★ のん太とタケの新加坡通信 ★

シンガポールでの生活と子育ての記録

子育て頑張るママたちへ

2011年07月07日 | その他
ツイートなんてまとめ出したら、
なかなか私生活のことを改めて書く機会もなくなってきたのですが
のん太もタケもスクスクと元気です。

タケはそろそろ10ヶ月、つかまり立ちなど余裕でこなすようになりました。
高速ハイハイで、極上の笑みを浮かべながらハハの方へ突進してくることも多く
カワイイったらありゃしない。

そんなタケを見て、危機感を募らすのん太は
何度目かの赤ちゃん返りをしています。
タケを抱こうとしたタイミングで、ハハに縋って「抱っこして~」と泣いたり
タケがしていることと同じこと(マグで飲むとか、ぼーろ食べるとか)しないと気がすまなかったり
赤ちゃん猫ちゃんごっこ(ややこしい!)と称して、
「抱っこしなきゃ歩けないニャン」「赤ちゃんだから一人でできないニャン」ってキャラになったり
なかなか面倒くさい展開です。

よっぽど最近の子育てには体力を使っているらしく、
先ののん太のスクールホリデーで
2週間どっぷり2人育児をしたところ
ハハの体調がすっかりおかしくなると言う…。
まあ、自身の体力の衰えもひしひしと感じてしまったわけですが。




そんな日々を過ごしている最近。
立て続けに、子育てに関するなかなかいい文章を目にする機会があったので
ご紹介を。



ひとつ目は、詩です。




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『今日』 (伊藤比呂美訳)


今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう

人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの? とか

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって。

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ。

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作者は、ニュージーランドのおかあさんだそう。
引用元はこちらで、英語原文も読めます。
こういう気持ちって、母親ならみんなわかると思う。
世界共通なんだねぇ。



次は、パパの目線で書かれた子育てブログ。
実は私は、イクメンという言葉が嫌い。
…というか、
「ぼく、イクメンしてるんで~(どやっ!)」って人が嫌い(笑)。

でも、この記事の内容はとてもいいです。
『子育て奴隷船の4日間から』

少し抜粋。


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●子育て業界 その驚きの黒さ

4日間就職してみて実感したのですが、子育て業界は余人の想像を遥かに超えてブラックです。

従業員に対して容赦ない長時間労働を強要する上に、サビ残がデフォルト。
クライアント(赤子)からのクレームの頻度、理不尽さたるや筆舌に尽くしがたく、さらに日本語は通じない。
有給無し、社保無しなんてあたり前!昇給賞与どころか給与すら無し。
しまいに経費は全額自腹という斜め上の展開も日常茶飯事。

労基職員も裸足で逃げ出す、奴隷船の船底みたいな就労環境です。

●小物だからこそ

悲しいことに我々は、相手の境遇に対する想像力を欠いた結果として、そんな業界で日夜戦っている自分のパートナーに対して、「俺も仕事で疲れているんだ。」とか「子どもがいるせいで好きなことができない。」などと言いたくなってしまう場合があります。

でもそれって、奴隷船で必死に船漕いでる自分のパートナーに対してムチを振り下ろしながら「あと10ノット加速~」って言ってるのとたいして違わないと思ったほうがいいでしょう。
そりゃ革命もおきるわって話ですよ。
それ以前に、結婚した相手に対してすることじゃないような。

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結局ね、社会勉強としてイクメンするのもいいけど
男の人は頑張ってお仕事してくれてるんだから、
子育てを全部肩代わりすることはできないし
しようと気負う必要もないと思うんですよ。

毎日早く帰ってきて
「ぼく、イクメンだから毎日子どもをお風呂に入れてるんです(どやっ!)」
って人よりも
お風呂入れるのはたまにでいいので
こういうことちゃんとわかってくれるパパがいいなぁ、と思います。




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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
報われる詩。。。 (chibigohan)
2011-07-08 17:00:02
のん太さん、素敵な記事をありがとう~!
毎日子育てにどっぷりの日々を送っていると、ハァ~何やってるんだろうと思う瞬間も度々。疲れてるときとか、子供とケンカした後とかね。
でも、子供にとって大切なことをやってるんだよねそう言ってもらえると、とっても報われた気分になりました。

