■新幹線依存度
のど元過ぎればというにはわずか一週間前の計画運休でした。新幹線は便利だから市場に選ばれたという東西交通手段なのですけれども台風で計画運休すると東西交通に及ぶ影響が大き過ぎるようで。
京阪電鉄石山坂本線、いしやまさか本線ではなく、いしやまさかもと線、なのですけれども、ここもかつて京阪電鉄は東京へ路線延伸を目指していました、もちろん、かなり無理があるように思えるのですが鉄道省の東海道本線は速度の問題が有りましたから。
東海道本線は基幹路線であり、電化しない方針が定められていました。不思議に思われるかもしれませんが、電化した場合は架線などが空襲を受けて破壊された場合に復旧に時間を要する、というのが理由でして、基幹路線という位置づけは陸軍省が定めたものです。
瀬戸大橋に海軍省が反対した様なものです、計画として瀬戸内海の橋梁整備は戦前から構想がありましたが、呉軍港が封鎖される懸念から海軍省が反対していたため。さて東海道本線に話を戻しますと、並行で電化路線を整備すると旅客需要を得られる見込みはあった。
京阪線を今の時代に東京に伸ばす事は非現実的ではあるのですが、しかし、いま、東海道新幹線に日本の東西移動のかなりの部分を依存している為に、此処が計画運休になると万事休す、北陸新幹線や中央本線特急の輸送力では打つ手なし、という状況があります。
リニア中央新幹線や北陸新幹線大阪延伸、という代替交通手段は建築が進められているのですが、北陸新幹線は立山連峰を新潟県内へ大きく迂回する事で所要時間がかかり過ぎますし、中央新幹線については十年程度での東京名古屋部分開通にまだ現実味が有りません。
BRTバス高速輸送システム、首都圏と京阪神鉄道会社の高速バス網を国土交通省が音頭を取り合弁会社を成立させ、なんてことは現実味が無いですから、それでも例えば東京大阪間の移動にもう少し旅客機を選択できるような四発機解禁、は手遅れだけれど、規制緩和は必要と思うのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
のど元過ぎればというにはわずか一週間前の計画運休でした。新幹線は便利だから市場に選ばれたという東西交通手段なのですけれども台風で計画運休すると東西交通に及ぶ影響が大き過ぎるようで。
京阪電鉄石山坂本線、いしやまさか本線ではなく、いしやまさかもと線、なのですけれども、ここもかつて京阪電鉄は東京へ路線延伸を目指していました、もちろん、かなり無理があるように思えるのですが鉄道省の東海道本線は速度の問題が有りましたから。
東海道本線は基幹路線であり、電化しない方針が定められていました。不思議に思われるかもしれませんが、電化した場合は架線などが空襲を受けて破壊された場合に復旧に時間を要する、というのが理由でして、基幹路線という位置づけは陸軍省が定めたものです。
瀬戸大橋に海軍省が反対した様なものです、計画として瀬戸内海の橋梁整備は戦前から構想がありましたが、呉軍港が封鎖される懸念から海軍省が反対していたため。さて東海道本線に話を戻しますと、並行で電化路線を整備すると旅客需要を得られる見込みはあった。
京阪線を今の時代に東京に伸ばす事は非現実的ではあるのですが、しかし、いま、東海道新幹線に日本の東西移動のかなりの部分を依存している為に、此処が計画運休になると万事休す、北陸新幹線や中央本線特急の輸送力では打つ手なし、という状況があります。
リニア中央新幹線や北陸新幹線大阪延伸、という代替交通手段は建築が進められているのですが、北陸新幹線は立山連峰を新潟県内へ大きく迂回する事で所要時間がかかり過ぎますし、中央新幹線については十年程度での東京名古屋部分開通にまだ現実味が有りません。
BRTバス高速輸送システム、首都圏と京阪神鉄道会社の高速バス網を国土交通省が音頭を取り合弁会社を成立させ、なんてことは現実味が無いですから、それでも例えば東京大阪間の移動にもう少し旅客機を選択できるような四発機解禁、は手遅れだけれど、規制緩和は必要と思うのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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