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久居駐屯地祭(第33普通科連隊)展開を検討中の方へ

2006-04-11 15:41:38 | 北大路機関 広報

■北大路機関 広報

 四月二十三日(日)、三重県久居市に所在する陸上自衛隊久居駐屯地におきまして駐屯地祭が実施されます。この情報は陸上自衛隊中部方面隊ホームページにおいて公開されていました。

Img_0714  写真は本ブログにも短報を掲載しました第37普通科連隊駐屯地記念行事の写真ですが、久居駐屯地には第33普通科連隊が駐屯しています。

 第33普通科連隊は名古屋市守山区の守山駐屯地に司令部を置く第十師団指揮下にある部隊で、第37普通科連隊は伊丹市の千僧駐屯地に司令部を置く第三師団の指揮下にある部隊です。普通科連隊は、師団改編により従来の本部管理中隊、四個普通科中隊、重迫撃砲中隊に加えて対戦車中隊が新設されていますので、その作戦能力は従来編成のものと比べ大きく向上しているといえます。

Img_9866  駐屯地までの交通ですが、近鉄久居駅の徒歩圏内に駐屯地はあります。

 写真は明野駐屯地に向かう途上に撮影したもので、駅のホームの向うに“第33普通科連隊”という記載が為された建物が見えます。正門までの正確な距離は目下調査中ですが充分に歩いていけるという事がこの写真からお分かりいただけると思います。

 所要時間及び費用を挙げますと近鉄名古屋駅から急行で約73分、交通費は片道1040円です。また、写真には一般の駐車場のようなものが写っていますが、鉄道利用の方が無難でしょう。当日は多くの方が車両乗り入れをしますと周辺の交通に大きな影響が及ぶ事を留意した上で慎重にご検討下さい。

Img_9864  久居駐屯地に駐屯する第33普通科連隊は、中部方面隊で最も初期に軽装甲機動車の配備を受けた部隊で、推測ですが2001年度末に配備されたようです。2002年度の中部方面隊記念行事において第33普通科連隊の軽装甲機動車は観閲行進に参加しました。なお、確度の高い情報としまして、2001年度末に配備された軽装甲機動車は14輌といわれています。

 写真は同じく近鉄電車車内から撮影したものですが、車輌置場とみられる場所には多数の高機動車が配置されているのが確認できます。訓練展示の有無は不明ですが、実施されるのであれば、重迫撃砲、対戦車ミサイルと協同し、普通科部隊による攻撃前進や占領、若しくは閉所戦闘の様子が展示されるのかもしれません。

Img_0378  観閲行進に参加する車輌は不明ですが、恐らく今津駐屯地からは第十戦車大隊の74式戦車が、豊川駐屯地からは第十特科連隊のFH-70榴弾砲が、春日井駐屯地からは第十後方支援連隊や第十施設大隊、第十偵察隊が、そして明野駐屯地からは第十飛行隊のヘリコプターが参加すると思われますが、2005年度第十師団記念行事では、UH-1J×1、OH-6D×2、UH-60JA×1、CH-47D×1の祝賀飛行が行われ、特にUH-60JAやCH-47Dは第十飛行隊以外からの参加ですから、地理的に近い事もあり、最新鋭のAH-64D戦闘ヘリコプターの祝賀飛行参加も僅かではありますが期待できます。

 久居駐屯地祭へのお出かけを検討中の方は以上の情報を参考にしていただけると幸いです。

北大路機関

(本情報は北大路機関の行動計画に基づき収集したもので変更などの情報は各自自己責任にて実施をお願いします、明示の展示内容は天候その他により変更される事がありまして、その実施を北大路機関が保証するものではありません)

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