そうそう、今月末に再びシンガポールに行くことにしました去年とっても楽しかったので。マリーナベイサンズに泊まってきます~(大興奮)!
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素敵な詩ですね (wani)
2011-07-08 23:17:55
じーんときました。
私は疲れていると家事を理由に子供の相手をサボることもあるけど、どっちが大事かって当然育児のほうが大事なんですよね。。。
今日は仕事を半休取ってのんびりしたので夕方から娘の相手を真面目に(?)やりました。
とっても楽しそうだったなあ。
いつも真面目に遊んであげなきゃな、と少し反省・・・。
返信する
ありがとう! (rury)
2011-07-08 23:43:36
ママ共感のとっても素敵な詩に、パパ目線の理解ある記事だね。
紹介してくれてありがとう!
これ読んで、まだ娘が小さかった頃の大変な時期を思い出したな~
どんなに育児や家事を頑張っても、お給料がでるわけでもないし、
ましてや昇給もない。
そして24時間休みなし(>_<)
我が子の笑顔や旦那のねぎらいの言葉だけが報酬だもんね。
我が家はイクメンとは程遠いパパだけど、私が家事をさぼってても
さほどうるさく言わなかったから、きっと理解してくれてたんだろうなぁ。
逆に仕事で疲れたパパに対して、こっちもいたわる気持ちを持たなきゃなぁと
あらためて考える機会となりました。
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途中でコメ切れちゃった (rury)
2011-07-08 23:48:07
育児は、子供の笑顔と旦那のねぎらいの言葉が報酬だもんね。
我が家は、イクメンとは程遠いパパだけど、私が家事をサボっても
うるさく言わなかったから、きっと理解してくれてたんだろうなぁ。
私も、仕事で疲れたパパをもっといたわる気持ちを持たなきゃいけないと
あらためて考える機会となりました。
返信する
いいね (アレクサン)
2011-07-09 14:07:17
2つとも、とってもいい。
1つ目のニュージーのお母さんの詩は、読んでいて子供達が乳児だった頃の自分を思い出しました。あの頃はそんな日々が永遠に続くのかと錯覚していて、髪振り乱して私、疲れてたなぁ。。。改めて我が子の成長を教えてもらった気がします、ありがとう。
母親業(主婦兼)って、給料換算すると年収1千万円以上になるんだってね。
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赤ちゃん言葉 (えみち)
2011-07-11 14:03:11
はるかちゃんこの間はどうもありがとう!

「今日」の詩に感動しました。
最近「イケダン」雑誌でよくみるんだけど、ほんとにこんなパパいるんだーすごいって思ったいたところです。でも「イケダン」に関してははるかちゃんに同感です。

あと、赤ちゃんかえり。。
私は妊娠もしていないのに、最近優奈がニャンニャン話して何いっているかわからないことがあって、いらいらいします。例えばだけど、「これいるの?」「ニャンニャン」。あと甘える時「ニャニャ・・・」と言っているよ。のぞみちゃんの場合赤ちゃん帰りという理由があるけど、うちの場合って!?ナゾ!!

返信する
お返事 (のん太)
2011-07-12 02:01:06
>chibigohanさん
何やってんだろ...って思うこと、多いですよね。
時計は進んでるのに、何一つ状況は変わってなくて
そして体力だけはものすごく消耗してるという(^-^;
いつになったら落ち着くんだろう。

シンガポール再来ですか!
サンズ、泊まったらあのプール入れるじゃないですか!
いいなぁ~\(^o^)/
楽しい旅行になりますように。

>waniさん
お仕事してたらほんと大変でしょうね!
子どもと遊ぶの疲れるってわかります。
私も最近、上とは真面目に遊んでないなぁ。
遊んでても、つい怒ってばかりになっちゃう(T_T)

ツイの方でも、お相手よろしくお願いします!

>ruryさん
子どもの笑顔と旦那のねぎらいの言葉...って
ほんとそうだね。
それがなければ、ほんとモチベーション下がる。

この話の流れで「もっと旦那をいたわらなきゃ」って
思考に至るruryさんは、いい奥さんだわぁ(*^ ^*)


>アレクサンさん
お、そんなコメントが出ると言うことは
もう髪振り乱して疲れてる日々は卒業したということね。
私はいつになったら卒業できることやら...。

イッセンマーン!私にもちょーだい!


>えみちさん
最近はイケダンと言うのね。
イクメンってもう古かった(^_^;)?

うちもニャンニャンでしか返事しないときある。
そのテンションに乗りきれないパパが、いつもイライラしてるよf(^_^;
こりゃ赤ちゃん返り関係無いね。全ての3歳女児が通る道なのかもしれない...。

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