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【G7X撮影速報】イギリス海軍アーガイル横須賀入港.クリスマスの日米英艦(2018-12-25)

2018-12-29 20:06:50 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■はたかぜ,横須賀基地帰港
 横須賀基地を撮影していますと府内の舞鶴基地と比較しまして出入港の多さから基地の規模を感じるところ。

 いずも停泊中。天皇誕生日の横須賀基地へイギリス艦アーガイル入港、撮影しましたのはクリスマスその日、そしていよいよ年の瀬でして、連休明け当日でもある訳です。しかし年の瀬という事もあり、要するに年末年始を母港で過ごすべく多くの護衛艦がいました。

 アーガイル、イギリス海軍が誇る23型フリゲイトの2番艦です。ヴェルニー公園から良く見える場所に停泊している。米軍桟橋に入港していましたが、これが海上自衛隊の吉倉桟橋や船越地区へ入港していますと、ヴェルニー公園からは見えにくかったかもしれません。

 おやしお型潜水艦の横須賀帰港となりました、クリスマスといっても我が国では平日ですので実任務は続きます。年末休暇が近い為という事でしょうか、もちろん海上防衛は24時間365日ではありますが、潜水艦はこの日にかなりの数が潜水艦桟橋に接岸していました。

 アーレイバーク級ミサイル駆逐艦のマストが林立する中の潜水艦おやしお型、クリスマスは普通に平日という我が国事情とは逆に米英諸国はクリスマス休暇中、という事ですので横須賀基地の米海軍横須賀施設には多数のアメリカ海軍艦艇が停泊していまして、迫力が。

 アーガイルと、おやしお型潜水艦、アメリカ海軍施設側に潜水艦隊司令部と潜水艦桟橋があります、そうりゅう型潜水艦が先に2隻めざし係留されていまして、こことは湾口側にも潜水艦3隻が接岸していました。海上自衛隊は現在潜水艦22隻体制へ増強事業を進める。

 はたかぜ帰港、これはこの日に行って良かった、ターターシステム搭載のミサイル護衛艦はたかぜ型一番艦の横須賀帰港です。はたかぜ型はイージス艦導入までの過渡期に導入された広域防空艦ですが、1980年代の護衛艦という事で非常に勇壮な艦容となています。

 G7Xでの撮影で同時にEOS-7Dでも撮影を継続しています、はたかぜ接岸は吉倉桟橋のようです。こうしますと、吉倉桟橋に接岸する前に艦首を外海側へ向けて停泊する為に、大きく一周して向きを変えるのですね。もっとも内陸へ艦首を向けて停泊することもあるが。

 きりしま吉倉桟橋に接岸しています、いずも接岸の桟橋が逸見桟橋、はたかぜ入港は曳船の支援を受けてそのまま向きを変えようとしている正にその瞬間です。横須賀基地の艦艇桟橋は主として吉浦桟橋の逸見桟橋、そして奥の吾妻島と水路隔てて船越地区があります。

 はたかぜ艦容を真横から拝見、艦首よりスタンダードMk13単装発射装置に51番砲とアスロックランチャーにSPG62イルミネータとハープーン発射筒と20mmCIWSに52番砲、はたかぜ型護衛艦の重厚な武装が艦型図のように見える。ここから後進して接岸します。

 あまぎり、あさぎり型護衛艦の四番艦が手前に。先ほど入港しましたミサイル護衛艦はたかぜ、イージス艦きりしま、背景に潜水艦の出港です。実はこの潜水艦は先ほど入港していました、おやしお型の出港の様子です。出入港訓練を行っていたのでしょうか、ね。

 おやしお型潜水艦の水中排水量は3500t、通常動力潜水艦としては世界的に見て大型に分類されまして、これは広大な日本領海と排他的経済水域にシーレーンを防衛する為に長大な航続距離を必要とされた為です。こうしてみてみますと、おやしお型は大きく見えますね。

 ステザムとアーガイル、ステザムはアーレイバーク級ミサイル駆逐艦13番艦です。満載排水量に二倍の開きがある点が艦容から良く分かります。そして少し見える艦尾が先ほど出入港訓練を行っていた潜水艦おやしお型で、こうして並ぶとやはり大きく見えるものです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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