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先日,大友一夫先生の診察を見学させていただきました。
大友先生の素晴らしさを語るには,最低三日はかかるので
後日シリーズにする予定です。しかし,その前に今まさに
シーズンのヒノキ花粉に対する処方を教えていただいた
ので,先生の許可のもと公開します。
「ヒノキの花粉は,奥に熱をこもらせるようなかんじなんだよね」
......さすが大友先生。
言われてみれば確かにそうです。
このところ,鼻水が流れる花粉症の患者さんは減り咳,のどや
皮膚の炎症を訴える方が増えていました。それに対して大友
先生はヒノキ花粉処方を創薬し,患者さんからの反応も良い
ようです。
先ほど電話でうかがったお話では,10人に1人くらいは効か
ない人もいるとのことでしたが,それでもかなりの治癒率です。
ヒノキ花粉処方
麻黄 3
薄荷 1
五味子3
黄連 1
半夏 0.5
白朮 3
生姜 1
大棗 3
原末を使用.
1回0.3g
エキス剤で代用するとすれば
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
+
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
を2:1の割合でというかんじですが,五味子と薄荷が抜けるので
ハッカの飴をなめるか,ハッカのアロマオイルで代用すればより
近くなると思います。