仕事でとある外部機関の審査を受けることになりました。
その審査官の他社の審査時のご経験について 「実名は伏せますが、」 と前置きしたうえで
面白いお話をいろいろしてくださいました。
そのうちのひとつ。非常口についてのお話。
本来、その機関の審査項目ではないのですがその方は非常口について確認をするのだそうです。
法の遵守についてのその会社の姿勢が非常口の扱い方で少し類推できるのだそうです。
そんな非常口の扱いで特にひどかった例を二つ話してくださいました。
①非常口に外側から鍵がかかっていた。…万一の時非常口で行き止まりです。
②二階の非常口のドアを開けると外には何もなかった。階段はおろか梯子すらなかった。
…万一の時非常口を開けたら逃げ道がありません。
どちらの場合も万が一のときにそんな非常口に辿り着いた時の絶望感を考えるとそんな会社には
いたくありません。
しかし、どちらの例も小売業の会社の話で万一の場合は不特定多数の人がその非常口を利用する
ことになるのだそうです。
しかも名前を言えばすぐ判るような企業でのお話だそうです。
皆さんの会社の非常口はどうなっていますか。
きっとこの審査官のおっしゃるようにその会社の姿勢を映しているかもしれませんよ。
