免疫革命 | |
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講談社インターナショナル |
「免疫革命」をはじめ、多数の著書のある安保徹先生の講演を聴きに行ってきました。
安保先生は以前から鍼灸の「刺絡」にも注目されていますので、以前から興味がありました。
「昔は飢えて寒くてという環境で交感神経優位だったから青ばなをたらした子供が多かったでしょ。
でも今はいないですね。
そのかわりに、副交感神経優位でなるアトピー、喘息が多くなりました」
東北訛の混ざった朴訥な口調。
わかりやすい例を挙げて先生の理論の説明が始まりました。
免疫力を担っているのは血液中の白血球で、それは顆粒球とリンパ球に大別される。
交感神経優位になると顆粒球が増加し組織を障害し化膿性の炎症が起きる。
副交感神経優位になるとリンパ球が過剰になりアレルギー疾患が起こりやすくなる。
この白血球の中の顆粒球とリンパ球の割合は自律神経にコントロールされており、自律神経はその人の精神状態により変化する。
原因不明の難病やガンも、じつは全て原因が解明されている。
無酸素状態の解糖系に、ミトコンドリアが入ってきたというところから
先生の理論の説明が始まりました。
東海林のり子さんとの対談では安保先生の1日の過ごし方も紹介。
日の出と共に起き雑巾がけなどして体を動かし、日中は目一杯仕事(交感神経優位)
↓
6時には帰宅しモーツアルトか演歌を聴く。
↓
入浴、夕食、韓国語の勉強等趣味の時間
↓
9時に就寝
一番印象に残ったのは
「生き方の間違いが原因でなった病気を、薬で治すことはできない」
という言葉。
高血圧といっても、先生が医師になった頃の正常値は180以下だったのに
今は140。コレステロールも善玉とか悪玉とか勝手に解釈しているけれど
それはおかしい。
どちらも元気で活動的な人は高くなる数値であり、薬で下げるものではない。
東海林のり子さんも先生の大ファンで、枕元には先生の本を5冊くらい置き熟読し、
病院へはお産の時以外行ったことがないそうです。
医者に頼らず、自分で治す。
安保先生の考え方は、これからの時代にこそ必要とされるのではないでしょうか。
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