《 流行語大賞 》
第7位/ こだまでしょうか
こだまでしょうか
震災後テレビで毎日流れた
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大正の詩人 金子みすず
離婚直前の悲しみの中で生まれた詩
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愛と悲しみの詩
「こだまでしょうか」
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう
「ばか」っていうと
「ばか」っていう
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「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう
そうして、あとで
さみしくなって
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「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう
こだまでしょうか
いいえ、だれでも
金子みすずの秘密 1
みすず幼少期・・・父を大陸で亡くし、心の拠り所だった弟は書店経営の伯父の家に引き取られます 弟、成人し劇作家を夢見上京 みすずも伯父の書店に就職します 勧められ店の番頭と結婚一女を授かります みすずとの結婚で夫は書店の後継者を夢みます
人生は無常・・・一方東京で劇作家を目指していた弟、夢を途中で断念せざるを得ない状況になり実家へ戻ります 夫は書店の経営を諦めざるをえませんでした
人生の転機を迎えた夫婦・・・夫は生活が荒れ酒に浸り、みすずの童謡詩人達との文通を禁止します みすずが詩人として活躍することも禁止しました おまけに女遊びの放蕩生活、みすずに淋病を感染させます
早すぎる人生を自ら閉じました(26歳)
1930.3.9(S.5)撮影
金子みすずの秘密 2
20代のみすず・・・夢に向かって大きく歩き始めました 将来の夢や希望がいっぱいあった青春時代 しかし結婚によって才能を発揮する機会を大きく縮めてしまいます 悲しい結婚生活でした
離婚調停中の死去・・・1926年正式離婚協議中、娘の親権をめぐり苦悩 「娘は夫の元では幸わせにはなれない」と思い詰め、一人娘の親権のゴタゴタを憂い26歳の若さで自ら命を絶ちます(1930・3・10(S.5) みすずの長女・上村ふさえさんは今年82歳、健在 亡くなる前日撮った写真を残しました
上村ふさえさん
みすずの一人娘(82歳)
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「童謡詩人中の巨星」
西條八十に絶賛される
金子みすず物語
矢崎節夫著 JULA出版
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