ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「七曲署捜査一係'78~'79」

2020-05-07 22:22:04 | 刑事ドラマ'70年代








 
マスコットガール(内勤女子職員)が3代目「アッコ」から4代目「ナーコ」に交代されてからの藤堂チーム=七曲署捜査第一係のメンバーは、以下の通り。


☆☆☆☆☆


ボ ス=藤堂俊介(石原裕次郎)


ボ ン=田口 良(宮内 淳)

ロッキー=岩城 創(木之元 亮)


ゴリさん=石塚 誠(竜 雷太)

殿 下=島 公之(小野寺 昭)

長さん=野崎太郎(下川辰平)

ナーコ=松原直子(友 直子)


山さん=山村精一(露口 茂)


☆☆☆☆☆


まったくの新人(というより素人)である友直子さんの存在は確かにフレッシュそのものだけど、出番は少ないですから番組の雰囲気を変えるほどの影響力はありません。

ファンとしてボンの延命は嬉しいことだし、ロッキーとの迷コンビも観てて楽しいんだけど、やっぱり飽きちゃうんですよね。せめてオープニングのタイトルバックぐらいは一新して欲しかった!

本来『太陽にほえろ!』は新人刑事の成長を描くドラマであり、登場編はもちろん、色んな「初めて」を経験するエピソードが番組のイベント、言わばマンネリ予防のカンフル剤になってた筈で、それが無くなると毎回ただ事件を捜査して解決するだけのお仕事ドラマになっちゃう。

少なくとも私は、そんな番組に魅力を感じないワケです。どんな事件が起ころうが誰が犯人であろうが興味なし。若きヒーローが悪党どもをぶん殴って成敗する、そんな痛快な姿こそを観たいんです。

刑事たちがあまりに優等生で人格者になり過ぎて、枠から一切はみ出なくなっちゃったことが何より不満。

最初からスーパーヒーローだったボスや、最初からつまんない男の殿下なんかは、まあ仕方がない。個人的に一番残念なのは、ゴリさんがあまりにご立派な人格者になり下がったこと。この人はもっと熱くて単純で暴れん坊で食いしん坊だった筈なのに、いつからそんな二枚目(内面のこと)になったの? なに気取っちゃってんの? って言いたくなります。

もはやベテランですから今さら退化できないんでしょうけど、ボンなんかは幾度となく成長を「無かったこと」にされ、人生ゲームみたいに一進一退を繰り返してますからね。岡田晋吉さん、いくらなんでも竜さんをエコヒイキし過ぎてませんか?なんて思っちゃう。

ゴリさんは「ジス・イズ・太陽」で番組を象徴するキャラクターですから、ゴリさんがつまんないと番組もつまんなくなる。

もうすぐ『太陽~』が王座から陥落するのを知ってるから言ってるんじゃなくて、当時ホントに毎週「なんかつまらんなあ」って、思いながら観てました。それが私だけじゃなかった事が、もうすぐ証明されるワケです。

あまりにも真面目すぎます、ご立派すぎます。この国のテレビ界を背負った気でおられたんだとしたら、それはちょっと傲慢だったんじゃないですか?

……って、クドカンさんが言ってました。私は全然そんなことは思わないんだけど。

殿下の悪口なんかも全部、クドカンさんの命令で書かされただけなんです。
 


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