アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

河童忌、そしてやっぱりサッカーの話

2007年07月24日 17時10分55秒 | つれづれ
きょうは河童忌(芥川龍之介の忌日)。

名古屋は今日もよく晴れ、蝉の声も日増しに多くなってきた。
今朝はベランダの壁面に蝉が一匹飛んできたが、
しばらくの間そこにとどまっていただけで、ひと鳴きもせずに
どこかへ行ってしまった。
ベランダで蝉が鳴けば、その反響のすさまじさに
辟易としてしまうものだが、いざ鳴くかと待っていて
鳴かずに去られてしまうと、なにやら寂しく感じるのであるから、
おかしなものだ。


*
中日新聞(朝刊)に連載中の宮城谷昌光さんの「新三河物語」が
今日でちょうど連載200回目になった。
連載51回あたりからこの「新三河物語」のところを
毎朝鋏で切り取って読むようになった。
新聞のなかに組み込まれているものを読むのと、
切り取って卓上にその小説のところだけを置いて読むのとでは、
いささか味が違う、とわたしは思っている。
挿画の村上豊さんの絵も小説によくあっていて、
いつか印刷ではなく、実際に描かれた絵を拝見してみたいと思う。


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プロ野球は今日から後半戦がはじまる。
わが家のちび鯱(五歳)はドラゴンズが勝てば踊るように喜び、
負ければ時に悔し泣きをするようになった。
さて今日はどうなるか。ナゴヤドームで対阪神戦である。

今はちょうどサッカーのアジア杯も開催されているので、
私としてはどうしてもそちらのほうに意識が集中してしまう。
明日夜には準決勝・日本vsサウジアラビア戦がある。
この大会、今回はタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアの4か国による共同開催なのだが、
どうにも気象条件が厳しく(<暑くて湿度が高い)、
そのうえピッチの状態がいまひとつで、
先日の韓国vsイランの試合では、
テレビで見る限り、芝生がはげているところだけでなく、
青々とした芝のその下の地面の凸凹がはげしいように思われた。
どのような状況であっても、相手も同じ状況下にあるのであり、
それを言い訳にはできない辛さはある。
毎試合よく働いている鈴木啓太(レッズ)、阿部勇樹(レッズ)を、
頭の下がるような思いで見ている。
そして日本代表を一度は引退宣言したものの、
早々に代表復帰してくれたDF中澤祐二(マリノス)を
毎試合頼もしく思うのだった。
もちろんジュビロゆかりの選手川口能活(ジュビロ)、高原直泰(フランクフルト)の活躍も見逃してはいない。
が、この話はいずれまたの機会に。


このアジア杯がはじまる少し前から、
U-20ワールド杯カナダ大会2007も開催され、
「吉田JAPAN」ことU-20日本代表の予選突破なども
7月上旬のあかるい話題であった。
このチームのコーチを、かつて「オフトJAPAN」時代に
不動のボランチ(守備的MF)であった森保一(もりやす・はじめ)氏が務めていた。
「オフトJAPAN」の頃を思うと、
あれから長い年月がながれたのだなあとしみじみしてしまう。


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ああ、そしてやはり、今日は河童忌である。
芥川龍之介が亡くなって、ちょうど八十年になるのだという。


・暁闇を弾いて蓮の白さかな  (芥川龍之介)






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画像は「写真KAN公式サイト」さんよりお借りしました。

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