ツイートなんてまとめ出したら、
なかなか私生活のことを改めて書く機会もなくなってきたのですが
のん太もタケもスクスクと元気です。
タケはそろそろ10ヶ月、つかまり立ちなど余裕でこなすようになりました。
高速ハイハイで、極上の笑みを浮かべながらハハの方へ突進してくることも多く
カワイイったらありゃしない。
そんなタケを見て、危機感を募らすのん太は
何度目かの赤ちゃん返りをしています。
タケを抱こうとしたタイミングで、ハハに縋って「抱っこして~」と泣いたり
タケがしていることと同じこと(マグで飲むとか、ぼーろ食べるとか)しないと気がすまなかったり
赤ちゃん猫ちゃんごっこ(ややこしい!)と称して、
「抱っこしなきゃ歩けないニャン」「赤ちゃんだから一人でできないニャン」ってキャラになったり
なかなか面倒くさい展開です。
よっぽど最近の子育てには体力を使っているらしく、
先ののん太のスクールホリデーで
2週間どっぷり2人育児をしたところ
ハハの体調がすっかりおかしくなると言う…。
まあ、自身の体力の衰えもひしひしと感じてしまったわけですが。
そんな日々を過ごしている最近。
立て続けに、子育てに関するなかなかいい文章を目にする機会があったので
ご紹介を。
ひとつ目は、詩です。
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『今日』 (伊藤比呂美訳)
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう
人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの? とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって。
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ。
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作者は、ニュージーランドのおかあさんだそう。
引用元は
こちらで、英語原文も読めます。
こういう気持ちって、母親ならみんなわかると思う。
世界共通なんだねぇ。
次は、パパの目線で書かれた子育てブログ。
実は私は、イクメンという言葉が嫌い。
…というか、
「ぼく、イクメンしてるんで~(どやっ!)」って人が嫌い(笑)。
でも、この記事の内容はとてもいいです。
『子育て奴隷船の4日間から』
少し抜粋。
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●子育て業界 その驚きの黒さ
4日間就職してみて実感したのですが、子育て業界は余人の想像を遥かに超えてブラックです。
従業員に対して容赦ない長時間労働を強要する上に、サビ残がデフォルト。
クライアント(赤子)からのクレームの頻度、理不尽さたるや筆舌に尽くしがたく、さらに日本語は通じない。
有給無し、社保無しなんてあたり前!昇給賞与どころか給与すら無し。
しまいに経費は全額自腹という斜め上の展開も日常茶飯事。
労基職員も裸足で逃げ出す、奴隷船の船底みたいな就労環境です。
●小物だからこそ
悲しいことに我々は、相手の境遇に対する想像力を欠いた結果として、そんな業界で日夜戦っている自分のパートナーに対して、「俺も仕事で疲れているんだ。」とか「子どもがいるせいで好きなことができない。」などと言いたくなってしまう場合があります。
でもそれって、奴隷船で必死に船漕いでる自分のパートナーに対してムチを振り下ろしながら「あと10ノット加速~」って言ってるのとたいして違わないと思ったほうがいいでしょう。
そりゃ革命もおきるわって話ですよ。
それ以前に、結婚した相手に対してすることじゃないような。
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結局ね、社会勉強としてイクメンするのもいいけど
男の人は頑張ってお仕事してくれてるんだから、
子育てを全部肩代わりすることはできないし
しようと気負う必要もないと思うんですよ。
毎日早く帰ってきて
「ぼく、イクメンだから毎日子どもをお風呂に入れてるんです(どやっ!)」
って人よりも
お風呂入れるのはたまにでいいので
こういうことちゃんとわかってくれるパパがいいなぁ、と思います。
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