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大阪都構想の論点

2020-10-04 | 関西ローカル

未だ、正式ではないが、11月1日に、大阪市の住民投票が行われる予定です。

今回の大阪都構想住民説明会は、全8回です。

今日開催の説明会が、最後となります。

その説明会の状況は、ここを参照してください。

https://www.youtube.com/watch?v=zKb-BcCOB2Q

 

産経新聞でも、特集を組んでおります。

その内容は、ここを参照してください。

https://www.sankei.com/west/topics/west-36880-t1.html

 

私が考える本質は、次の点です。

東京・23区の人口は、960万人。

東京都全体では、1400万人です。

→ https://mansionmarket-lab.com/tokyo-population-ranking

一方の大阪の24区の人口は、270万人

大阪府全体では、880万人です。

→ https://chimei.jitenon.jp/jinko/ken.php?num=27

 

人口が凄く違うのに、24区もある大阪市。

東京・23区に張り合って、1区多くしたのは、明らかです。

そのため、大阪市の1区当たりの平均人口は、11万人。

行政では、5万人以上から市になり、11万人は、他の多くの市と同じ規模です。

 

50万人以上の政令指定都市については、ここを参照:

→ https://www.soumu.go.jp/main_content/000450998.pdf

東京・23区の1区当たりの平均人口は、42万人。

因みに、横浜市(18区、376万人)の一区当たりの人口は、21万人。

大阪市の異常なほどの低さが分かります。

都構想反対派の人はこれについては、一切の説明はありません。

大阪市は、効率の良い行政規模ではないと言うことです。

東京23区の一区当たりの平均人口で見ると、42万人ですが、千代田区(7万人)、中央区(17万人)のような、特異なビジネス街が存在しての人口です。

 

また、大阪府に占める大阪市の人口割合は、31%。

一方の東京23区の東京都の人口割合は、69%です。

大阪府に占める大阪市の比率は高くありません。

大阪市は、大阪府を代表した市では無いと言うことです。  

 

予算面では、大阪市の予算は、3.45兆円。

大阪府の予算は、5.44兆円。

大阪府と張り合える予算を持っていることが分かります。

23区の予算でも、3.88兆円。

大阪市は、如何に多くの予算を持っていたのかが、分かります。

だから、大阪府と張り合って、無駄な施設を、沢山、作っていたのです。

 

大阪市の無駄な予算を削れば、大阪府全体が良くなります。

自民党をはじめ、共産党の政党が、大阪都構想の廃止を狙っている理由が明白です。

大阪市議の既得権が剥奪されるからです。

大阪市民にとっても、無駄な経費が削減されます。

 

大阪都になるのかは、置いといて、大阪市24区を、4区にする方向の都構想の実現を期待しています。

大阪市民でない、大阪府民の住民投票ができるようにするためにも、今回は賛成多数になって欲しいです。

大阪も、東京都並みに、人口7割の特別区になるようにして欲しいです。

大阪都構想の将来は、隣の堺市を取り込み、大阪市と隣接する市(吹田市、池田市等)も取り込んでいこうとしております。

今回の大阪市の住民投票は、その構想の出発点になるものです。