけ演出を変えてやらせて頂いております。
噺家は、自身が演者であり、脚本家であり、演出家であり、プロデューサーでもあります。
僕は、先人の残してくれた財産を大事にしつつ、300年続くこの落語をアップデートしていきたい、良いアレンジャーになりたいと思っております。
先輩方もそうやって、落語を受け継いでこられました。
落語は、能や狂言とは違い、伝統芸能であって古典芸能とは少し違います。
枠を守りつつ、飛びすぎない程度に今のお客様に合うようにしていく。
そして、物語の絵が浮かび、背景が見え、笑えたら最高!😆
 さて、この噺。
アツアツで美味しそう河豚鍋の情景、【毒】というキーワードによる人間関係のパワーバランス、そして、この噺が今の世の中の倫理観とどうマッチして行くか、実は考えるとなかなか難しい噺なんです。
(お客様は気軽に楽しんでくださいね。😄)
本日は有難いことに、大受けでした。
やったー!😄\(^o^)/😄

落語会の後、お食事だったのですが、メインディッシュがなんと【河豚鍋】!😆

お客さん「染太さん、さすがですね。落語会の前に料理長に今日の献立を聞いて、あの噺をされたんですね?」

染太「は、はい!」😄
コメント
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